2007年12月23日日曜日

クリスマス(イブの出来事)


日本でも歳末助け合いがあるように、こちらでもクリスマスの季節には寄付を集めたり、困っている人を助けたりと言うことが盛んになります。

去年のクリスマスのことなのですが、12月25日にが日本から到着予定でした。
公共の交通機関がないので(ワゴンタクシーはあるのですが、予約制なので)、空港に迎えに行かなければならないのに、タイミング悪く我が家の車のタイヤが12月23日の夜にパンクしてしまいました。

通りかかったジープに助けてもらって(我が家の車に積んであったジャッキは氷で滑ってしまって使えなかった)、何とかスペアタイヤに換えたのですが、スペアタイヤでは高速走行は無理(時速50マイルまでは大丈夫と書いてあったけれど、ハイウエイは時速70マイルくらいで走行している)。
修理をしようにも、翌日は日曜日。
普通のお店は開いていてもメカニックがいない。

前回の記事でも書いたように、こちらではクリスマスイブの午後とクリスマスの日はお休みのところが殆どです(多分田舎だからだと思うのですが)。
去年はクリスマスイブが日曜日だったこともあって、ウォールマートでさえもイブの日から2日間お休みになりました。

近所の人に、
「月曜日空港に迎えに行かなければならないけれど、月曜日がクリスマスでタイヤが直せない」
と話したら、あちらこちらに電話をかけて日曜日でも修理してくれるお店を見つけてくれた。

早速日曜日に修理してもらいに出かけた。
日曜日だしクリスマスイブなので、割増料金で50ドルぐらいの出費は覚悟してでかけた。
修理をしてもらって、支払いをしようと思ったら、
「お金はいらない。クリスマスだから。」
と言って、お金は受け取らなかった。
「良いクリスマスを!」
と、言って送り出してくれた。

通りがかったジープの運転手も、電話をかけてお店を探してくれた人も、修理をしてくれたメカニックの人も喜んで助けてくれた。
いつもは、催促しないと仕事をしてくれない、窓口に行くとたらいまわしにするアメリカ人にガッカリしていたけれど、「彼らも良い所あるじゃない」と見直してしまった。

0 件のコメント:

コメントを投稿