2008年3月16日日曜日

いとこのビニー


1992年の作品(結構古い^^;)。
日本で字幕版のを観て面白かったので、こちらに来てDVDを購入した。

殺人事件の犯人と間違えられ逮捕されたたビル(ラルフ・マッチオ)の無実を証明するためにやってきた従兄弟のビニー(ジョー・ペシ)は弁護士の資格試験にパスするまでに6年、やっと試験にパスしたのが6週間前、今回の裁判が初めてという超初心者弁護士。
ビルを助けるために奔走するのだけれど、裁判の流れがわからずトラブル続出。
と、言うストーリー。

ただのコメディーとして観ても面白いのだけれど、アメリカの裁判の用語がわかるとさらに面白い事を発見。


bailiff:廷吏(法廷の中でのヘルパー。被告人をつれて来たり、ドアを開け閉めしたりする。)

(←青い服を着ているのがbailiff)

bail:保釈金(この映画の中では、ビニーがラフな格好で出廷して、拘置所に入れられて200ドルの保釈金を払う。)


(←ビニーが200ドルのbailを言い渡されるシーン)

defence attoney:被告弁護人(ビニーは被告弁護人。原告は州。)
judge:裁判官
objecttion:異議
overrule:異議を認めない(異議の却下)
sustain:発言を認める。overruleの反意語。


plea:申し立て

(←裁判官が被告人の申し立ては何かを聞いているところ)

裁判官の"How do you plead?"という形式的な質問に、pleaには「嘆願する」と言う意味もあるため、ビニーは長々と無罪であることを説明して裁判官に注意される。

rest one's case:意見を言い終える、証拠の提出を終える


oath:誓い

(←証人が証言をする前に、証言台で誓っているところ)

witness stand:証言台

特に面白いと思ったシーンは、裁判官の「被告人の申し立ては?」と言う形式的な質問に、適切に答えられないシーン。
"How are you?"と聞かれたら風邪を引いていても、寝不足でもとりあえず"Good."と、返事をするように(それ以外の返事をすると、変なヤツと思われる可能性が高い)、"How do you plead?"と聞かれたら、答えは"guilty"か"not guilty"しかない事は一般常識なのだけれど、ビニーは弁護士なのにどう答えていいのか分からない。
日本で観た時はあまり笑えなかったのだけれど、用語がわかると面白いと思った。

今日の一言
「用語を調べて、DVDを観るとさらに面白くなるかも・・・?」

 

2 件のコメント:

  1. 私実は海外ドラマのファンでして、とくにスタートレックはDVDBOXまでもってます。いまは放送されていないので残念ですね。
    裁判ものだったらアニーマイラブとかたまに見てました。日本ではこういう関係のドラマってあまりないですよね。

    2008年3月17日 (月) 18時27分

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  2. >メンカさん

    コメントありがとうございます。
    メンカさんもスタートレックが好きなんですか?
    写真が好きなところとか、うちの夫の趣味と似ているかもしれないです。

    確かに日本の裁判は閉鎖的で、あまり映画やドラマになりませんよね。
    アメリカは訴訟社会だし、陪審制で市民の義務として陪審に選ばれたら(仕事を休んででも)出廷しなければなりませんから、きっと裁判が日本より身近なんでしょうね。

    2008年3月19日 (水) 12時24分

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