2008年4月16日水曜日

留学のきっかけ


色んな人が色んな理由で留学しているけれど、我が家の留学のきっかけは怪獣発達障害が見つかったことです

3歳児健診で要観察になり、しばらく市の発達相談のようなものに通いました。
3月に知能検査を受けて、4月から1年間療育施設に通いました。

怪獣の障害は養護学校や特殊学級に行くほど重くないし、かといって普通学級でついていくには何らかの助けが必要な状態でした。
一対一で指示されると理解できるのですが、クラスで一斉に指示されると理解できる時と理解できない時があって、クラスにいて他の子が勉強している間、ノートに絵を描いていたり、折り紙をしていたりで勉強はほとんどやっていない状態でした。

教育委員会に障害のことを説明して、ヘルパーをつけてもらえるようにお願いに行ったのですが、
「勉強が出来ないのはあなたのお子さんだけじゃない。ヘルパーをつけると他の子に不公平だから出来ません。」
と、断られて唖然。
身体障害者なら身の回りの介助の人がつくのに、発達障害はまだまだ障害としての認識が薄いんだなと思いました。

2003年当時、日本では重度障害の子供のための施設や学校はあるのだけれど、軽い障害の子供のためのカリキュラムがない状態でした
ちゃんと教育すれば自立もできるようになる力はあるのに、
「このままだと、読み書きも計算も出来ないまま義務教育が終わってしまうのではないか?」という不安にかられました。

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