今回夫のアメリカ転勤が決まって、労働ビザを申請しました。
一口に労働ビザといっても、アメリカの労働ビザには沢山の種類があって、職種や働く期間によって申請出来るビザの種類が決められています。
今回夫が申請出来る可能性のあるビザは、HとLの2種類あって、最初はH1Bビザ(技能職ビザ)を申請する予定でしたが、(ここでも)不況の影響でH1Bビザが降りにくくなっていて、今年中にアメリカでの仕事を始めるのには間に合わないことが判明したので、L1ブランケットビザを申請することになりました。
Lビザは社内転勤ビザで、個人に発給されるL1AとL1Bの2種類のビザの他に、ある一定の基準を満たした企業に発給されるL1ブランケットビザがあります。
普通のL1AとL1Bはアメリカの移民局から許可が(通常2~3ヶ月かかる)下りないと申請の手続きに入れないのですが、L1ブランケットの方は、すでに企業が移民局の許可を得ているため、すぐに申請に入れるので短期間(2~3週間くらい)でビザがおります。
ブランケットだからと油断したのか、転職先のアメリカの会社はビザの申請に必要な書類をなかなか送って来ない。
(正確に言うと、会社の雇った弁護士が書類を送って来ない。)
やっとビザの申請に必要な書類が届いたのは、アメリカでの就業予定日の1週間前。
アメリカ大使館での面接の日の2日前でした。
発給されたビザが手元に届いたのが、就業予定日の3日前。
いくら時差があったとしても、3日で引越しまで終えて渡米するのはどう考えても無理。
結局、アメリカでの就業日は3週間後に延期されました。
Lビザの申請の条件。今回L1ブランケットの面接の際に使った書類の一覧は↓にリストしてあります。
ちょっと(かなり?)退屈ですが、興味のある方はどうぞ。
- Lビザの申請の条件(2009,10月現在)
①(就職予定の)アメリカの会社がアメリカ国外に本社を持つ企業である事。(親会社がアメリカ国外にあること。)
②ビザの申請者が、過去3年のうち最低1年間アメリカ国外の系列企業で管理職または特殊技能職で働いた経験があること。
③ビザ申請者がアメリカの会社での役職が管理職か特殊技能職であること。
- L1ブランケット面接に使った書類などのリスト(2009,10月現在)
-全てのビザ申請者に必要な書類など-
①パスポート
②DS-156(ビザ申請書)
③カラー写真(5×5センチ、背景は白)
④申請料金支払いの証明書(ATMの明細書)
⑤DS-157(非移民ビザ補足申請書、16~45歳の男性のみ必要。履歴書のようなもの)
⑥ビザの返信用のエクスパック(ビザの郵送先(普通は自宅)を書き込んだもの)
⑦裁判記録/警察証明書(逮捕歴や犯罪歴のある人のみ)
⑧面接予約確認書(オンラインで面接を予約した後に出てくる画面をプリントアウトしたもの)
⑨クリアファイル
-L1ブランケットのみに必要な書類など-
⑩I-129Sのオリジナルとコピー2部(合計3部)
⑪I-797のコピー3部
⑫雇用主からの推薦状3部
⑬米国内の子会社や支店のリスト
⑭ブランケットビザ料金500ドル(当日大使館で支払い)
今回の申請では、⑦を除いた全ての申請者に必要な書類と⑭のブランケットビザ料金500ドルは夫(申請者)が準備して、L1ブランケットに必要な書類⑩~⑬までをアメリカの弁護士が準備しました。
ブランケット…っていうから 肌掛けのような物を想像してしまった無知な梓デス(^-^;
返信削除こんなに沢山書類があるなんて…。
一口にアメリカ転勤…って言っても大変なんですね(^-^;
投稿: 2009年10月26日 (月) 15時09分
>梓さん
返信削除>ブランケット…っていうから 肌掛けのような物を想像してしまった
まさにそのブランケットが名前になっているんだと思います。
このビザは企業に何人か(企業の規模などによって人数が決まる)割り当てられているビザで、その人数以内だったら企業が自由に社員を割り当てられる事になっているらしいです。
企業で一括で申請するから、ブランケット(広い範囲がカバーできる)なのかな?と思っています。
投稿: 2009年10月27日 (火) 16時02分