2010年3月16日火曜日

英語の勉強法10 (英会話)


 留学を考えていた頃から(留学中の今も)英語を勉強している日本人に会う機会が増えました。

 そんな人たちと話をしていて不思議に感じるのは、
「大学留学するほどの英語力はいらないけれど、せめて英会話くらいは出来るようになりたい。」
と、言う人が多い事です。
どうやら「英会話=簡単」だと、多くの人が勘違いしているようです。

 約4年半留学していても、未だにまともな英会話が出来ない私は、
英会話が簡単なんてウソだぁ~
英会話が一番難しいよ
と、思います。

 それは4年以上もアメリカに住んでいれば、通じるブロークン・イングリッシュくらいは喋れるようになりますが、それでも聞いている相手の理解力に頼る部分が大きいです。
その証拠に大人に話せば通じるけれど、子どもには通じないと言うことがしばしば起こります。

 日本に来ている留学生を見ていても、彼らがみんな日本人のように喋れるわけではないのを見れば、会話が一番難しいのがわかりそうなものなのだけれど、「英会話=簡単」だと思っているから、文法や基礎的なことはすっ飛ばしていきなり英会話から練習始める日本人って多いのではないかと思います。

 やれば成果が出やすい文法と違って、英会話は(生きた言葉なので)やってもやってもきりがないです。
そのうちにスラングやイデオムの迷宮(いくら覚えても次から次へと出てくる言い回しや表現を覚えるのに疲れてしまって)に陥って、多くの人が「自分に英語は向いていない」と思って止めてしまう事が多いような気がします。

 

 若い子の中には、スラングばかりを覚えて肝心な英会話の能力は幼稚園児並みの人もいたりして…
「日本の英語学習法って全く英会話が出来ない(中学校や高校で習う英語)か、全く文法が出来ない(巷の英会話スクール)か、どちらかで偏っているよなぁ~」

 「10歳以下の子どもならともかく、中学生以上になったら、ある程度文法の基礎を固めてから英会話の練習をしたほうがいいんじゃないのかなあ~」
と、思ってしまいます。 
 

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