日本ではコンロ(調理用の加熱器具)の近くには必ずレンジフード(換気扇)がついていて、汚れた空気や臭いを屋外に出せるようになっています。
(←交換前のレンジフード。
フードの上の吊り棚の扉を外したところ。)
アメリカではコンロの上の換気扇は、フィルター式のレンジフードが主流。
汚れた空気をフィルターを通してまた室内に戻す仕組みで、煙が濾過されるだけで、臭いはほとんど残ったままになります。
コンロの上の換気扇が義務ではないので、古い家ではフィルター式のレンジフードすらも付いていない家もあります。
(以前住んでいた家族寮にも、ベースメントアパートメントにもレンジフードは付いていなかった。)
築30年超えの我が家のレンジフードもフィルター式で、揚げ物をすると3日くらいは油の臭いが家中に充満するし、カレーを作ると1週間くらいはカレーの臭いが取れませんでした。
特に窓を開けて換気の出来ない冬場は酷くて、「カレー禁止」でした。
(←レンジフードと吊り棚を外したところ)
フィルター式のレンジフードでは不便なので、汚れた空気を吸気して屋外に出すタイプのレンジフードに付け替えることにしました。
(←排気用のダクトの穴を開けたところ)
まず、古いレンジフードを外して、上の吊り棚を外して、天井に排気用のダクトの穴をあけました。
次に、新しいレンジフードの位置を決めて固定。
電気の配線の処理をして、ダクトとダクトのカバーをつけて室内の作業は終わり。
(←レンジフードを固定して、電気の配線の処理を終えて、ダクトまでつけたところ。)
室内の作業が終わったところで、排気用のダクトを屋外に繋ぐ屋根裏と屋外の作業にかかります。
排気口は壁に穴を開けるか、屋根に穴を開けて煙突の様にするかのどちらかでしたが、我が家の場合は壁に穴を開けるよりは屋根に穴を開けるほうがダクトの長さが短くて済むので、屋根から排気することにしました。
屋根に穴を開けるので、雨漏りしないように雨仕舞(あまじまい)の作業に結構時間がかかりました。
(←ダクトのカバーとレンジフードのガラスの覆いを取り付けて、
室内の作業が終わったところ。)
室内の作業で午前中一杯かかり、屋根裏の作業と屋外の作業が終わったのが夕方の7時でした。
私はお腹の風邪で寝込んでいたので、ほとんどの作業は夫と怪獣の2人でやりました。
お疲れ様~夫o(_ _)oペコッ
お疲れ様~
怪獣サンクス♪(o ̄∇ ̄)/
吊り棚の上の箱のような部分を外したり、壁にタイルを張ったり、キッチンのカウンタートップを張り替えたり、床のタイルを張り替えたりと、まだまだ改装は必要だけれど、レンジフードの取替えが終わって、機能的には問題はなくなりました。
物凄く大掛かりな工事ですね…っていうか アメリカって台所換気に無頓着な家が多いんですか?
返信削除台所周りの掃除が大変になりそうですねf^_^;
yuukiさんの旦那サンも器用ですね。
投稿: 2011年5月11日 (水) 12時51分
>梓さん
削除>アメリカって台所換気に無頓着な家が多いんですか?
クリスマスなどの特別な時をのぞいて、アメリカ人は簡単な料理しかしない人が多いです。
自宅で揚げ物をするようなことはないし、
冷凍食品をオーブンに放り込むだけとか、
パッケージのサラダとか、
基本的に煮炊きをすることがあまりないです。
ハンバーグを焼いたり、臭いの出そうな物を調理する時は、庭でバーベキューにするので、
換気に気を使う必要がないのだと思います。
投稿: 2011年5月13日 (金) 01時31分