2013年2月25日月曜日

Ruby Sparks ルビー・スパークス


 Ruby Sparksは2012年のアメリカのラブコメディ。
邦題は「ルビー・スパークス」で、2012年12月に劇場公開。

 カルヴィン(ポール・ダノ)はハイティーンの頃に書いた小説で成功をおさめ、周りに天才と賞賛される小説家。
 ガールフレンドのライラ(デボラ・アン・ウォール)に手痛い失恋をして以来、極度の人間不信に陥り、
「自分に近づいてくる人は、小説家の自分に興味があるだけ。」
と、思っていて、
友達付き合いのない孤独な生活を送っている。

 最初に書いた小説に見合うような小説を書かなければと言うプレッシャーから、思うように筆が進まずスランプ状態。

 通っているセラピーのドクター・ローゼンタールから、カルヴィンの飼っている犬のスコット(雄なのに片足を上げておしっこできない)をありのままで好いてくれる女の子について、1ページの作文を書いてくるように課題が出される。

 カルヴィンは夢の中に出てきた若い女性をヒントに、課題を書き始める。
 カルヴィンはその女性にルビー・スパークスと名前をつけ、カルビンの恋人という設定で書き始める。課題を書いているうちにルビーの夢を再び見たり、新しいアイデアが次々に浮かんできて、執筆活動に弾みがつき、スランプを抜け出したかのように思えた。

 ある朝、カルヴィンが目を覚ますとカルビンの家に小説に書いている女性ルビー(ゾーイ・カザン)がいて、(カルヴィンが小説に書いたように)数ヶ月前からそこに暮らしているかのように振舞って混乱する。

 小説の執筆にのめり込むあまり、ついに幻想を見るようになったと思ったカルヴィンは、ドクター・ローゼンタールに連絡するが留守電で、兄のハリーに電話で相談をしたら、とにかく外出して現実の人間と会うように勧められる。

 ところが、外出先にもルビーがついてきて、周りの人間にもルビーが見えることがわかり、ルビーが幻想でないことがわかりますます混乱する。
 混乱しながらも、ルビーと暮らしていくうちにカルヴィンは自分の作り出したルビーに惹かれていく…

 この映画は、ジャンルがラブコメディになっているけれど、どちらかというとファンタジーに恋愛が絡んでいるといった方がいいような感じがしました。

 私は、ファンタジーの中でもこの作品のようなエブリデイ・マジック(ロー・ファンタジー)ものが好き。

(←ルビー)

 映画の主演で脚本のゾーイ・カザンと主人公のポール・ダノは私生活でもカップルだし、監督のジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスもカップル。
 主演と監督がそれぞれカップル同士ということで、ファンタジーの世界の恋愛がよりリアルに描かれているところが魅力的な作品だと思いました。
 

2 件のコメント:

  1. 私もこの手の映画好きです・・・
    ファンタジーにコメディが入ってるともっと好き(*^m^)
    なんか昔観た『マネキン』という映画を思い出してしまいました・・・
    yuukiさんも好きかも(*^ー゚)b

    投稿: tomo* | 2013年2月25日 (月) 15時09分

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    1. >tomo*さん

      「マネキン」は観たことがないです。
      最近観た映画では「17Again」がこの手のジャンルで、面白かったです。

      投稿: yuuki | 2013年2月26日 (火) 01時16分

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