Triuble with the Curveは2012年のアメリカのスポーツ・ドラマ映画。
邦題は「人生の特等席」で、2012年11月に劇場公開されています。
主演がクリント・イーストウッドと言うことで、個人的に好きな俳優さんではなかったので、借りるのをなんとなく避けていたのですが、ほぼ毎日さんの勧めで観ました。
(←ガス・ロベル)
ガス・ロベル(クリント・イーストウッド)は、長年プロ野球チーム、アトランタ・ブレーブスのスカウトをしている。
他の若いスカウトがコンピュータやインターネットを使った分析で選手をリサーチするやり方が気に入らず、各地の新聞のスポーツ欄に一つ一つ目を通し、現地に足を運んで試合を見て選手を探す昔ながらのやり方にこだわっている。
球団のマネージャーは、ガスの時代遅れでお金と手間のかかるやり方に疑問を持っていて、契約の切れる今期を最後にガスを解雇しようとしている。
それに加えガスは加齢から来る視力障害が出始めていて、精密検査が必要だと医師に告げられるが、ドラフト前のシーズンで忙しく「時間がない」と医者の指示に従わない。
(←ミッキー・ロベル)
ガスには弁護士をしている一人娘のミッキー(エイミー・アダムス)がいる。
ミッキーも野球のファンで、父ガスの仕事についてよく理解しているが、ガスはミッキーが幼い時に妻を亡くして、ミッキーの世話は兄弟夫婦に任せ切りで、あまり父親らしいことをしてこなかったために、親子の関係はあまりよくなく疎遠な状態。
ガスのボスで長年の友人のピート(ジョン・グッドマン)は最近ガスの様子がおかしいことと、今回の仕事で失敗するとガスが解雇になるのではないかと恐れて、娘のミッキーにガスと一緒にノース・カロライナに行ってガスの仕事を助けてくれるように頼むが、「(弁護士の)仕事が忙しい」と、断られる。
その後、ミッキーにガスの主治医から、ガスに目の精密検査を受けるように説得を依頼する電話があり、ガスが視力に問題のあるままスカウトの仕事をしようとしていることを知り、ガスを追いかけてノース・カロライナに飛ぶ。
心配して駆けつけたミッキーを追い返そうとするガス。
父に似て頑固者のミッキーは、一緒にいると譲らない。
とうとう、ガスが折れる形で一緒に仕事をすることになる。
父娘は、球場でかつてガスがスカウトしたピッチャーで、故障で引退後現在はボストンレッドソックスのスカウトをしているジョニー・フラナガン(ジャスティン・ティンバーレイク)に会い、父娘とジャスティンの3人を中心にストーリーが展開していく。
(←レッドソックスのスカウト、ジョニー・フラナガン)
この作品の最初の感想は、クリント・イーストウッドがお爺さんになっちゃったなぁ~と言うことでした。
どちらも野球が好きで頑固な父と娘のやり取りと、ミッキーとジョニーの人間関係も面白い映画でした。
英語のタイトルだと、作品のエンディングにしっくり来る題で、エンディングに重きを置いた作品なんだなぁ…とわかるのですが、
邦題だと、エンディングとは全く関係なく父娘の関係の方が強調されてしまっている感じで、感動のドラマっぽく演出されているのが、なんとなく押し付けがましくて違和感があります。
もうちょっと、なんとかならなかったのか邦題…
外国映画の邦題って微妙なモノが多いですよね。
返信削除以前は 新作が公開されたら劇場に行って観ていたので、気にならなかったのですが、劇場が減ってDVDを借りるようになったら 邦題の印象で偏見が入ってしまって、内容が解り辛くなってしまいました。
投稿: 梓 | 2013年5月27日 (月) 15時29分
>梓さん
削除邦題って誰が決めているんだろう?
「愛と青春の旅立ち」みたいにまれに邦題の方が原題よりもいい場合もあるんですけれどね…
投稿: yuuki | 2013年5月28日 (火) 10時32分