2013年7月4日木曜日

A Late Quartet
25年目の弦楽四重奏


 A Late Quartetは2012年のアメリカのドラマ映画。
 邦題は、「25年目の弦楽四重奏」で、2013年7月6日劇場公開予定。

 The Fugueは、結成25年目を迎える弦楽四重奏グループ。
 第一バイオリン奏者のダニエル・ラーナー(マーク・イヴァニール)、第二バイオリン奏者のロバート・ゲルバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)チェロ奏者のピーター・ミッチェル(クリストファー・ウォーケン)、ビオラ奏者のジュリエット・ゲルバート(キャサリン・キーナー)の4人で、世界各地で公演を行っている。

(←第一バイオリン、ダニエル・ラーナー)

 ジュリエット(ビオラ奏者)とロバート(第二バイオリン奏者)は夫婦。
 ジュリエットとピーター(チェロ奏者)は親子。

(←第二バイオリン、ロバート・ゲルバート)

 ピーターは音楽学校で教鞭をとっていて、ダニエル(第一バイオリン奏者)をはじめ他の3人はピーターの教え子だった。

(←チェロ、ピーター・ミッチェル)

 グループ最年長のピーターがある日、パーキンソン病と診断され、病気が進んでいくと演奏活動を続けていくことがこと難しくなっていくため、引退を決意・宣言する。

(←ビオラ、ジュリエット)

 代わりのチェロ奏者もピーターの推薦で決まり、ピーターの引退は順調に進むかのように見えたが、ピーターが抜けることによって、残りの3人の人間関係のバランスが崩れ始め、色々な葛藤や問題が持ち上がってくる。

 この作品は4人とそれを取り巻く人間関係を描いたもので、同時にクラシック音楽も味わえるのが魅力。

 ピーターの代わりに選ばれるチェロ奏者は本物の演奏家だけれど、他は俳優さんたちがプロの演奏家の演奏する姿を真似たものらしいです。
 クラシック音楽をする人から見たら、突っ込みどころ満載かもしれないけれど、素人の目から見ると不自然な感じはなかったです。

 話の流れとしては、人間関係に焦点を当てたもので地味な感じはしますが、感情表現などは俳優さんの力量を感じられる作品だと思います。

 

2 件のコメント:

  1. 不思議なもので上手くいっていたハズの仲間のメンバーが
    長期に渡って集まれないだけでいとも簡単に解散になる事ってあります。
    不協和音とまで行かなくても、実際自然消滅してしまう事も。
    人間関係って面白いですね。
    きっと扇の要的存在っているんですよね。

    投稿: 瀬津喩 | 2013年7月 4日 (木) 23時32分

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    1. >瀬津喩さん

      コメントありがとうございます。
      お返事遅くなってすみません。
       
      そうですね、グループのまとめ役やムードメーカーっていると思います。
      そういう人が抜けると、グループの雰囲気自体が変わってきますよね。

      投稿: yuuki | 2013年7月 7日 (日) 03時35分

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