春分の日も過ぎて、雪解けも進んで来たので、「このまま春に向かうのかな…」と、思っていたら、26日未明に雪が降り、翌27日にも霙から午後は雪に変わった。
(←26日の早朝の玄関先)
前回の記事の続き…
私の子育ては「諦め+手抜き育児」転じて、「自由選択+自己責任」だと、前回の記事に書いたけれど、子どものやりたい放題というわけではなく、、親はスーパーバイザーとして監督しています。
選ぶのは自由だけれど、結果は自由に選べないことも教えておく。
新しいことに挑戦したいけれど、責任が取れるかどうかわからない時や、失敗をして助けが必要な時は、親がアドバイスしたり助けることも常日頃から話しておく。
幼児期は、親が手取り足取り教える必要があるけれど、小学校中学年くらいになったら、少しずつ距離を置いて子どもに任せる部分を増やしていくようにしました。
小学校の時は失敗も多いけれど、中学くらいになると、自分の限界もわかってくるので、結果に責任を取れないようなことは選ばなくなってきます。
頑張ったけれどどうしてもダメで、親の助けが必要な時は、意地をはらずに親の所へ相談に来るようにもなったし、
高校にはいると随分大人に近い考え方をするようになってきました。
子どもが困った時や決断をする時に、親に相談に来るかどうかは、親子間でよい信頼関係が築けているかどうかによると思います。
私が子どもと接する時に心にとめていることは2つあって、一つはスティーブン・R・コヴィー著の「7つの習慣」の中の「信頼残高」です。
もう一つは、「子どもの尊厳(自尊心)を傷つけない」ことです。
これも、前の記事で紹介した「子どもに変化を起こす簡単な習慣」と、いう本の受け売りなのですが、大人ってついつい子供の選択に上から目線で否定したり評価しがちだと思います。
私が子供の立場だった時に大人と話していて嫌だったことは、
「そんなやり方じゃダメだ」
「キミにはまだ理解できていないんだ」
と、理由を説明する前から決めつけられて、
「…だから、大人の言うことを黙って聞いていればいい」
と、言う結論になってしまうことでした。
こちらの考えを話しても、ちゃんと聞いてもらえない上に、納得のいかない意見を問答無用で押し付けられるとしたら、(たとえ困ったことがあっても)相談に行こうなんて思わなくなってしまう。
上から目線なんて、良識ある大人同士ではやらないのに…
たしかに、未熟な子どもを大人と同じように扱うのは無理があるけれど、良識ある大人になりつつある人として、信頼して敬意をはらうことはできるんじゃないかなぁ…と思います。
私が子供に対して、将来の大人というスタンスで接していると、夫は「甘すぎる」「社会では通用しない」と言う。
けれども、発展途上の子どもに大人並の責任や結果を出すことを求める方が無理というもの。
大人並の結果を出せるまで、評価されない(認めてもらえない)としたら、成長しようとするモチベーションがそがれてしまう。
(ドラマの半沢直樹のように、リベンジに燃えるタイプは別だけれど…
夫は怪獣に半沢直樹っぽいことを求めているのかもしれないが、うちの子どもたちの性格じゃ、半沢直樹はとうてい無理。
そこが分かっていないんだよなぁ…)
かくして、夫は子どもたちの激しい抵抗にあって、苦戦中。
一方、私と子どもは特に問題なく過ごしています。
唯一面倒な事と言えば、夫と子どもの仲介をしなければならないことです。
2005~2010年までの5年間、母子留学で夫と子どもは一緒に住んでいなかったので、仕方ない部分はあるのだけれど…
信頼残高:
詳しいことは本やインターネットにお任せするとして、
私なりの解釈では、
信頼残高は、人間関係の状態を預金の残高でたとえたもので、残高が高ければ高いほど良好な関係。逆に残高が不足してくると、関係が悪くなるというもの。
ポジティブな行為の積み重ねで預金す(残高が増え)ることになり、ネガティブな行為で引き出す(残高が減る)ことになる。
何もしないと少しずつ預金は減っていく。
著者のコヴィー氏によると、残高を増やす行為は、
(1)相手を理解する
(2)小さなことを大切にする
(3)約束を守る
(4)期待を明確にする
(5)誠実さを示す
(6)引き出しをしてしまったときは、誠意をもって謝る
逆で、残高が減っていきます。
成程ねぇ。信頼残高、かぁ。
返信削除ウチはチビが生まれた時には既に離婚後だったから、
言っても分からないだろうという時から
『いい?母子2人きりなんだからお互い協力しないと家庭運営がうまく
回らず、崩壊するのよ。お互いに責任を持って生きて貰うからね』
と言い聞かせて育てて来ました
親だって人間。頑張っても追いつかない時だって出てくるし。
ベビー服も自分で選ばせていました。
これとこれ、どっちがいい?と生後5カ月から!
自己主張しつつも周りを見る事が出来るのはきっとそのおかげです
と、自分をついでに誉めとこうっと
あ、前の記事のコメントですが…
母は自分のレールを歩かせる事に執念を燃やした人です。
おかげで嫌な思いしかしてこなかった私。
yuukiさん逆に捉えてしまいましたね。
ごめんなさい、書き方悪かったかもm(_ _)m
投稿: 瀬津喩 | 2014年3月29日 (土) 11時57分
>瀬津喩さん
削除コメントありがとうございます。
生後5ヶ月から服を選ばせていたのですか?
すごいですね。
そんな小さな時から、選ぶことができるんだ。
うちの怪獣は、何も言わないことをいい事に、2歳くらいまでおねえちゃんのお下がりのピンクの服とか着せてました。
瀬津喩さんのお母様は、瀬津喩さんとは間逆の子育てだったんですね。
親って多かれ少なかれ、子供に自分の思った通りの道を歩いて欲しいと思うものなのかもしれませんね。
私も、自由に選べたことはなかったし、プレッシャーもありました。
あの時代の子育て方だったのかも知れませんね。
投稿: yuuki | 2014年3月31日 (月) 08時15分
こんばんは!
返信削除信頼残高…
自分はどうかと振り返ると、自信ないなぁ。
ムスメは今、反抗期真っ只中。
日々、対応に苦労してますが、ムスメの信頼は得ているのか甚だ自信がない。
ゼロにならないよう気をつけなくちゃ…
投稿: ミナゾウ | 2014年3月30日 (日) 23時28分
>ミナゾウさん
削除こんにちは~
訪問&コメントありがとうございます。
反抗期に信頼残高を高めるのは難しいですよね。
預金のつもりでやったことが、大きなおせっかいだったすることもありますよね。
信頼残高は、ゼロだけじゃなくて、マイナスもあるそうです。
私も残高がパッと見てわかるような貯金通帳みたいなものがあったらいいのに…と思います
投稿: yuuki | 2014年3月31日 (月) 08時23分