The Way Way Backは2013年のアメリカのコメディ・ドラマ映画。
2013年1月にサンダンス映画祭で初演。
日本での公開情報やDVDなどのレンタル情報は(2014年4月現在)見つけられなかった。
映画は、14歳のダンカン(リアム・ジェームス)は、母のパム(トニ・コレット)と母のボーイフレンドのトレント(スティーブ・カレル)とトレントの娘ステッフ(ゾーイ・レビン)と一緒に、ケープコッドにあるトレントのビーチハウスに夏のバケーションを過ごすために車で移動するシーンで始まる。
(←ダンカン)
ダンカンはシャイで非社交的な性格。
自分に自信がなくて、口数が少なくおとなしい。
母のボーイフレンドのトレントは、ダンカンに対して意地悪で、母のパムの聞いていないところで、ダンカンをこき下ろしたり、感情を傷つけるようなことを言ったりする。
トレントの娘ステッフは見た目のさえない社交的でないダンカンを馬鹿にしている。
(←上:母のパムと母のボーイフレンドのトレント
下:トレントの娘のステッフ)
ダンカンはトレント親娘と夏を一緒に過ごすのが嫌で、母のパムに離婚した父のところに行かせて欲しいと頼むが、聞き入れられない。
パムはトレントと過ごすことばかり考えていて、ダンカンに注意を払わないし、ステッフは地元のボーイフレンドと付き合っていて忙しい。
パムとトレントは隣のビーチハウスに滞在しているベティ(アリソン・ジャニー)と友達夫婦のキップとジョアンと毎日のようにパーティーなどで大人同士の時間を過ごし、ダンカンとベティの娘でダンカンと同じ年のスザンナ(アナソフィア・ロブ)とベティの息子で小学生のピーター(リバー・アレクサンダー)は放ったらかしで、特にすることもなく退屈している。
(←上:クルーズを楽しむ大人たち
下:ベティの娘スザンナ)
ダンカンは大人たちがパーティーに興じている間、スザンナと話す機会があるが、社交的でないダンカンは話が続かず、親しくなれない。
暇なダンカンは、ガレージで女の子用の自転車を見つけ、それに乗って町を見て回る。
町をブラブラしていた時に、近くのウォーター・パークで働くオウエン(サム・ロックウェル)に出会う。
(←オウエン)
オウエンはダンカンにウォーター・パークを見せて回り、同僚を紹介する。
オウエンはダンカンを送っていく時に、ウォーター・パークで働かないかと持ちかけ、ダンカンは二つ返事で引き受ける。
(←ウォーター・パークで働くダンカンとスタッフ)
個性的なスタッフたちとともにウォーター・パークで働くうちに、内気なダンカンの性格が少しずつ変化してきて、自信もついてきて、だんだん普通のティーンエージャーのように、明るく笑うようになってくる。
この作品は、ジャンルは一応コメディの一種になっているけれど、(英語のジョークのあまりわからない私にとっては笑いのポイントがつかめず)ドラマというほうがしっくり来ると思った。
10代のダンカンの心情や感情が上手く描かれていて、ハートフルな作品だと思った。
サンダンス映画祭の作品ですか。
返信削除あの映画祭の趣旨はいいですね。興味を惹かれるあらすじのものがよく出てきます。
映画館に足を運ぶことがないわ、一般的な再生ハードがないわで、TV放映しか映画を見る機会のない私には、なかなかみる機会のないものですが。
紹介してもらって、うれしいです
投稿: アールグレイ | 2014年4月17日 (木) 08時36分
>アールグレイさん
削除訪問&コメントありがとうございます。
主人公のダンカンの不器用だけれど優しくて、コミュニケーションが苦手な所が発達障害っぽくて、うちの息子の性格と似ている所が沢山あって、個人的に共感できる作品でした。
もし、機会があったら鑑賞お勧めの映画です。
投稿: yuuki | 2014年4月18日 (金) 02時31分