2~3年前くらいに、夫が古いスーパーカブ4台を内緒で購入してました。
4台とも60年代のバイクで、↑の画像のようにボロボロで実働車は1台もありませんでした。
私に見つからないようにブルーシートで覆ってガレージに置いてあったのですが、完全に隠し切れずにタイヤがちょっと見えてしまっていました。
私に、「カブ買ったでしょ?ブルーシートからはみ出ているホイールは何?」と、突っ込まれ、
夫:「そ、それは…Z1(カワサキの古いバイク)のホイールだよ…
(゚ー゚;Aアセアセ」と、苦しい言い訳をするも、
私:「Z1とカブじゃサイズが全然違うでしょ!」と、指摘され、
夫:「…買いました…[´・ω・`]ゴメン」と、白状。
その後、バレてしまったらしょうがないと開き直り、1台だけでなく4台購入していたことを告白。
ついでに、隠れてやっていた修理も堂々とするようになりました。
(←旧車バイク雑誌に載っていたスーパーカブの宣伝)
夫が買って来たスーパーカブはボロボロだけれど、元は←の雑誌の画像のようなバイクでした。
夫の目標は雑誌の画像レベルまで再生させること。
購入した4台の中から、状態が良くて使えそうなパーツを選んで組み合わせて、最初の1台を再生させることにしたようです。
(↑画像1:錆を落として修理をして塗装まで済ませたフレーム、タンク、サスペンション、シートベースなど)
パーツの再生は最初は錆を落とす作業からです。
まず、①ブラシなどで表面の汚れや落とせるだけ浮いた錆を落とし、②厚手のゴミ袋にパーツとアップルビネガーを入れて暫く漬け込み、③浮いた錆や塗装をブラシで水洗いします。
④水洗いの終わったパーツを乾かして、サンドブラスターやグラインダーで残った錆や塗装を完全に落とします。
錆が落ちたら、⑤穴や欠損してしまった部分を溶接などで補修して、⑥接合部分が滑らかになるようにサンドがけをします。
補修が終わったら、⑦全体をサンドがけして、⑧錆止めプライマー→ペイント→クリアの順に塗装(塗装の手順について詳しく書くと長くなってしまうので割愛します)。
(↑画像2:画像1のパーツを組み上げたところ)
⑨パーツの準備が出来たら組み上げです。
(↑画像3:エンジンを取り付けたところ)
⑩エンジンを取り付けます。(エンジンも錆が酷かったので錆を落として塗装しました。)
⑪前照灯ベース、ハーネス(電気系統)やブレーキ等のワイヤー類を取りまわします。
(↑画像4:改良した方向指示器)
夫が購入した(アメリカで60年代に発売されていた)スーパーカブには方向指示器がついていません。
゚(∀) ゚ エッ?
まさに、エンジンのついた自転車で、方向を周りに知らせたい時は手信号で合図するしかない仕様です。
ハンドルには飾りのウィンカーレンズはついているのですが、中身は空で電球はついていませんでした。
リア(後部)に至っては、レンズすらもついていない状態でした。
(↑画像5:リアの方向指示器を取り付けたところ)
フレーム自体は日本国内向けのものを使っているので、フロントもリアも方向指示器が取り付けられるような穴が開いていたので、⑫フロントには電球を取り付けて、リアは方向指示器を取り付けて配線して方向指示器が使えるように改良しました。
(画像6:組みあげ休止中)
↑の雑誌の画像の白い風よけの部分はプラスチック製で、劣化が激しくてボロボロだったため再生不能、タイヤのホイールは歪んでいて再生は難しかったため、現在(2023年4月20日)は組み上げ一時中断中です。
タイヤのホイールは、新品もそこまで値段が高くなかったのでネットで新品を購入、プラスティックの風よけもネットで新品?が見つかったので現在注文中です。
残りのパーツが揃い次第、組み上げ再開になると思いますが、いったいいつになる事やら…
ここまで来るのに2年かかっているので、まだまだ先は長そうです。
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