生徒には体育の更衣室と廊下にロッカーを1つずつ割り当てられるのだけれど、
今年廊下のほうに割り当てられたロッカーの鍵がなかなか開かなくて、体育の時間、更衣室のロッカーに入りきらなかった荷物を鞄に入れてベンチの下に隠しておいたら、筆箱だけなくなっていたみたい。
(←はキャンパスのロッカー、高校のロッカーは幅も、高さも、奥行きも、キャンパスのロッカーの2/3で小さい。更衣室のロッカーは廊下のロッカーの半分。)
筆箱には<(写真つきのIDカードが出来るまでの)仮のIDカードも入っていた。
娘は、
「どうせ写真つきのIDがもうすぐ出来るからいいよ」
と言っていたけれど、IDの番号で、図書館で本が借りられたりするので、とりあえずオフィスに聞きに行ったら、
「出席管理のオフィスで、新しい仮のカードを作ってもらうように。写真つきのIDが出来るのを待たないように。」
と言われたので、出席管理のオフィスに行くことにしました。
「仮のIDが盗まれたので、再発行して欲しい」
と、言うと。
「もうすぐ、正規のIDが出来るから問題ない。新学期は転校生も多くて、不必要なIDは発行できない。第一、本当にIDを盗まれたの?落としたんじゃない?」
と、聞かれたので、
「筆箱と一緒に盗まれたんです。メインオフィスに聞いたら、新しい仮のIDを発行してもらうように言われたんですけれど、仮のIDを盗まれても不都合はないのですか?」
と、聞くと、
「大丈夫、仮のIDに書いてあるのは廊下のロッカーの暗証番号だけ。(娘に向かって)ロッカーの暗証番号は覚えているわよね、じゃあ問題ないわ。」
というので、びっくり。
「誰かがその暗証番号を使って、娘のロッカーから物を盗んだらどうなるんですか?それが心配なんですけれど。」
と、言ったらやっと気がついたみたいで、
「あら、そうね、じゃあ新しいロッカーを割り当てるわ。」
と、言ってやっと仮のIDを再発行してもらいました。
アメリカ人の「大丈夫(no problem)」はかなりの割合で、日本の感覚の「大丈夫」とは違う。
ロッカーの余談なのですが、娘の話によると、去年ランチを一緒に食べていた子のロッカーが壊れていて、暗証番号なしでも開いてしまうらしく、何度も物を盗まれたみたい。
(その子は今年私立の高校に転校してしまったのだけれど、)なぜロッカーの鍵が使えない時点で交換してもらえるように言わなかったのか、何度も物を盗まれているのにそれでも同じロッカーを使い続けるのか、不思議だった。
もしかしたら、その子も「大丈夫」で片付けられてしまったのかな?
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