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(←娘が陶芸のクラスで作ってきた花瓶。
花瓶が傾いて見えるのは、目の錯覚でも写真が歪んでいるからでもなくて、
轆轤を使わずに、ひも状の粘土を巻いて作ったため花瓶自体が傾いでいる。
おまけに水漏れするので、花を生けておくことが出来ない。)
今学期はヒュマニティー(人文学?)のクラスをとっています。
ヒューマニティーと聞くと人道とか博愛とか思い浮かべてしまうのだけれど、アメリカでヒューマニティーのクラスといえば「芸術全般を広く浅く学ぶクラス」です。
簡単に言うと、アート鑑賞のクラスです。
アートと言っても、絵画だけではなく彫像も劇も映画も文学も音楽も建築物もみんな鑑賞の対象です。
普通の講義の他にも、美術館に行ったり、文学作品を読んだり、映画を見たりしてレポートを書く宿題が出ます。
そのヒューマニティーのクラスの最初の講義で、
「あなたの着ているTシャツも額に入れて飾ると美術品になるし、インディアンが使っていた日用品も発掘されて美術館に置かれると美術品になります。
つまり、美術品というものはただ鑑賞のために存在しているだけのもので、日常生活で使われている物はいくら芸術的でも美術品とは呼ばない。」
と、講師が言っていました。
と、言う事は…
娘が陶芸のクラスで作ってきた水漏れのする花瓶は、飾っておくだけしか出来ないから美術品に分類される?
実用品はアートじゃない…って納得できました。
返信削除古美術品なども昔は実用目的で作られたかもしれないけど観る人が見ればアートですから。
娘サンの芸術的な花瓶も修繕して水漏れしないようになったらただの実用品でしょう。
アートのまま飾って置くのもいいかもしれませんよ(^-^)
2009年5月28日 (木) 08時42分
>アートのまま飾って置くのもいいかもしれませんよ
削除そうですね。
↑の写真は母の日に花を飾った所です。
この後水漏れがすることが発覚して、完全に観賞用になりました。
2009年5月28日 (木) 15時59分