人の書いた文章をクレジット(作者の名前など)なしに引用すると、Plagiarism(盗用)になります。
以前にも書いたのですが、日本では(先輩や友達のレポートのほとんど丸写しでも単位が取れるとか、)バレなければO.K.みたいな部分もあって、結構寛容ですが、
アメリカではPlagiarismは退学にもつながる重大なルール違反です。
この間英語のクラスで講師が、
「このクラスの中で、盗用をした生徒がいます。
盗用をすると0点、2度目以降だと退学になります。
たった1ページのレポートを書くのに盗用をするのだったら、
このクラスにはついていけないので、登録の取り消しをしてください。」
と、かなり不機嫌な様子でした。
小学校の頃から盗用について厳しく指導されるアメリカ人学生と違って、
「盗用に寛容」あるいは「盗用なんて当たり前」の国から来た人は罪悪感など全くないので、Plagiarismで捕まるのは留学生が多いです。
その中には、どうして盗用がいけないのか理解できずに、講師と喧嘩になってしまう生徒もいます。
そういう生徒は大抵、
「自分の国ではO.K.なのに!」
と、怒りモードなのですが、
どんなに怒ってもアメリカではアメリカのルールに従うしかないです。
今回講師は盗用した生徒の名前を挙げることはしなかったのですが、
次の週からある国出身の生徒がゴソッといなくなっていました。
今回の教訓
「人のものを借りる時はことわってから。」
「みんなで協力して宿題をするのは良いけれど、宿題を写しあうのは程々に。」
厳しい…っていうより盗用厳禁は当たり前のような気がします。
返信削除テストの答案もレポートもノートもその人が授業でどんな知識を得たのか…が分かる物だから 何人もの学生が同じ…なんてあり得ないでしょう。
私の卒業した大学ではノート提出の授業(講義中に先生が言った意見や冗談に対する感想も書く)があって 個性的な感想だと試験が免除になりましたよ(勿論成績は優)。
その教授はちゃんと学生の顔と名前を把握していて 盗用ノートが摘発されて掲示板に「〇〇クンは二度と私の講義を取らないように!」と張り出されました。
2009年6月14日 (日) 11時23分
>梓さん
削除>盗用ノートが摘発されて掲示板に「〇〇クンは二度と私の講義を取らないように!」と張り出されました。
日本では珍しい先生ですね。
日本で盗用がばれにくいのは、多くの講師が提出されたレポートをちゃんと読まないからだと思います。
アメリカではどの講師もレポートはきちっと読んでいて、怪しいと思ったらインターネットで徹底的に検索します。
内容だけではなくて、文法チェックまでする講師もいます。
学期末などは、生徒もレポートに追われて大変ですが、採点する講師の方もカフェテリアやバスの中でまでレポートを持ち込んで採点していて、
「学期末は講師も大変なんだなぁ」
と、思います。
2009年6月14日 (日) 13時44分
アメリカ、やっぱ厳し~い(ノ>д<)ノ!
返信削除ワタシの通ってた(ずいぶん昔だなぁ…)大学では、普通に写したり、ワタシがいい加減な生徒だったのもあり心優しい(?)友達が自分のを、も一度書いてワタシにくれたり(筆跡2部!)、丁寧に毎度毎度、出席の返事もして下さる( ̄▽ ̄)。
でも、それで普通だと思ってました(-.-)。
教授も、それほど真剣に膨大な人数のレポートなんて、キチキチ見てる風もなかったし。
そんなら、得意の料理レシピでも書いて出してみたら良かったなぁ(ノ゜O゜)ノ。
それでも通ったら、やっぱ見てないよ!
こんなだから日本は入るの困難、出るのが簡単、なんですね!
宿題写しは、日本では中学生の頃から養われる楽して生きる術(o_ _)o…。
やはり、悪いことは悪い、ダメなものはダメ、ときちんと教えるアメリカの態度が正しいです\(~δ~)/!
ウソで上作ったウソものの大人ばかり排出してしまいます。
って言うワタシもその一人かぁ…(´Д`)。
でも、「講師がレポート提出の後は大変」とはスゴい!
そんな姿勢見たら、申し訳なくて学生もズル出来ないよね=^ェ^=!
2009年6月14日 (日) 16時58分
>きよPさん
削除>アメリカ、やっぱ厳し~い(ノ>д<)ノ!
アメリカはプラグマティズム(実用主義)とハードワークが社会的な価値基準になっているので、借り物で取った単位には厳しいのだと思います。
そのかわり、学歴が就職の採用の重要な基準になっていて、学歴が高く成績が良い人ほど高収入の仕事に就けるようになっています。
コネで就職する人もいますが、そのコネを作るには大学で良い成績を収めて、教授に良い紹介状を書いてもらうのが、普通です。
紹介状を書く方も、優秀でない人を推薦すると信用に関わるので、ありのままを紹介状に書きます。
2009年6月15日 (月) 01時30分