2010年10月31日日曜日

ハロウィン2010 その2


 「コンテストで優勝するんだ」
と、普段よりも30分も早く起きて、メイクをしてコスチュームを着て気合を入れて学校に出かけた怪獣

(←パッケージから出したコスチューム。
遠目に見ると、ちゃんとした服に見えるけれど…)

 学校から帰ってきて、
「学校どうだった?」と聞くと、
いつもは
"Good"か"Bad"
しかいわない怪獣が、
「エントランスのホールを入ったら、知らない子から注目された。」
「教室に行く途中の廊下で、ホームルームの先生(日本の担任)とすれ違ったけれど、先生は全く気がつかなくて、教室に入って来て僕だと言う事がわかってびっくりしていた。」
「コンテストは最終選考に残ったけれど、優勝は出来なかった。」
「みんなに『素敵なコスチュームだね』『マッドハッターのコスチュームははじめてみたよ』って言われた。」
などと、次々にいろいろな事を嬉しそうに話していました。

 学校でマッドハッターの変装をしてきたのは怪獣一人だったみたいで、かなり注目を浴びたようです。
 「先生のうちの一人が写真を撮っていたから、今年のイヤーブックには写真が載るかも(*^m^)」
と、言っていました。

(←笑ってしまうと完全に目が無くなってしまうので、「目をパッチリ開いたまま笑って」と言う私の注文に、出来るだけ答えようと頑張る怪獣。)

  転校生で、英語のクラスメイト(特別クラスなので怪獣も含めて8人しかいない)くらいしか声をかけてくる子がいなかったのに、一気に声をかけてくる子が増えて嬉しかったみたいです。
 今まで、「一人が好き」「人と関わるのは苦手」だった怪獣が、コンテストに参加して人に注目されるのを嬉しく思うようになるなんて、かなりの進歩。

 アメリカでは「個性的」でいることが奨励されるので、怪獣も自分のままでいて居場所があって、更に「※ユニークだね」「クリエイティブだね」と褒められるので、伸び伸びと学校生活が送れているみたい。
 みんなに合せるために訓練しなければいけない日本と違って、地のままでOKなアメリカ文化は怪獣にとっては居心地がいいみたい。

 コスチュームは高かったけれど、怪獣が嬉しそうなんで「よかったよかった。」

※ユニーク
日本で「ユニークだね」と言われたら、「変人」の婉曲語のような感じで良い印象はないのだけれど、アメリカで「ユニーク」は「オンリー・ワン」を意味するホメ言葉。
アメリカで「ユニーク」と言われたら、(ほとんどの場合は)褒められたと思って良い。

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