2011年6月2日木曜日

ゴミ箱事件


 この間、ファミリールーム(リビングルーム)のパティオ・ドアを交換していたときのことです。

 が作業中に出た細かいゴミを捨てたくて、
怪獣
「ゴミ箱持ってきて~」
と、頼んでいた。

 我が家のファミリールームにはゴミ箱がないので、ファミリールームで出たゴミはキッチンまでもって行って捨てるか、トイレのゴミ箱に捨てるか、ゴミ袋をファミリールームに持っていってゴミ箱のかわりにするかのどちらかでした。

 キッチンのゴミ箱には生ゴミが入っているし、トイレのゴミ箱を他に持ち出すのは衛生的でないので、ここで「ゴミ箱~」と言われたら、ゴミ袋を持っていくのが正解。

 ところが頼まれてすぐに怪獣がファミリールームを出て行ったので、ゴミ袋をもってすぐ戻ってくるかと思ったら、いつまでたっても帰ってこない。

 「おかしいな?」
と、思ったら、
怪獣はガレージの横に置いてあるゴミ収集用の大きなゴミ箱を取りに行ったみたい。
怪獣にしてみれば、
「キッチンのゴミ箱もトイレのゴミ箱もファミリールームには持っていけない。
それなら、どのゴミ箱を持っていくか…」
と、考えた末の決断だったのだとは思う。

確かにそれゴミ箱なんだけれどさ~
屋外用だし、大きすぎて家の中には入れられないでしょ。」
「ゴミが捨てられれば、必ずしも『ゴミ箱』という名前の物でなくてもいいんだよ~(T_T)」

 怪獣は発達障害なので、場の雰囲気や状況を読んで言外の意味を察することが苦手。
「ゴミ箱持ってきて」=「ゴミを入れられるものなら何でもいいから持ってきて」
と、言う
頼んだ人が何を必要としているのかに気がつかなくて、
文字通り言われた指示に従おうとする。 

 人間語が通じなかった小さい頃とくらべると、語彙も増えて指示通りに動けるようになってきたけれど、こちらが油断すると今回の様に普通の思考回路では全く想像もつかない行動をする。

なまじ、日常のルーチンはスムースにこなしているだけに、
怪獣が発達障害があると知らない人から見たら、
「気が利かない」
「悪ふざけが過ぎる」
と、思われがち。

 日常のルーチンまでは型がきまっているので、訓練で適切な行動を身につけさせることは出来ても、
「場の雰囲気を読む」とか「相手のニーズを察する」とかは、パターンがないだけに難しい。

2 件のコメント:

  1. …σ( ̄∀ ̄;)ワタシ?
    先日、怪獣クンと似たような事をやっちゃったf^_^;
    チビガッパイ(4歳男児)が夜 寝ぼけて「お母さ~ん、オシッコ出る~」と泣きながら抱きついてきた。
    トイレまで抱いたまま連れて行けば良かったのにチビガッパイを下ろしてトイレへ連れて行こうとしちゃった。チビは本能的にトイレに着いたと勘違いして始めちゃった(」゜□゜)」パニック状態の私は手で器を作って必死に受け止めてましたf^_^;…勿論受け止められるワケもなく夫が近くにあったバスタオルを投げながら「間に合うワケないだろ!」と怒った…σ( ̄∀ ̄;)
    チビガッパイの果たしたかった「初めての夜中のトイレ」はワタシのスイッチ間違いで敢えなく失敗に終わった( ̄∀ ̄;)。とっさに「便器になろう」と思った自分の思考回路にビックリして 情けなくなった(泣)

    投稿: 2011年6月 3日 (金) 00時51分

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    1. >梓さん

      トイレの件は大変でしたね。

      梓さんのように寝ぼけてボケするのは仕方がないけれど、
      うちの怪獣は、しっかり目が覚めていても時々おかしなことをするからなぁ…
       
      投稿: 2011年6月 4日 (土) 03時48分

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