私は周りからよく
「悩みなんてないでしょ」
とか
「ラッキーだね」
と、言われることが多い。
つまり、才能もなく大した努力もせずに良い結果を手にしている「お気楽な人」と思われているらしい。
そんな私にぴったりの「動物ことわざ」は、「※鴨の水掻き」だと思っている。
ブログネタ:近況を“動物ことわざ”で表すならどれ?
※鴨の水掻き:水の上の鴨は気楽そうにみえるが、その水掻きはたえず動いている意で、人知れぬ苦労の耐えないことのたとえ。(「広辞苑 第五版」 岩波書店 電子辞書版 より引用)
傍から見ると「お気楽」「楽天的」「能天気」「怖い物知らず」と思われている私だけれど、元来は臆病で慎重な性格(誰も信じてくれないけれど…(;ω;))。
何か新しいことをする時には、とりあえずリスクのシミュレーションと大まかな対策を考えてから策を練る。
起こりがちなリスクを最小限に抑える努力をしつつ、コツコツと(水面下で)行動していると、自然と望む結果が起こってくるという仕組み。
問題は、私のリスクの考え方と計画実行能力にムラがあること。
「えっ?こんなこと出来ちゃったの?」とびっくりするようなことは難なくできるのに、普通は計画なんかたてなくても出来るような単純なことが出来なかったりする。
おかげで、努力してやったことまで「まぐれ」だと思われがち。
おまけに、私は頑張っていることの自覚がない。
(実行すれば目標に近づく見通しがたっているので、努力も苦にならない。)
周りに「苦労しています」「こんなに努力しています」とアピールしないから、「楽天家」だと思われている。
私は「メッキの楽天家」なのだと思う。
そんな私と対極の楽天家のタイプ(究極の楽天家)が夫だと思う。
夫は計画を立てるときはいつも「取らぬ狸の皮算用」。
「世の中上手く行かないはずがない」と信じているフシがある。
前もってリスクを予測して対策を考えておく「リスクマネージメント」なんて言葉は夫の辞書にはなくて、あるのは問題が起こったときに対処する「トラブルシューティング」のみ。
「問題は起こるとは限らないのだから、起こったときに何とかすればいい」という行き当たりばったりのスタンスなので、いつも出てきた問題にパッチをあてるのに大忙し。
(それで今までなんとかなってきたのだから、夫こそがかなりラッキーな人なんだと思う。)
「いそがしい」「頑張っている」が夫の口癖。
「yuuki(私)は暢気でいいね~」と言われる。
私:「頭脳労働を惜しむから、実行の段階で手間が倍増するんだよ」
と、思う。
私の事を「暢気」と思っている夫には、
「傍から見ると楽しているように見えるけれど見えないところで努力しているんだよ~水の上の鴨ってそんなに楽じゃないぞ~」
と言いたくなる。
リスクマネージメントとトラブルシューティングって寝ているような感じがするけど、かなり大きな違いがあるんですね。
返信削除私もリスクマネージメント側の人間ですが、それでも不安でいっぱい。端から見て「楽天家」とは見られていないでしょう。たんなる優柔不断とみられているのではないかと思います。
投稿: 2011年9月 5日 (月) 06時01分
>メンカさん
削除初めてのことをするときに、前もって対策を考えるには時間が必要ですよね。
情報収集もしなくてはいけないし、経験を重ねれば勘で判断できるだろうことにも、時間がかかってしまいますよね。
私の場合は出る結果にムラがあるので、「考えていない楽天家」と思われていますが、メンカさんは優柔不断じゃなくて、思慮深いと思われているんだと思います。
投稿: 2011年9月 5日 (月) 22時32分
技術者はリスクマネージメントまで気が回らないのかしら。「やってみないと分からない」というのも一理あるけど、動き出してミスしたら修復が大変…と合理的な人は思うんだろうね。
返信削除ミスが出たら修復に全力をかけられるのが、職人技だと私は思います。最初からミスの少ない方法を取るより 修復は後でも出来るから、やってみて上手くいけば 今後の仕事に役立つ…という考え方なんだろうと思います。
投稿: 2011年9月 7日 (水) 00時14分
>梓さん
削除時には「思い切ってやってみる」ことも発明や発見に繋がるのだとは思いますが、夫の場合は「飛んで火にいる夏の虫」状態なんで同情できないです。
投稿: 2011年9月 7日 (水) 09時48分