2011年9月26日月曜日

Chernobyl Heart (チェルノブイリ・ハート)


  2003年公開のドキュメンタリー映画。
日本でも2011年8月13日から公開中です。
日本の映画予告を見た感じだと、多分、日本で公開されてる「チェルノブイリ・ハート」は同じ監督(マリアン・デレオ)の2008年公開のチェルノブイリを扱ったドキュメンタリー映画"White Horse"と一緒に上映されているのではないかと思います。

(←"The Children Beyond Chernobyl"より引用 )

 英語版はインターネットで全編を見ることができるので、インターネットで見ました。
(YouTubeにも一部アップされていたのですが削除になっていました。YouTube以外のサイトでは見られました。)

 ドキュメンタリー映画だけあって、重い内容でした。
 撮影されたのはチェルノブイリ事故から15年後のベラルーシなのですが、80~85%の子が病気や障害や奇形を持って生まれ、チェルノブイリ原発から約80kmのホメリ市では甲状腺癌が事故後1万倍に増え、ベラルーシの乳幼児死亡率は他のヨーロッパに比べると3倍。 

 福島の原発事故の暫定INESもチェルノブイリと同じレベル7、映画を観ていて危機感を感じました。

 同じ監督、同じナレーターでアイルランドのボランティアとベラルーシの子どもたちの交流を主に描いた2008年の"The Children Beyond Chernobyl"と言うドキュメンタリーもあるようで、一部をYouTubeで見ることができました。

2 件のコメント:

  1. 原子力発電所事故での放射能汚染は目に見えない。だからこそ恐怖心を駆り立てる。
    私の友人が福島に住んでいますが、原発事故前と変わらない生活をしてるようデス。
    目に見えないから怖がるのではなく、コレも自分達の運命だ と言ってました。
    いつか この事故を教訓に事故が起きた時の除染技術を開発出来れば…とも言っていました。

    投稿: 2011年9月26日 (月) 23時54分

    返信削除
    返信
    1. >梓さん

      福島も広いですからね。
      避難の必要な地域もそうでない地域もあるのでしょうね。

      私達くらいの年になれば「これも運命だ」とあきらめて受け入れるのもありかと思いますが、
      小さなお子さんや若い人は被爆の影響が大きいので、この映画をみると、避けられるなら避けた方がいいんじゃないかと思いました。

      投稿: 2011年9月27日 (火) 08時03分

      削除