アメリカの高校や大学でエッセイ(作文やレポート)の課題は、ほぼ100%パソコンでタイプしたものを提出するように指示されるので、手書きのエッセイを提出する生徒は少ないです。
(←cursiveの例。
アメリカ独立宣言の複製)
タイプが要求されるわけは、アメリカ人の手書きの文字は汚すぎて判読不明と言うこともあるけれど、最近の人はcursive(筆記体)が読み書きできないからと言う理由もあるみたいです。
(手書きのでエッセイを提出する場合は、ペンを使って筆記体で書くのが正式のルールらしい。)
筆記体が読み書きできない理由はパソコンの普及で、手書きの機会が減ったこともあるけれど、最近の公立学校では授業で筆記体の練習をしないからだそうです。
学校では筆記体を教えることは教えるのだけれど、習字の練習のような感じで一通り書体を教えたら、その後は授業で使うことがないらしいです。
公的な書類の記入もprint/type(活字体)で書くように指定されていて、筆記体を記入する箇所はサインの欄だけ。そのため、若い人は自分の名前しか筆記体で書くことができない人が多い。
書くだけでなく読むことも出来ない子が増えていて、お祖父ちゃんお祖母ちゃんから来た手紙やカードに何が書いてあるのかわからない。
「筆記体はサインをする時につかうのみで、アートの様に飾りとして楽しむか、歴史の文献の中に出てくる考古学者のみが読むことのできる絶滅した書体になりつつある」と、ある雑誌の記事に書かれていました。
そんなアメリカの若い世代の多分に漏れず、うちの怪獣も筆記体の読み書きが出来ない。
アメリカでは14歳以下は保護者が代理で公的書類にサインできるのだけれど、15歳からは本人がサインしなければならない。
高校生の怪獣は、学校からもらう書類には今まで活字体でサインをしていたのだけれど、ビザの延長などで公的な書類に定期的にサインしなくてはならないので、名前を筆記体で書く特訓をしました。
お陰で、なんとか自分の名前だけは筆記体で書けるようになったのだけれど、まだ小さいサイズで書くことができなくて、指定された欄に収まりきれないではみ出すことも…
日本人は英語の時間に筆記体を習って読み書きできるのに、英語が母国語のアメリカ人が筆記体が読めないなんて不思議に思ったけれど、よく考えてみたら、私は日本人だけれど草書体が読めない(全く読めないわけではないけれど、読めない文字も多いし、書くことは全くできない)。
アメリカ人にとって筆記体って、日本人にとっての草書体のような物かもしれない。
アメリカの人でも筆記体書けないんですね。
返信削除という自分も怪しかったりはするんですが・・・(=´Д`=)ゞ
でも確かにパソコンが普及して文字を書く機会は激減しましたね。
日本人も書けない漢字が増えていたり書き順がめちゃくちゃだったります。
使わなくなった人間の機能って、すぐに退化しちゃんですよね。
携帯電話のおかげで、電話番号ほとんど覚えなくなっているので、妻の電話番号さえ「あれっ何番だったっけ?」ということもあったりしますね。ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ
投稿: 2012年2月11日 (土) 00時25分
>takumiさん
削除筆記体の書けないのは、アメリカ人だけだと思います。
ヨーロッパ人はほとんどの人が筆記体が書けると思います。
私も日本で携帯を使っていた時は、漢字がわからない時は携帯に打ち込んで変換していたので、読めても書けない漢字が沢山ありました。
電話番号は…固定電話しかなかった時から覚えるのが苦手で、携帯で履歴や電話帳からワンプッシュでかけられるようになったら、自分の番号すらも携帯を見ないとわからないようでした。
投稿: 2012年2月11日 (土) 05時57分
こんばんは、初めまして(・∀・)!
返信削除日本の大学で社会福祉、主に発達障がいを持つ子どもへの支援を勉強している藤堂と申します^^
海外の支援について知りたくて、探しているときにyuukiさんのblogを見つけました!
英語の文献はなかなか読めませんので、このblogで現地の支援について知ることができてとてもうれしく思います。
それに、yuukiさん一家はとてもチャーミングな方がそろっていらして、読んでいて楽しいです~^^
これからも素敵な日々のレポート、楽しみにしています♪
投稿: 2012年2月12日 (日) 19時55分
>藤堂さん
削除はじめまして。
訪問&コメントありがとうございます。
IEPの内容についてはかなり個人的な内容なので、ブログには詳しく書けないないですが、一般的なものは書いていくことが出来ると思いますので、よろしくお願いします。
投稿: 2012年2月13日 (月) 08時19分