日曜日のお昼頃、玄関のドアベルが鳴った。
修理などで人を呼んだり、知人を招いて食事をする以外で、昼間に玄関のベルを鳴らすのは大抵セールスなので、居留守を使うことが多い。
週日はセールスもよく訪ねてくるけれど、日曜日は宗教の勧誘以外は来ることがないので、「誰だろう?」と2階の窓から覗いたら、POLICEと書かれたベストを着た警察官2人組みだった。
ドアを開けたら、
「警察だけど、隣の人と話したことある?」
と、聞かれたので、
「ない」
と、返事した。
隣の人は1年位前に引越してきたのだけれど、アメリカでは引越ししてきても近所に挨拶する習慣はないので、会話をした事がない。
おまけに、隣の家は人の出入りが多くて、夜間は常時6台くらいの車があって、ガレージやドライブウェイに車が入りきらなくて、うちの庭先にまで路駐するくらい。
(と言うことは、車の免許を持っている年齢の大人が6人以上住んでいるということ?)
近くを通りかかったり庭を手入れしている時に会ったら、挨拶くらいはするけれど、人が多くて誰が家の持ち主で誰が訪問者なのかわからない状態でした。
私も怪獣も隣人を知らないと言ったので、警官は
「写真を見せるから、この人が隣で見たことがないかだけ教えて」
と、言うので、
写真を見たのだけれど、その写真と言うのが画像をモノクロのプリンターでプリントアウトしたものか、印画紙にプリントされた写真をコピー機でコピーしたもので、画質があまりにも悪くて有色人種の中年の女性と言うことはわかるのだけれど、よほど親しい間柄でない限り個人を特定できるレベルではなかった。
仕方ないので、
「わからない。隣にはいつも沢山人がいて、誰が住人なのかもわからない。」
と、言ったら、
「人の出入りが多いんだね。」
と、確認するように言って帰って行った。
アメリカに住んで6年になるけれど、治安のいい地域にすんでいるので、前のアパートに住んでいた時に警官が来て安全確認の質問したことがあったくらいで、警官が取り調べに来るのは今回もあわせて2回きり。
今回の件も大した事件じゃないといいのだけれど…
なんか怖いですね。
返信削除隣人って大事だなと特に最近思うようになってきました。
本当に大した事件じゃないといいですね。
投稿: 2012年3月27日 (火) 22時19分
>takumiさん
削除今回警察が尋ねてきたお隣さん以外の隣人は家族構成なども知っているのですが、そのお隣さんだけは謎なんです。
うち以外の近所の人も、ほとんどその家族について知らないのでは…と思います。
投稿: 2012年3月28日 (水) 04時52分