先週の金曜日、怪獣のIEPミーティングに行ってきました。
IEPミーティングは最低年に1度開く事が法律で義務付けられていて、怪獣の場合は、組まれたスケジュールで特に大きな問題もないことから、前回のミーティングからほぼ1年ぶりにミーティングが開かれました。
前回のミーティングは中学から高校への引継ぎということで、総勢13人の大人数でしたが、
今回のミーティングは、私たち親と怪獣も含めて7人のミーティングになりました。
主に今年度のIEPの経過と、来年度怪獣が受けられるサービスの内容に関しての話し合いでした。
今年度の様子については、IEP(特殊教育)の先生は怪獣をべた褒め状態。
宿題をきちっとやるし、努力家だし、手先が器用でアートの才能があるし、数学は抜きん出ているし、スケジュール帳の記入の仕方を教えたら自分で出来るようになった、などの小さなことまで褒めまくっていました。
来年度も今年度とほぼ同じサービスが受けられるように、スケジュールを組んで、約3ヶ月の夏休みの間は今まで身につけたソーシャル・スキルやコミュニケーション・スキルや英語のスキルを低下させないために、課外活動に通うことを勧められました。
言語の先生が夏休みの間だけ開かれる課外活動がいくつかあるので、怪獣が好きそうな活動を探してくれることになりました。
学校に通っている間だけでなく夏休みの過ごし方もアドバイスがもらえて至れり尽くせり。
最後に「何か要望は?」と、聞かれたけれど、提示されたプランに付け加えてリクエストしたい事は思いつかなかったです。
高校を通してのIEPの目標は、大学進学と将来の職業に繋がりそうな分野の興味を深めてある程度の方向性をつけていく事で、スタッフみんながその目標が達成に向かって取り組んでいて、これだけ良いIEPサービスが高校教育の一環として無料で受けられるのは恵まれていると思いました。
IEPミーティングがふつうに行われる国になりたい日本からこんにちは^^
返信削除高校教育の中でも将来(大学進学)に向けての話し合いの場が持たれるというのは素晴らしいことですね。
日本だと、特別支援(今年度から総合支援)の対象となる子どもが進学というのはほとんどないのが現状です…。
夏休みの過ごし方までアドバイスを頂けるのですか!本当に至れり尽くせりですね^^♪
ミーティングに本人も立ち会えるというのも、子どもの権利がきちんと保障・確立されている先進国ならではという感じで羨ましいです。
せめて子どもの意思確認を計画に盛り込めるシステムを作りたいなとぼんやり思う今日この頃です。
投稿:2012年4月24日 (火) 21時54分
>藤堂さん
削除受けられるIEPのサービスの内容は自治体によってかなり格差があります。
現在我が家が住んでいる自治体は経済的に裕福なので、以前住んでいた所に比べると格段にサービスがいいです。
スラム化した地域では予算やスペシャリストの数も限られているので、発達障害や軽い知的障害があっても、障害だと診断される事もなくIEPも受けられないまま高校をドロップアウト(高卒の資格なしで高校を終了)する子も多いと思います。
>高校教育の中でも将来(大学進学)に向けての話し合いの場が持たれるというのは素晴らしいことですね。
アメリカは日本以上に学歴社会で、最終学歴や専攻で就職できる職業が細かく決まっています。
大学のレベルも様々で、コミュニティーカレッジなどは、高卒の資格があれば無試験で入学できるので、怪獣(息子)のIEPの教師は、コミュニティーカレッジ進学を勧めています。
大学にも障害者枠があって、一般とは別に入学審査が行われる大学もあります。
大学在学中もテストの時間を延ばしてもらったり、宿題を見てもらったり、授業のノートを取ってもらったり、などの障害に応じて必要な支援が受けられるようになっています。
投稿: 2012年4月25日 (水) 10時18分