今回は、タイルとドライウォールの境目にトリム、床とドライウォールの壁の境目にベースモールディングをつける作業です。
(↑左の写真の水色の点線の部分が取り付け位置)
当初はタイルと似たような色の、陶器のトリムやベースモールディングをつける予定でしたが、値段が10cmで5~9ドルと高価だったので、木のトリムを買ってタイルと似た色にペイントすることになりました。
トリムやベースモールディングを取り付け長さにカットしてからペイントします。
今回トリムとベースモールディングをペイントした方法は、デコラティブ・ペイント(Faux Painting)の手法の一つでラギングという方法。
(←写真
上:ベースの色に使ったペンキ
中:トリムにベースの色を塗っているところ
下:ベースの色を塗り終えたトリム)
まず、地の色(ベースの色)をトリム全体にムラなく塗ります。
(今回地の色に使った色は、Martha Stewartというブランドの、カプチーノという色。店頭で調合して作ってもらいます。
調合ペイントは返品が出来ないことと、一番小さいサイズが約900mlでトリムに使うには多すぎたので、テスターのサイズ約230mlを買いました。
写真の入れ物はサンプルのサイズなので、別のメーカーのラベルが貼ってあるけれど、中身はMartha Stewartのブランドだそうです。)
ベースの色のペイントが乾いたらラギングに移ります。
ラギングに使った色は、特殊仕上げ用のペイントで、Potter's Clayというテクスチャーのロー・シュガーという色で、地の色よりも明るい色です。
(特殊仕上げ用のペイントにはテスターのサイズがなかったので、872mlの一番小さいサイズを買いました。)
(←写真
上:ラギングに使ったペイント。
中:ラギングを始める前のトリム。
下:ラギングをしているところ。)
ラギングのやり方はとても簡単。
ペイントに浸したくしゃくしゃに丸めた布を軽く押し付けて、布の襞の模様をつけていくだけ。
同じ襞の模様を繰り返さないように、布の持ち方を変えるのが自然な感じに仕上げるコツ。
今回は、ロー・シュガー色のペイントで地の色よりも明るいラギングをして乾かした後、ロー・シュガーにステンシル用の茶色い絵の具を少し混ぜて地の色よりも濃い色を作ってラギング。タイルの色に近い色に仕上げました。
ラギングのペイントが完全に乾いたら、トリムの取り付けです。
トリムの裏にコーキングを塗っ取り付け位置に貼り付けます。
(←トリムの裏にコーキングを塗っているところ)
ネイラーで釘を打って、トリムを固定します。
(釘を打つ位置はドライウォールの上。あらかじめスタット・ファインダーでドライウォールの裏の柱の位置を確かめて、柱に釘が固定できるように印をつけておきます。)
(←ネイラーでトリムを固定しているところ。)
釘穴や継ぎ目が目立たないように、パテで埋めてペイントでタッチアップをかけたら、作業は終了です。
(↑取り付けが終わったトリム、ベース・モールディング、点検口の蓋)
トリムやベース・モールディングと一緒に、点検口のトリムもペイントして、蓋も取り付けました。
(←写真
上:取り付け前
中:取り付け中
下:取り付け後)
余談:今回使った特殊仕上げ用ペイントは普通のペイントの値段の約4倍でした。
節約家の夫は、使う量が少しなのに1ℓ弱もペンキを買うのが納得行かなかったみたいで、
「木のトリムの値段+ベースのペイントの値段+特殊仕上げ用のペイントの値段を合わせたら、陶器のトリムを買うほうが安かったんじゃないか?
ヽ( )`ε´( )ノ」
と、文句を言っていました。
(私の心の声:「いえいえ、使わなかった材料全部の値段を合わせても、一番安い陶器のトリムの1m分にしかならないって…」)
ペイントの終わったトリムを見ても、文句を言っていたけれど、取り付けたらタイルの色とほとんど変わらない仕上がりで違和感がなかったので、文句がピタッと止まりました。
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