It's Complicatedは2009年のアメリカのロマンティック・コメディ(ラブコメ)。
邦題は「恋するベーカリー」で2010年2月に劇場公開されています。
ジェーン・アドラー(メリル・ストリープ)はカリフォルニオアのサンタバーバラで人気ベーカリーを経営している、中年のシングルマザー。
(←上:ジェーンとジェイク
下:ジェーンとジェイクの子どもたち
左から、ルーク、ギャビー、ローレンの婚約者ハーレイ、ローレン)
ジェーンは10年前に、夫で弁護士のジェイク(アレック・ボルドウィン)の浮気が原因で離婚。
3人の子どもたち、ローレン(ケイトリン・フィッツジェラルド)、ルーク(ハンター・パリッシュ)、ギャビー(ゾーイ・カザン)を育ててきたが、子供たちも大きくなり、それぞれ大学や同棲のために家をでて、最近は空の巣症候群気味。
(←アダム)
ジェーンは長年の夢だった自宅のキッチンの改装をすることになり、建築会社の担当のアダム(スティーヴ・マーティン)と知り合いになる。
アダムも離婚経験者で、ジェーンに好意を持っていて、ジェーンも少しずつアダムの存在が気になり始める。
(←ジェイクの妻アグネス)
ジェイクは離婚後、浮気相手のアグネス(レイク・ベル)と暮らすが、僅か6ヶ月でアグネスはジェイクのもとを去ってしまう。
アグネスは離れていた間に別の男性と子どもを儲け、暫くしたら戻ってきて、ジェイクと結婚。現在はジェイクとの間に子どもが欲しくて、夫婦で不妊外来に通っているが、ジェイクはそんな結婚生活に嫌気がさして、アグネスに内緒で精子の減る副作用を持つ薬を服用している。
普段は顔をあわせる機会のないジェーンとジェイクだが、共通の友人の結婚記念パーティーで久しぶりの再開。
その3日後に、ニューヨークの大学に通っている息子のルークの卒業式で再び会う事に…
ホテルのレストランで再々会した2人は、久々にお酒を飲みながら話しているうちに昔の気分に戻ってしまい、関係を持ってしまう。
サンタバーバラに戻ってからも、関係を続けようとするジェイクと、戸惑いながら受け入れてしまうジェーン、2人の人間関係にそれぞれ妻のアグネスと、建築家のアダムも絡んでくるし、子どもたちは2人の様子をいぶかしげに思うしで、話は(原題の通り)ややこしいことに…
この作品は、映画に詳しいほぼ毎日さんの奨めで観たのですが、思った以上に面白かったです。
ジャンルはロマンティック・コメディーということになっているけれど、監督は人間関係の面白さを描きたかったみたいで、そんな監督の意図がうまく反映されている作品だと思いました。
特に、密会をしようとジェーンとジェイクがホテルに入って行くところを、長女ローレンの婚約者ハーレイ(ジョン・クラシンスキー)が偶然目撃してしまい、一緒にいたローレンに気づかれないように、あれこれ苦しい言い訳をしてごまかすシーンが面白かったです。
これは私も観ました~
返信削除メリル・ストリープが好きなんです~
深刻な映画より、こういうコメディタッチの彼女が好きです
この前年作の『マンマ・ミーア』も最高でした
投稿: tomo* | 2013年4月27日 (土) 23時29分
>tomo*さん
削除ちょっとアレック・ボルドウィンの露出がやりすぎだけれど、いい映画でしたよね。
「マンマ・ミーア」も
ミュージカルって映画にしちゃうと、面白みが半減しちゃうんですけれど、「マンマ…」は映画でも面白かった。
投稿: yuuki | 2013年4月28日 (日) 10時00分