Last Chance harveyは2008年のアメリカのロマンティック-ドラマ映画。
邦題は「新しい人生のはじめかた」で、2010年2月に劇場公開されています。
ハーヴェイ・シャイン(ダスティン・ホフマン)は離婚して一人暮らしをしている。
テレビのCMの音楽を作る仕事で生計を立てているが、本当はジャズのピアニストと作曲家になりたかった。
そのCMの仕事も、最新のテクノロジーを使うことが多くなって、世代交代の時期にさしかかっていて、ハーヴェイのような昔ながらのやり方は需要が減ってきている。
一人娘スーザン(リアーヌ・バラバン)の結婚式のために、ロンドンに行くことになった時、上司に仕事を失う可能性が高いことをほのめかされる。
失業の危機にもかかわらず、娘のためにロンドンに飛んだハーヴェイは空港でアンケートをとっているケイト・ウォーカー(エマ・トンプソン)に話しかけられるが、「疲れている」と冷たく断る。
ホテルに着いて娘と連絡を取ったハーヴェイは、自分以外のアメリカからの招待客は、元妻ジェーン(キャシー・ベイカー)と再婚相手ブライアン(ジェームズ・ブローリン)が借りた家に泊まるように手配されていることを知り、元妻の仕打ちに憤りを覚える。
(元妻の再婚相手は、背も高くダンディな感じで、経済的にも裕福。それだけでも嫌味ったらしいのに…)
結婚式前夜に行われたリハーサル・ディナーに参加したハーヴェイは自分が花嫁の父としてではなくて、義理で呼んだ招待客の一人としか考えられていないことに孤独感を感じていた。
その上に娘のスーザンから、「バージンロードは義父のブライアンを歩きたい」と告げられ、ショックをうける。
ハーヴェイは翌日の結婚式の後、披露宴には参加せず、仕事のためにアメリカに戻る事にしたが、渋滞に巻き込まれ飛行機に乗り遅れてしまい次のフライトは翌日しかない。
飛行機に乗り遅れたことを上司に報告するために連絡すると、「(若い子にやらせるから)帰ってこなくてもいい(事実上の解雇)」と言われる。
ハーヴェイが憂さ晴らしをするために、昼間から空港のバーで飲んでいると、昨日アンケートを断ったケイトが飲みながら本を読んでいるのをみつける。
昼間から飲んでいるケイトを見てハーヴェィは、「彼女も嫌なことがあったのだろう」と感じ親近感を覚えて、昨日の非礼を詫びて話をしようとする。
ケイトは最初は「放っておいて」と拒否するが、ハーヴェイの悲惨な1日の話し始めたのをきっかけに会話のやり取りが始まる…
この映画は、「Leap Year」のDVDに予告が付いていて、エマ・トンプソンが出演していたので図書館から借りて来て観ました。
Trouble with the Curve(人生の特等席)と主人公の状況が似ていて、最新のテクノロジーに付いていけない中高年者が長年勤めてきた仕事を失う危機に直面しています。
その後の展開も、仕事については似たような展開になっていくのが興味深かったです。
この映画、予告で見た時はあまりパッとした感じではなかったのですが、鑑賞してみると期待を裏切って面白い映画でした。
(面白いと言っても、コメディ映画ではないのでバカ笑いできるタイプの面白さではないけれど、ハーヴェイとケイトの会話のやり取りがよかった。)
アクション系やSF系が好きな夫も、「意外と面白い映画だった」とコメントしていました。
ちょっと観てみたくなりました~
返信削除時代を反映した設定で、どん底から
どう立ち直るか見てみたい
投稿: tomo* | 2013年5月29日 (水) 10時10分
>tomo*さん
削除ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンのやり取りが良かったです。
こんな恋愛もいいなぁ~って感じでした。
投稿: yuuki | 2013年5月30日 (木) 07時26分
こんばんは
返信削除>この映画、予告で見た時はあまりパッとした感じではなかったのですが、鑑賞してみると期待を裏切って面白い映画でした。
未観なので、是非見てみようと思います
投稿: ほぼ毎 | 2013年5月29日 (水) 20時25分
>ほぼ毎日さん
削除孤独な中年の男性と女性の出会いの話でストーリーとしては地味なんですが、見た後元気になれる映画で面白かったです。
投稿: yuuki | 2013年5月30日 (木) 07時32分