2015年7月22日水曜日

怪しい日本語12 数詞その2


 前回まで1階のトイレの改装の記事が10記事続いていて、他の記事の更新が止まった状態でした。
 今回からやっと、内容も更新も通常ペースに戻ることになります。

 先月の末頃の話ですが、烏賊カレー(怪獣はエビ類にアレルギーがあるので、シーフドカレーにはできない)を家族で食べていた時に、

:「怪獣に質問です。烏賊はどうやって数えるでしょう?」
と、怪獣にきいた。

怪獣:「…」

:「じゃあ、お父さんに質問。烏賊の数え方は?」

:「1杯、2杯」

:「なーんだ。知ってたんだ…」

という、会話をきっかけに、
「蛸はどう数えるんだろう?」
「動物は1頭、2頭だよね。」
「昆虫も1頭、2頭だし、頭のあるのは全部『頭』?」
「人間は、1人、2人だし…」
「コップは?1杯?」
「いや、(コップの)中身を数える時は1杯だけど…中の入ってないのは一個じゃない?」

等と、物の数え方の話で盛り上がった。

が机の上の炭酸飲料の空きペットボルを指さしながら、
夫:怪獣、じゃあこれは?」
と、質問。

怪獣:「これ、空なんですけれど…」

:「`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!発達障害っぽい」

と、笑い出し、私たちもつられて笑ってしまった。

 確かに、物の数え方の話題の時に、中が入っているかどうか頓珍漢な返事をするのは『空気が読めていない』っぽい。

 けれども、その前の会話でコップの中身の数え方とコップ自体の数え方について話し合っているので、2年間しか日本語教育を受けていない怪獣が「瓶の場合も中身の数え方と瓶自体の数え方では違うのではないか?」と思うのも不思議ではない。
(私たちは日本語で生活していた期間が長いので、瓶は中が入っていても入っていなくても同じ数え方だと自然にわかるけれど…)

 やっぱり、日本語は難しい。
(-_-;ウーン
 

 

 

ちなみに…

インターネットで調べたら、
烏賊や蛸や蟹は生きている時は、匹で数えるけれど、店頭に並んでいる場合(捕獲されて死んでいる場合)は杯で数えるらしい。

そう言えば人間も、生きている時とそうでない時の数え方は…

日本語の数詞は難解だ。

6 件のコメント:

  1. 確かに複雑ですよねえ
    数え方辞典なんてあるくらいですから♪

    投稿: Lino | 2015年7月22日 (水) 16時59分

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    1. >Linoさん
       訪問&コメントありがとう~
       数え方辞典なんてあるんですか?
      面白そう。
      家族みんな日本語怪しくなって来たし、うちにも一冊欲しいなぁ…

      投稿: yuuki | 2015年7月25日 (土) 00時43分

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  2. こんばんは!
    なるほど…
    確かに同じものでも状態が違うと単位が変わる事がありますね。
    うーん…
    日本在住の生粋日本人も「なるほど!」な会話です!

    投稿: ミナゾウ | 2015年7月22日 (水) 21時05分

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    1. >ミナゾウさん
       こんにちは~
      訪問&コメントどうもありがとう。
       数え方なんて、私たちは普段あまり気にせずに無意識に使っているけれど、考えてみたら面白いですよね。
       日本語を学ぶ外国人にとっては大変なんでしょうね。

      投稿: yuuki | 2015年7月25日 (土) 00時43分

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  3. なるほどね~、気がつかなかった。
    面白いですね。
    こんな事を一生懸命考えるの結構スキ!(笑)

    投稿: 松G | 2015年7月24日 (金) 23時30分

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    1. >松Gさん
       訪問&コメントありがとうございます。
       くだらない疑問なんですけれど、面白いですよね。
       一度アメリカ人とベーコンの数え方で似たような会話をしたことがあります。
       「piece」か「slice」で揉めて、周りのアメリカ人に訊いて回ったんです。
      そうしたら、人によって色々で中には「strap」を使う人もいました。

      投稿: yuuki | 2015年7月25日 (土) 00時43分

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