Up in the Airは2009年のアメリカのコメディ・ドラマ映画。
邦題は「マイレージ、マイライフ」で、日本では2010年に公開。
ライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)は、企業に代わって従業員に解雇解雇を通告する業務を行う企業の社員。
仕事の依頼に合わせて、アメリカ中を文字通り(飛行機で)飛び回る、出張に続く出張の生活をしている。
解雇通告の仕事以外にも、「What's in Your Bagpack?」と、いう例えを使って、彼のモットーである「人間関係のしがらみは背負わない」ことを、講演をして歩いている。
講演の内容の通り、ライアンは家族との関わりは極力避け、結婚にも全く興味がなく、仕事で忙しく飛び回る生活を楽しんでいて、目標は1000マイルのマイレージを達成する事。
ある日、本社で解雇通告をしている社員たちを集めたミーティングがあり、そのミーティングで、新入社員のナタリー・キーナー(アナ・ケンドリック)が提案した、解雇通告をインターネットで行い、社員の出張費を大幅に削減すると言う新しいシステムを採用するという発表があった。
ミーティングの後、ライアンは「ネットで解雇通告をするなんて、上手く行くはずがない」「ナタリーは現場の仕事の様子を全く理解していない」と、ボスのクレイグ(ジェイソン・ベイトマン)と、口論になり、ナタリーを相手に解雇通告のロールプレイをやって見せる。
そのロールプレイを見て、ナタリーの解雇の仕事の経験の浅さを理解したボスのクレイグは、ナタリーを実際の解雇の仕事に同伴させて、現場の解雇の仕事のコツを学ばせる役をライアンに与える…
(数件の解雇を観察&経験させただけで、長年積み重ねて来た経験から学んだコツが身に付くと考えるところが、いかにもせっかちなアメリカ人経営者らしい…)
この作品は、ベラカバンバさんのお勧めでDVDを図書館から借りて来て観ました。
この作品は、ライアンの生き方や物の見方の変化や動きをメインに描かれた映画だと思うのですが、私はアメリカの解雇のや企業のカルチャーの方に興味をおぼえました。
この作品が公開されたのは2009年、リーマンショックの翌年で企業が大量に従業員を解雇していた時期と重なります。
映画ではジョージ・クルーニー演じるライアンが、冷静に対象者を上手に説得しながら解雇を言い渡して納得してもらっていましたが、現実はもっと込入っていてドロドロした感じだったと思います。
あの当時は、ライアンのような経験豊かな解雇通告人が求められていた時期だったのかなぁ…と思いました。
おはようございます。
返信削除こっちは今6時。摂氏27度ですがパソコンの前は30度近いですf^^;
さすが目の付け所が違いますね。
公開当時の時代背景なんて考えたこともなかったです。
日本じゃジョージクルーニーはトムクルーズと同じような扱いになってますから
そんなアクターがこういう人間臭い芝居してるのにばかり目が行ってました。
(今、目覚ましテレビでトムクルーズの来日のニュースやってるところですけど)
お勧め映画見ていただいて、リビューまでいただけてうれしいですv^^
投稿: べらかばんば | 2015年8月 4日 (火) 06時07分
>ベラカバンバさん
削除こんにちは~
訪問&コメントありがとうございます。
朝6時でもう27℃は暑いですね~
まさに真夏ですね。
いつも、いい映画を紹介してくださってありがとうございます。
今までのお勧め映画の中で観たものはどれも良いものばかりでした。
残念なのは図書館なので、全部を探すことができないことです。
「セクレタリアト」や「コーチ・カーター」みたいに、諦めていたら見つかるものもあるので、今後も根気よく探してみます。
投稿: yuuki | 2015年8月 6日 (木) 05時28分