食害に遭って慌ててフェンスを設置した我が家の家庭菜園。
(←8月上旬の家庭菜園)
8月に入ったら、随分伸びてきて、蔓を這わせる網も設置して、「グリーンカーテンにするぞ~」と意気込んでいた。
ところが、8月中旬になるとまたもや胡瓜の葉っぱがあちらこちら何かに食べられていて、穴だらけに…
そのうち、食べられた葉からだんだんと枯れ始めた。
(←8月20日、
虫害にあった後、枯れ始めた葉)
フェンスを張り巡らしたので、獣害ではない事は確か。
犯人を探すために菜園を観察していたら、テントウ虫のような黄色い小さな虫を沢山発見。
テントウ虫ならアブラムシを食べるから問題はないはず…
と思ってインターネットで調べたら…
(←捕まえたキューカンバー・ビートル)
キューカンバー・ビートルというウリ羽虫の仲間らしく、ネットの情報によると、成虫は瓜類(胡瓜、ズッキーニ、カボチャ、メロン等)の葉っぱ(や実)を食べモザイク状の痕を残し、幼虫は瓜類の根っこを食べ、虫害に遭った瓜類は地上と地下の両方からやられてしまうらしい。
おまけに、成虫はウィルスを持っていて、食べられた切り口から感染して、立ち枯れの原因になるらしい。
(←8月20日、
枯れた葉と表面に痕の残ってしまった胡瓜の実)
┌|゚□゚;|┐ギョエ~‼
大変だぁ~!
何とかしなくちゃ…
と、引き続きネットで駆除の方法を調べたら、とある種類の農薬が効果的と書いてある。
(↑唐辛子水)
農薬って…
家庭菜園で規模も小さいし、できたら化学薬品は使いたくない。
無農薬の駆除方法はないものかと調べたら、ペットボトルで成虫を1匹ずつ捕獲することと、唐辛子水が効くらしいので、早速お酒と唐辛子(パウダー)を買ってきて、唐辛子水を作って撒いた。
(←9月20日の菜園)
唐辛子水を撒いた後は害虫は見なくなったのだけれど、時すでに遅し、既にウィルスに感染していたのか、胡瓜をはじめにズッキーニまでもが次々と枯れはじめ9月の下旬には瓜類は全滅してしまった。
全滅してしまった瓜類とは対照的に、トマトの方は元気で隣同士の株の葉が絡み合うくらい成長して、まるでジャングルの様になってきた。
(←生い茂ったトマト)
トマトは8月の時点で青い実がつき始めて、9月の中旬には最初の収穫ができた。
今年はミニトマトとローマントマトとビッグボーイ(普通のサイズのトマト)の3種類植えたのだけれど、ミニトマトは赤くなるとすぐ鳥にもっていかれることが多く、収穫は思ったほど多くなくてがっかり。
10月の上旬の時点でミニトマトの青い実はまだ沢山残っているけれど、人間の口に入るのはどれくらいになるやら…
(←赤くなったミニトマトとローマントマト)
ミニトマトとは順調に育っているけれど、ビッグボーイのは収穫量が少ない上に、品種の特徴なのか、果実に皺や傷が多くて(皺に土などがたまってしまい)食べにくい。
(来年はこの品種は植えないと決めた。)
(←収穫したトマト)
ローマントマトは鳥害にも遭わず、コンスタントに収穫出来て、スパゲティーのソースやトマトソースなど、イタリア料理に最適。
家庭菜園には植えていなかったのだけれど、スーパーで買ってきた鉢植えのバジルも順調に育ったので、今年はイタリア料理のトマトソースには事欠かなかった。
(←玉葱の種)
8月に花の咲いていた玉葱も、9月の下旬に種ができて収穫。
これから種まきをしても遅いようなので、来年のために取っておくことにした。
※唐辛子水の作り方
材料:
・唐辛子
・お酒(度数の高い蒸留酒など)
・水
作り方:
①唐辛子1:お酒4の割合でガラスの瓶に入れ、冷暗所で1週間~1か月寝かせる。
②寝かせた唐辛子酒を 水で150~300倍に薄めてスプレーで散布する。
注意:
・肌に振れたり目に入ると危険なので、取り扱いに注意。
・植物によっては唐辛子水に負けて枯れてしまうこともあるので、最初は薄めの液をスプレーして様子を見る。
最高でも濃度150倍まで薄める。
・真昼の炎天下を避け、朝夕の涼しい時間に散布する。
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