停電3日目の金曜日(3月10日)は、最高気温が-3℃最低気温が-14℃の真冬日だった。
午前中には雪もちらつく寒い日だった。
(←折れた電柱を交換しているところ
土曜日の昼頃。)
運がいいことに今回の停電ではネットは使えたので、発電機を回している間に電力会社のウェブサイトを調べて、停電の状況を知ることができた。
電力会社のサイトによると、
・強風(秒速44mくらい)の為に切断した電線4000カ所。
・約100万世帯が停電。
・公立学校約300校が停電のため休校。
・近隣の州から応援が駆けつけて復旧作業にあたっているが、停電世帯の90%が回復するのは日曜日の夕方になる見込み。
と、いうことだった。
災害大国日本と違って、アメリカはインフラなどが災害に備えての仕様になっていない上、アメリカの仕事のやり方は効率が悪く、復旧までに時間がかかるのは覚悟はしていたが、
( ̄д ̄) エー!?
5日もかかって90パーセントぉ~?
(残りの10%は復旧までどれくらい時間がかかるのだろう?
復旧は病院や公共の施設が優先と聞いていたので、一般住宅街のうちがその10%になる可能性も十分ある。)
市や町全体が停電してしまう高圧送電線や変電所などのトラブルと違って、電柱や電線のレベルの問題なので、同じ地域でも停電している区画とそうでない所とがあって、まずどこで断線しているのかを突き止めなければならないので、時間がかかるのはわかる。
でも、こんなに寒いのに何日も停電が続いたら凍死者も出かねないし、信号も止まったまま(止まった信号が多すぎて)交通整理の警官もいない状態が何日も続くなんて…
┐(゚ー゚;)┌アメリカって…
停電3日目ともなると洗濯物も溜まってくる。
肌着など必要最低限の服を洗うため、金曜日は発電機を回している時に洗濯機と乾燥機を使った。
我が家の乾燥機はガス乾燥機なので、ドラムを回すのに電気が必要なだけで乾燥に電気の熱は使わない。
他の電力を抑えれば、乾燥機と洗濯機を同時に回すのも可能だったので助かった。
水曜日・木曜日と外食が続いていい加減飽きてきたので、金曜日の夕食は冷蔵庫にあった残り物を温めて食べた。
残り物では足りないかもしれないと、カセットコンロで豚汁を作って、炊飯器でお米も炊いたけれども残り物だけで十分な量だったので、豚汁とご飯は土曜日の夜に食べることにした。
金曜日の夜には75%の停電世帯が復旧したらしいが、我が家は相変わらず停電のまま。
発電機とロウソクの生活が続いた。
(↑工事の様子、土曜日。)
土曜日も引き続き低温の日だった。
天気は良くて陽の光があって暖かそうなのだけれど、土曜日も最高気温が-4℃の寒さだった。
土曜の朝、発電機を回した時に電力会社のサイトをチェックしたら、停電地域の地図が見られるようになっていて、それによるとうちの住宅街だけが停電中で、周りの住宅街は全部復旧していた。
お昼頃、停電でも食べられる食料品の買い出しと発電機用のガソリンを買うために出かけた時に、水曜日に電柱の折れていた場所を車で通りかかったら、やっと電柱の交換作業が始まったようで、折れた電柱を掘り起こして抜く作業をしていた。
(道に面した電柱だけでなく、道から垂直にのびる個人住宅の裏庭に設置してあった電柱3本も折れてしまったようで、替えの電柱4本が準備されていた。)
この電柱の交換が終わったら、我が家も停電から復旧かも…と思って、夕方頃怪獣と(ポケモンGOをしながら)見にいったら、電柱は交換されていたけれど、まだ電線を張る作業をしていた。
(その3時間後くらいに、夫が車で近くを通りかかった時もまだ電線を張る作業をしていたみたい。)
日没後暗くなり始めても通電していなかったので、発電機を稼働してレンジで前日に炊いたご飯を温めて、カセットコンロで豚汁を温めて夕食にすることになった。
(←新しい電柱に電線を張る作業)
発電機を回している間に、スマホやPCやタブレットの充電も始めたのだが、家族のスマホ+怪獣のiPadを一斉に充電するには充電ケーブルが足りなくてトラブルになった。
夫は、
「発電機の回っている間に(自分の2台の)スマホを100%まで充電しろ!(`Д´) 」
と、騒ぐのだが、
自分の充電ケーブルを会社に置いてきてしまったのは夫である。
普段は会社に置きっぱなしにしても、私や怪獣のケーブルを借りて充電できるので不便はなかったのだけれど、停電だと発電機が回っている間しか充電できないので、どうしても充電したい台数分のケーブルが必要。
私に、
「今、今って騒いでも、できないものはできない。
私か怪獣のスマホが充電されるのを待ってから充電するしかないでしょ!
そもそも停電なのに、どうして充電ケーブルを持って帰ってこないのよ!」
と、指摘され、
夫はブツブツいいながら、車用の充電ケーブルをコンセントにつなぐ方法はないものかと画策していたら、電気が戻ってきた。
夜7時40分頃だった。
その後、発電機を止めて家中の床を這わせた延長コードを片づけ、冷蔵庫や冷凍庫や電子レンジなど、元のコンセントにつなぎ直し、最後に応急処置で発電機につないであったガスファーナンス(ヒーター)の電源を元に戻す作業をして、9時30分頃やっと遅い夕食になった。
夕食後も、外に出してあった発電機の片づけなどの戸締りができる様に作業をして、やっと寝られる状態になったのが夜の12時過ぎ。
そして、就寝して1時間とちょっとで標準時から夏時間に変わる事になり、ただでさえ夜更かしして睡眠時間が短くなったのに、夏時間に切り替わったことで更に1時間睡眠時間が減ってしまった。
(;へ:)
4日間の停電&復旧直後に夏時間に切り替えと、本当に長〜い1週間だった
|;-_-|=3 フゥ
追記:
4日間の非常事態と夏時間への切り替えで疲れ+時差ボケの体に鞭打って、日曜日は停電生活の片づけ、月曜日からは溜まった家事(掃除や洗濯など)に追われる日々が続いている。
夫と怪獣は仕事と学校なので基本的に私一人で普段の家事+溜まった分の家事をこなしている。
溜まった分の家事を終えて通常の生活に戻るにはあと2~3日かかりそう…
(;´д`)トホホ…
土曜日の夜に我が家の電気が復旧した後も、停電の続いている世帯がかなり残っていた。
日曜日の天気は土曜日と変わらず、天気はいいが低温だった。
日曜日の深夜から月曜日にかけて雪が降って(積雪は5㎝くらいで量は少ないけれど)、低温が続き、火曜日も断続的だけれど雪が降った。
電力会社のサイトによると、月曜日の朝の時点でまだ約35000世帯が停電中。
月曜日の夕方までには100%回復を目指していたようだが、火曜日の夜の時点で99%まで回復とまだ停電の続いている世帯(2500世帯くらい)があるらしい。
我が家はオール電化。
返信削除アメリカのような停電になったら?・・・。
ただ こちら横浜は冬でも零下になりません。
電化生活にどっぷりの生活。
長期の停電は さぞ大変でしょうね。
お体無理せずお大事に!!!。
投稿: マーチャン | 2017年3月18日 (土) 08時06分
>マーチャンさん
削除訪問&コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってすみません。
オール電化だと停電の時は困りますよね~
我が家はキッチンのみがオール電化で、ヒーターとボイラー(湯沸かし器)はガスです。
ヒーターのファンを回すのは電気なので、停電するとヒーターは止まってしまいますが…
こちらは寒冷地で電気のヒーターでは十分な暖房効果が得られないので、暖房器具はガスという家が多いです。
投稿: yuuki | 2017年3月21日 (火) 23時33分