以前の記事で、夫と怪獣がネガティブ思考だということを書いた。
『ネガティブ』というと『悲観的』『暗い』というイメージだけれど、うちの夫と怪獣の場合は
『①(現実とそぐわない)マイナス思考→②混乱/パニック→③キレる』
というパターン。
まず、『現実とそぐわないマイナス思考(=認知の歪み)』に気づいてもらうために、『事実と意見を区別する』というレクチャーをやってみた。
次に②の『パニック』に関してだけれど、パニックが起こるのは、恐らく自分の感情が何なのかわかっていないから(何かわからないものには対処のしようがない)だろうということで、『感情について』と『感情にラベリング』をする事について2回に分けてレクチャーをした。
Inside Outは『感情』についてのレクチャーをする時に教材として使った映画。
(←上:ライリーの生まれたての頃
中:ヨロコビ
下:ヨロコビとカナシミ)
レクチャーについては機会(要望)があればそのうちに記事にするかもしれないけれど、今回は映画のレビューを書きたいと思います。
Inside Outは2015年のディズニーのアニメ映画で、邦題は『インサイド・ヘッド』で2015年に劇場公開されています。
主人公のライリーの感情(ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリ)を中心に人間(や動物?)の感情を扱った作品です。
映画は主人公のライリーの誕生から始まり、11歳になるまでのライリーと感情の様子を感情たちの紹介や感情たちの働きや脳の仕組みについて導入部分で簡単に描いていきます。
(←幼児の頃のライリーと感情たち
司令部と性格の島)
ライリーはミネソタに住むアイスホッケーの大好きな女の子に育ちます。
11歳のライリーのヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリの感情たちは司令部にいて、ヨロコビが主導権を握っていて、1日の記憶の殆どがハッピーな思いで埋まるように采配を振るっている。
ヨロコビは他の感情に役割をふって動かすが、ライリーを悲しませるカナシミにはできるだけ動いてほしくなくて、「マニュアルを読んでいて…」などの仕事しか割り振らない。
ヨロコビのリーダーシップのおかげで、ライリーの日々は順調で幸せな日が続いていた。
ところが…
ある日、ライリーの家族はミネソタからカリフォルニア州のサンフランシスコに引っ越しをする事に…
(←ミネソタの家を売ってサンフランシスコに引っ越すライリーたちと、ショックを受ける感情たち)
新しい環境でもライリーが幸せな気持ちでいられるように、ヨロコビは奮闘しますが、家は狭くでボロだし、荷物を運ぶ引っ越しトラックが行方不明になって暫く家具のない家で暮らさなければならないなどのトラブルが続いた上に、引っ越し先の環境があまりにも違ったりして、感情たちも戸惑っている状態のところに、「動くな」といわれていたカナシミが割り振られた仕事以外に手を出して来て、司令部は混乱する。
そんな中、事故が起こってヨロコビとカナシミが司令部からロングタームメモリーの保管場所に転送されてしまう。
ヨロコビとカナシミが戻ってくるまでの間、司令部のビビりとムカムカとイカリで何とかしようと頑張るが…
『司令部』や『性格の島』や『ロングタームメモリー』など心理学に関連した映画独自の用語などが結構出てきますが、その都度感情のキャラクターによって説明されるし、説明も理屈っぽいところはなく全体的に楽しめる作品でした。
こんばんは!
返信削除この映画を字幕も吹き替えも無く理解できるのですか?
すごいなぁ~。
投稿: FUJIKAZE | 2017年10月 2日 (月) 21時13分
>FUJIKAZEさん
削除おはようございます~
音声は英語だけれど、(英語の)字幕はつけて観てますよ~
音声だけだと早すぎて聴き取れないこともあるし、
単語や言いまわしなどの意味がわからない時は(スペルを控えて)後で調べたりします。
市販のdvdやブルーレイはスペイン語の吹き替えや字幕がついていることもあるので、スペイン語のクラスを取っていた時はスペイン語で観たこともあります。
さっぱり意味がわからなかったけれど…
投稿: yuuki | 2017年10月 4日 (水) 21時48分