娘の通っている高校は、大学のシステムと似ていて数学、科学、社会、語学、体育、コンピュータの必修コースは4年間で取る単位数が決まっていて、科目は時間の都合や本人の好みで選べるようになっています。
上の5教科以外にも、アートやフード、ソーイング、木工、機械、ビジネス、大学受験コースが自由科目として単位数が決められていて、決められた単位数を取っていきます。
自由科目は何をとってもOKなので、音楽のみ、機械のみ、などひとつのコースだけから集中して取ることも出来るし、組み合わせて取ることも出来ます。
なので、友達と相談して同じスケジュールを組まない限り、毎時間ごとにクラスメートが変わる事になります。
娘はESLに行っているので、ESLに合わせてスケジュールを組むので、近所の子達とクラスが一緒のことがほとんどないといっていました。
必修、自由コースのどちらでも単位を落としたら、サマースクールで取り直すか、次の学年で取り直しになります。
サマースクールは同じ科目の取り直しになりますが、次の学年で取り直す場合は必ずしも同じ科目でなくてもOKです。
例えば、科学の必修コースで生物のクラスを取っていて単位を落とした場合、サマースクールでは生物のクラスを取り直しになりますが、次の学年では物理に変えて単位を取ることも可能です。
ただ、全部の教科が毎学期、毎時間提供されるとは限らないので、本当に取りたい科目(進学に必要などの理由で)は学校のスケジュールと自分のスケジュールを上手く合わせて単位を取っていく必要があります。
日本では、決められたコースの通りこなしていけば、単位が足りなくて進学・卒業できない事態にはならないのですが、こちらでは自由度が高い分、スケジュールの組み方を失敗すると単位を落としてなくても、進学・卒業できないことがあるので要注意です。
そのために、カウンセラーがいて一人一人のスケジュールを組むのを手伝ってくれます。
足りない科目があると知らせてくれるし、科目の内容(ビギナーの科目なのか、上級の科目なのか等)を説明してくれたりします。
アメリカのシステムのいいところは、自分で科目を選ぶことができるので、落ちこぼれが少ないことと、スケジュールに対しての不満が少ないことです。
私は個人主義なので、アメリカのシステムの方が性に合っているけれども、
みんなと一緒の方が安心する協調タイプの人だと、こちらのシステムはストレスになるかも知れない。
娘は協調タイプなのですが、個性がかなり強いので、アメリカのシステムでもまあまあやっていけているようです。
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