イエローストーンの公園内をドライブしていると、あちらこちらで立ち枯れになった白い木と1.5メートルくらいの低い木の林や山を見かけました。
(↑白い枯れた木と低木の丘。ノリス付近で撮影。)
以前にグランドキャニオンに行った時にも、白く立ち枯れて葉のついていない林を見たことがあったので、山火事の跡だということがすぐにわかりました。
(↑枯れた高い木と低木。 キャニオン・ビレッジ付近で撮影。)
特にノリス、マンモス・ホットスプリング、タワー・フォール、キャニオン・ビレッジを結ぶループ状の道路周辺は行けども行けども立ち枯れた林や山だらけの場所もありました。
でも、グランドキャニオンのように黒い焼け焦げが残っていたり全く新しい木が生えていないという状態ではなかったので、グランドキャニオンよりも以前に火事があったのだろうと予測は出来ました。
(↑特集記事の表紙。)
パンフレットと一緒についてきた新聞に、1988年の火事から丁度20年目ということで、特集の記事が付いていました。
特集の記事によると、火事は1988年6月14日にパーク周辺で山火事が始まって、1つの火事が完全に消火しないうちに次々にイエローストーン・ナショナルパークや周辺の地域で散発的な火事が起こって燃え続け、9月11日に雨と雪が降るまでほぼ3ヶ月間続いたそうです。
公園内の火事で燃えた面積は793,880エーカー(約3212平方キロメートル。日本の国土面積の約1/10弱の広さ)、公園全体の面積の36%にあたるそうです。
火事が直接の原因で死んだ大型哺乳類は約300頭。
普通はナショナルパーク内で起こった火事は、自然のサイクルの一部と考えられていて、人為的な消火活動は一切しないのですが、1988年のイエローストーンの火事では、火事が始まった約1ヵ月後から消火活動が始まって、12億ドルが消火の活動のために使われたそうです。
幸いナショナルパーク内では火事による死者はいなかったのですが、周辺地域で消火にあたっていた消防士2名が1988年のの火事で亡くなったらしいです。
こんばんわ!!イエローストーン旅行記楽しく読ませていただきました。イエローストーン…。海外に出たことのない私にとっては初耳の場所。なのにこのきれいな景色、珍しい動植物。世界はやっぱり私が知っている者よりも広いんだと実感させられます。また遊びにきますね!
返信削除投稿: 2008年9月 4日 (木) 21時00分
メンカさん
削除忙しいのに訪問してくださって、ありがとうございます。
イエローストーンはすごく綺麗でした。
望遠レンズや三脚を持った、撮影旅行らしき人たちも沢山いました。
それに比べると、家のカメラはスナップ専用だし、撮影する人間も写真については全くの素人で、メンカさんみたいな写真の腕のいい人が撮ったら、もっと綺麗な写真が撮れるんだろうな…と、思いました。
投稿: 2008年9月 5日 (金) 14時07分