2009年12月7日月曜日

キャッシュバック

 日本でキャッシュバックというと、購入金額の何割かを返還するシステムのようですが、アメリカではキャッシュバックは違う意味で使われています。

 アメリカでキャッシュバックというと、銀行に行ってチェッキングアカウント(当座預金)からお金を引き出すのではなくて、お店のレジなどで商品を購入するついでに現金を引き出すことを指します
キャッシュバックをつかうと現金が必要な場合、わざわざ銀行やATMに行って引き出す必要がなく、買い物ついでにレジでお金が引き出せるので便利です。

 例えば、30ドルの商品を買って10ドル現金が必要な場合は、チェック(小切手)に40ドルの金額を書くと、レジで10ドルの現金を受け取ることができます。

 最近は小切手を切るよりも、当座預金のキャッシュカードにデビットカードがついているので、デビットカードで支払いをする人が圧倒的に多いです。
デビットカードは小切手をカード化したようなもので、デビットカードでもキャッシュバックすることが出来ます。

 この間電話で
「現金が必要なので銀行に引き出しに行く。買い物もしなくてはいけないので大変だ。」
と、言っていたので、
「100ドルくらいなら、デビットカードを使えば、お店のレジで現金を引き出せるよ。
キャッシュバックのYesボタンを押して、必要な金額を入力(または金額ボタンを押す)すればいいんだよ。」
と、教えました。

 翌日、はキャッシュバックに初トライしたようなのですが・・・






夫:「今日はじめてキャッシュバックを試したんだけれど…失敗しちゃったよ。」
私:「ふーん」
  -はいつも注意散漫気味なので、失敗と聞いてもさほど驚かなくなってしまっている私。-
夫:「とんでもない金額になっちゃってさ。」
私:「いくら引き出したの?」
  -100ドルのつもりが1000ドル(約10万円くらい)とか?20ドル札で1000ドル貰ったら財布に入りきれないよな…等と、思いながら聞いていると、-
夫:「50ドル引き出したかったんだけれどさ、引き出せたのはいくらだったと思う?」
私:「いくらだったのよ?」

夫:50セント
私:「50セントォォォ

「どうしてそうなっちゃったわけ?」

夫:「金額のボタンを押そうと思ったらさ、20ドルと40ドルしかなくて、数字のキーで"50"って入力したら、50セント渡された。」

私:( ゚д゚)アングリ -アイタ口ガフサガラナイ-

夫:「まあ、これでキャッシュバックのやり方もわかったしさ・・・」
  -って、暢気な奴。-

それにしても、レジの人はたった50セントのキャッシュバックを不審に思わなかったのだろうか?
レジで25セント硬貨2枚を受け取るの姿を想像して笑ってしまった。(≧m≦)

追記:ちなみに日本でも見る商品の中にハガキかなんかが入っていて、必要事項を書き込んで送るとキャッシュバックしてくれるシステムをアメリカではメール・イン・リベートと言います。
実はこのメール・イン・リベート、個人情報を集めるだけで返金しない業者が多いので、利用してはいけないとのことです。
(私のESLのリーディングの教師は「悪魔のシステム」と言っていました。)
 

2 件のコメント:

  1. 最初は「フムフム(-.-) アメリカには面白いシステムがあるんだなぁ」…とノンビリ読んでたケド…50セントのキャッシュバック…で唖然とした(; ̄▽ ̄)
    今 円高だから 日本円にしたら45円くらい…(^-^;
    いくらの買い物をして50セントをキャッシュバックしたのか…妄想してウケまくってました(o≧∇≦)o

    投稿: 2009年12月 8日 (火) 14時11分

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    1. >梓さん
       
      外国で暮らすと、買い物1つにしても日本とは違うので面白いですよね。
       
      私は留学して4年になるので、キャッシュバックが初めての人にはそんなに難しいものだとは思っても見ませんでした。
      (それとも、うちの夫がソコツなだけ?)

      投稿: 2009年12月 9日 (水) 07時00分

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