前回の記事からの続きです。
(←シムをはめ込んで窓を仮止めしたところ。
室内側からの写真
開口部と窓枠の間に隙間があって光が漏れている。)
⑤開口部と窓枠の隙間をシーラーで埋めて防水処理をします。
窓枠が螺子で固定されたら、開口部(建物の壁)と窓枠にマスキングテープを貼って、余分のシーラーが窓や外壁につかないように養生します。
(←シーラーを塗っているところ)
マスキングテープを目安にしながら、シーラーを窓枠と開口部の隙間に注入していきます。
シーラーがやわらかいうちに、表面をヘラなどで均します。
シーラーの作業が一通り終わったら、室内側から見て光が漏れていないか確認して、光の漏れているところは追加のシーラーを塗ります。
⑥断熱処理をする。
シーラーを塗り終わったら、今度は室内側から断熱の処理をします。
(←スプレー式の断熱フォーム。
ドアと窓専用のもの。
スプレー式の断熱フォームは何種類かあるのですが、種類によって膨らみかたが違うので、ドア・窓専用の物を使う。)
室内側の窓枠と開口部の隙間に、断熱フォームを埋めていきます。
(古い窓はグラスウールで断熱されていましたが、)今回はスプレー式の断熱フォームを使いました。
(←スプレー式のフォームを注入したところ。)
⑦余分な断熱フォームを削って、窓枠と壁の間の隙間の処理をする。
断熱フォームが完全に乾いて固まったら、はみ出た余分の断熱フォームを(カッターナイフなどで)削ります。
そのままだと窓枠と壁の間の隙間の断熱材が丸見えで美しくないので、トリムをつけたり石膏やセメントなどで処理をします。
(←余分な断熱フォームを削ったところ)
今回は木のトリムをつける予定だったのですが、トリムのデザインが決まっていないため、フォームを削ったところで作業がストップしています。
夫はトラディショナルな飾りのついたトリムで色はブラウンを希望。
私はシンプルなトリムで部屋の壁の色に合わせた白が希望。
と、意見が正反対で調整に時間がかかりそうです。
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余談ですが、
スプレー式の断熱フォームは用途によって何種類かに分かれています。
窓やドアのフォームは普通のフォームと比べると、膨らむ力が弱いそうです。
窓やドアに他の用途のフォームを使うと、膨らみすぎて窓枠やドアの枠が歪んでしまうので、DIYの店員さんに、
「絶対窓とドア専用のフォームを買ってください。間違えないように。」
と、念を押されました。
スゴイ(◎o◎)立派な仕事ですね。
返信削除私は建築現場を見るのが大好きなのでyuukiサンの旦那サンの器用さに感動しました。
スプレー式の断熱材での仕事の様子は初めて見るのですが、優れモノですねo(^-^)o
コレなら隙間断熱はバッチリ…でしょうね。
投稿: 2011年5月29日 (日) 14時56分
>梓さん
削除アメリカでは最近は隙間の断熱はスプレー式の断熱フォームが主流です。
壁や屋根などの広範囲の断熱もスプレー式の断熱フォームでやる人もいて、フォームや道具をDIYのお店で売っています。
投稿: 2011年5月30日 (月) 12時48分