2012年4月9日月曜日

パイオニア時代の家

 怪獣のスプリング・ブレークの間に、どこかにお出かけに行こうと言う事で、パイオニア(開拓者)時代の史跡に行ってきました。

 五大湖周辺の中西部は、かつてノースウェスト・テリートリーと呼ばれていて、18世紀の末期から開拓がすすめられた地域で、パイオニア時代の建物を保存したり復元した観光施設が多いです。

(↑シッティング・ルーム/居間?)

 観光施設もテーマパーク並に整備されて体験型のアトラクションなどがあって有料のところもあれば、復元された建物だけがあるところや簡単なガイドがつくだけの場所で、料金も無料や低料金の所もあって色々です。
 今回行ったのは、オハイオ州のクリーブランドの近くにある町で1つの建物を除いて見学無料でした。

 復元された建物が多くて、外観は現代の家とあまり変わらないけれど、内部は「大草原の小さな家」の世界でした。

(↑ベッドルーム。
夫婦のベッドの下に、トランドルベッドが収納できるタイプで、赤ちゃんや子どもを添い寝したりするのに使った。)

 開拓者時代の家は、現代の家と比べると、天井が低く、家具類が小さかったです。
 ベッドも木のフレームにロープを張って、その上に藁を詰めたマットレスを載せたシンプルなタイプで、幅も長さも小さかった。

(↑サマーキッチン。

 夏に暖炉で料理をすると家が暖炉の熱で暑くなってしまうので、裕福な家庭は家の脇に小さな小部屋を増設して夏専用のキッチンを作った。
 暖炉を通常よりも奥行きが深くなるように設置したり、風が通り抜けるように窓を作って、調理の熱が家の中に篭らないようにした。
サマーキッチンのない家は、夏の暑い時期は屋外で調理することもあったらしい。)

(↑夏以外に使われる通常のキッチン。
暖炉の左側のレンガの窪みは蓄熱式のオーブン?で、石窯のような所に夜の間暖炉の燃え残りを入れてレンガを温め、翌朝温まったレンガの熱でパンを焼いた。
 暖炉の中には鍋を掛ける可動式のアームがついていて、アームを動かして鍋を火から下ろせるようになっている。
 暖炉のマントルの上にパジャマを収納する扉のついた棚があり、冬は暖炉の熱でパジャマを温めた。)

(↑開拓者時代の店の内部)

 私とはDIYで家を改装中なので、開拓者時代のインテリアやキッチンなどに興味があって、結構楽しめました。
 怪獣は苦手な科目の1つのアメリカン・ヒストリーを思い出してしまって、あまり楽しめなかったようです。

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