2012年の作品。
ジャンルはスリラー。
邦題は「崖っぷちの男」で、日本では2012年7月から劇場公開。
ニック・キャシディ(サム・ワシントン)は、元ニューヨーク市の警官だったが、4000万ドルのダイヤを盗んでバラバラにして売りさばいた嫌疑をかけられ、無実を主張するも証拠がなく25年の実刑をうけてしまう。
服役中に父親が死んだため、監視付で葬儀に参加するが葬儀の後、弟ジョーイ・キャシディ(ジェイミー・ベル)と殴り合いの喧嘩になってしまい、止めに入った警官の拳銃を奪い、弟ジェイミーの車を奪って逃走。
(←上:父親の葬儀
下:弟とガールフレンドのアンジー)
(←葬儀後、弟ジェイミーとの喧嘩し、警官の銃を奪って逃走)
逃走後ニックは自分の無実を証明するため、ウォーカーという偽名を使い、マンハッタンのルーズベルト・ホテルにチェックイン。
予約してあったホテルの21階の部屋の窓から出て、窓の外の飾りで廂のように張り出した出っ張り(ledge)に立つ。
彼が出っ張りに立っているのを、通行人が発見して「飛び降り自殺志願者がいる」と通報。
警察が到着して、ビルの周りの道路を交通封鎖。
エアバッグを設置する。
ホテルのビルの下の道路には、飛び降り自殺を見ようと野次馬やテレビ局が集まってくる。
(←ホテルの部屋の窓からでて、外の出っ張りに立つニック)
ニックは説得のため21階の部屋に駆けつけた警察官に、リディア・マーサ(エリザベス・バンクス)刑事を交渉人としてよこすように要求。
リディア刑事以外とは口を聞かないし、「30分以内に彼女が来なければ飛び降りる」と脅す。
リディアは、以前にブルックリン橋から飛び降り自殺しようとした警察官の説得に失敗して、しばらく仕事を休んでいたが、電話で呼び出され、現場に駆けつけて交渉を担当する。
ニックはリディアに、自分は無実だと訴える。
「無実を訴えるために、ここ(窓の外の出っ張り)にいる」
と、話すが、ニックがビルの出っ張りに張り付いているのは、他にも目的が…
この映画、観始めは、ニックの行動は謎だらけなのだけれど、観ていくうちに少しずつ謎が解けて行きます。
探偵物のストーリーの様に、あらすじやエンディングを知ってしまうとネタがわかってしまっているので、ドキドキ感やスリルが大幅減。
観るなら、ネタバレ予備知識なしの1回きりがお奨めです。
ちょっと前にテレビのCMで見ました。
返信削除こういうお話だったんですね。
面白そう・・
DVDになったらみてみます
投稿: 2012年9月17日 (月) 08時28分
>母さん
削除DVDについていた特典映像によると、
全てのledgeのシーンではないけれど、多くは実際のルーズベルトホテルのテラス状に突き出ている部分に撮影用の(可動式の)部屋を設置して、ledgeを作って俳優もカメラマンも命綱をつけてledgeにおりて撮影したり、クレーンで吊ったカメラで撮影したので、俳優のリアルな緊張感がすごいです。
スリラーだけれど、PG-13だしお奨めです。
投稿: 2012年9月18日 (火) 05時43分