2013年1月16日水曜日

学校週6日制案 今更戻して大丈夫?


 雨の後の低気温の予報で、「路面凍結か」と心配していたけれど、
結局降水量が少なく、凍結しなくて済んで良かった。
C=(^◇^ ; ホッ!
(学校が休みにならなくて、怪獣はちょっと不満げだったけれど…)

 この間ネットの記事で、日本の学校を週6日制に戻そうと検討中だと読んだ。
 何でもゆとり教育の失敗で、子どもの学力が低下したので、学力向上のためのカリキュラムを新しく組んだら、週5日制では時間が足りないからと言うのが理由らしい。

 私が学校に通っていた時代は週6日制だったので、その頃に戻すだけなのだけれど、なんとなく引っかかるものがある。

 アメリカの学校に子どもを通わせていて感じることは、日本の学校って行事が多いと思う。
 運動会(体育祭)や学習発表会(文化祭)など、授業はないけれど学校に通わなくてはならない日がある上に、準備や練習などに時間が取られる。
 その他にも、始業式、終業式、入学式、卒業式など、修学旅行、遠足、など授業以外の時間に使われることが多い。
 アメリカでも(入学式はないけれど)卒業式等の学校行事はあるけれど、簡素化されていて行事に参加する以外の生徒は通常の授業だったり、放課後に行事のための時間を別に設けたりする。

 学校行事が全くムダだとは思わないけれど、もう少し簡略化したら週5日制のままでも学力向上のための授業時間は確保できるんじゃないのかと思う。

 週6日制にするのはいいけれど、学校に通う日数は増えて学力は向上しないまま、というような事にはならないんだろうか?

 また、学ぶ内容も「ゆとり」の前のレベルに戻してくれるのだろうか?
 ゆとり教育で育った世代がこれからどんどん教員になっていくけれど、果たしてゆとり世代の教師にゆとり以前の教師のような指導力はあるんだろうか?
(自分がその年齢で習わなかったことを、教えるって可能なんだろうか?)

6 件のコメント:

  1. やらないよりは今行動に移した方が、子供達も先生方も良いのではないかと思います。
    平日5日のままでこれ以上仕事が増えたら、鬱を発症する教員は間違いなく増えるでしょうから。
    内容に関しては勿論、厳しく見直していかないとダメですよね。
    チビの教科書を見ても甘っちょろいと感じる内容が多くて
    中学校1学期が小学校の復習に充てられるなんて無駄としか言いようがありませんでした。

    投稿: 瀬津喩 | 2013年1月16日 (水) 08時48分

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    1. >瀬津喩さん

      大阪の方では4月から週6日制に戻す学校もあるみたいですね。
       
      >中学校1学期が小学校の復習に充てられる

      最初の2週間くらいじゃなくて、1学期丸々ですか?
      それはちょっと無駄すぎる。

      中学からは教科担任を増やして、国語と数学は習熟度別にして、出来る子には先に進んでもらって、出来ない子は落ちこぼれないようにしたらいいのに…

      投稿: yuuki | 2013年1月17日 (木) 01時54分

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  2. 202.253.99.1522024年8月9日 0:14

    教育は大人目線で考えていたら何をしても駄目だと思います。6日制に戻したら戻したで、子供達の負担が増えて、不登校や自殺が増える可能性もあります。子供達の世界に目線を置いて必要なのかを考えることが求められます。

    投稿: | 2013年1月16日 (水) 17時57分

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    1. >…さん

      子どもの立場になっての改革ですか…

      政治家さんたちは子育てとはかけ離れた世界で生きている方が多いので、難しいかもしれませんね。

      投稿: yuuki | 2013年1月17日 (木) 02時01分

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  3. 教育は時間だけでなく内容が大切だと思っています。
    私自身は加工貿易立国のための
    従順な企業の歯車向け教育を受けたと思っています。
    でもバブルが弾け製造業が弱くなり、安易に製造技術を
    アジア圏に流出させたため米国市場に対する
    加工貿易日本のスタンスを失ったのが現状です。
    これを復活させようと
    国が音頭をとってマスコミが嘆いている訳ですが
    教育時間と内容を戻し昔へレベルupしたところで
    市場や環境が変わっているのですから
    豊かな生活が得られる保障は全くありません。
    此れから日本の人口はいくぶん減るでしょうが
    今から100年世界人口は爆発的に増え続けます。
    水ビジネスなど注目されていますが
    食ビジネスを早く手掛けるのが大事だと思います。
    日本の気候は雨が豊富で温度も植物に適しています。
    穀物などは規模の農業(オーストラリアなど)に
    かないませんが、露地野菜(果物や葉物など)は
    世界的にみれば環境優位があります。
    農協とか色々な利権団体に振り回されずに
    世界の人々に食を提供できれば
    100年の優位が確立されます。
    私が脱サラして起業して苦労したのは
    学校教育には起業する授業が全くなかったことです。
    サラリーマンと事業主では仕事に対するスタンスは
    まるっきり違います。
    高度経済成長で伸びた大企業は(平均値では)
    これからどんどん弱体化していきます。
    今からの世代は従順な歯車教育ではなく
    世界市場へ向けた起業家教育が必要です。
    私の事業も小さいですが、そこで接する
    ゆとり世代の子にドラッガーを読み聞かせます。
    私が住む田舎には限界集落が彼方此方にあります。
    行政に期待せず、余った山や畑を再生利用出来る
    100人の起業家を育成出来れば地域は豊かになります。
    1人の起業家は20人の雇用を生みます。
    教育は学校がするものと限定せず
    隣に座っている赤の他人に自身のノウハウを教えれば
    結果豊かになれるのです。

    投稿: あっくん | 2013年1月17日 (木) 03時59分

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    1. >あっくんさん

      コメントありがとうございます。

      あっくんさんのコメントを読ませていただいて、感じたのですが、
      今の日本の学校教育って「ゆとり」をやめて、週6日制にして時間を増やすだけではどうにもならない状況みたいですね。

      学校から一方的に知識を教えるだけでなく、もっとインタラクティブな視点からの検討も必要かもしれませんね。

      投稿: yuuki | 2013年1月18日 (金) 01時12分

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