2013年8月1日木曜日

怪しい日本語 その9 薄める

 現地校に通っている怪獣は、学校では英語、家族と話すときは主に日本語を使っている。

 は家では日本語オンリー、私は英語と日本語と半分くらい怪獣に話しかけるときは英語で話すことが多いです。

 怪獣が返事をする時は、どの言語で話しかけられたかで返事をする言語を決めるのではなくて、話す相手で言語をスイッチしているみたいで、私が英語で話しかけても返事は日本語と言うことが多いです。

 キッチンのカウンターにかなり濃い目に出した麦茶を置いておいたのですが、怪獣がそのままコップに注いで飲もうとするので、
英語で
:「It's strong.(それ、濃いよ)」
と注意したら、怪獣が日本語で
:「わかったよ~弱くすればいいんでしょ~」
と、返事が返ってきた。

 「弱く」って…(^-^;
英語をそのまま直訳しただけ…
ネットの翻訳を使ったみたいに不自然。

 日本語では、麦茶などの液体がstrongな時は「濃い」、weakな時は「薄い」と言うこと。
weakenは「薄める」と言うことを説明したらわかってくれたみたいで、その後は「濃い」「薄い」を使うようになった。

 渡米してもうすぐ9年目に突入。
 これからも怪獣は、この手の英語から直訳した変な日本語を使うことも多くなるんだろうなぁ~

 親も日本語が怪しくなってきているから、正しい日本語を教えるために日本語の勉強をしなおさなければ…

10 件のコメント:

  1. ベラカバンバ2024年8月24日 1:34

    この時間は遅めのおはようのこっちです(笑
    IEPもどきシリーズ拝見しました。
    息抜きしたいとき映画の話なら少しはお付き合いさせてくださいよ。
    yuukiさんとの映画談議はすごく楽しいです。
    ちゃにんぐテータム特集で、SLジャクソンの”コーチカーター”見ましたけど、中身は簡単なんだけど
    面白かったです。


    ”正しい日本語”大事にしなければいけないことなので気にして生活していますが
    じゃ何が正しい日本語なの?
    と、問いただされたとき正しい文法に正しい慣用句を使うこと。
    というと、”そんな古い言い回しみんな使ってませんよ”となります。

    NHKの言葉おじさんが、”言葉は常に変化します。だからみんなが使う言葉も正しいのです”のようなことを言っているのを見たとき
    ものすごく落胆しました。

    たとえば、”手に余る”って、10年前には広辞苑には載ってなくて”持て余す”とか”手に負えぬ”が正道だと思っていました。
    けど、さっきnet検索したらきちんとhitするんですよ。
    手に余ると目に余るを混同してきた結果だと思うんですが、まさに言葉おじさんのいう言葉は変化する。
    ということがこれだと思います。

    確かに、今私が使っている言葉も古い日本じゃ通用しないんですから..;


    mix●の庭育成ゲームが中国製で助詞の使い方がでたらめで、”洗脳?”って思えるくらい不快な思いをしたものです。

    あ、沖縄の子が言ってました”日本語ってむちかしい”

    確かに、簡単じゃないですねf^^;

    投稿: ベラカバンバ | 2013年8月 1日 (木) 09時55分

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    1. >ベラカバンバさん

      こんにちは~
      コメント&IEP関連の記事まで読んでいただいて、ありがとうございます。

       たしかに正しい日本語って、難しいですね。
       私が考えている正しい日本語は、不自然な感じがない日本語なので、「正しい」というよりは、スタンダードな日本語と言った方が的確かもしれません。
       でも、今度は、「じゃあ何がスタンダードなの?」ってことになってきちゃいますよね。
       
       映画のお話は、いつもベラカバンバさんに教えていただくことが沢山で、私も楽しいです。
       (マルコビッチやマイケル・ケーンが好きだったりで)偏った趣味の私に付き合ってくださってありがとうございます。
       「コーチ・カーター」ますます観たくなってきてしまいました。
       ジョナ・ヒルの「21 Jump Street」はどうでしたか?

      投稿: yuuki | 2013年8月 2日 (金) 03時19分

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    2. ベラカバンバ2024年8月24日 1:40

      テーマから外れちゃいますけど、21 Jump Street、ジョナヒルが製作総指揮もやってて脚本を書き直させたとwikiにありましたが
      そんな背景がくみ取れる映画だとおもいました。
      この映画自体は何も考えずに一編を見終えて”おもろいからまた見よ”と Brie Larson がかわいい(笑
      単純に楽しめたので 逆に、アメリカの実社会の中で鑑賞した時のネガティブな感想が気になるところです。

      ラスト近くにSLジャクソンの名前が出てくるのでこの映画の後にすぐCoach Carterを見ることができ
      改めてSLジャクソンかっこいいなと。
      『しあわせの隠れ場所』(原題: The Blind Side)と合わせて観ると、時代背景の差はあるでしょうが
      アメリカが少しだけ見えてきたような気がしました。

      投稿: ベラカバンバ | 2013年8月 2日 (金) 08時36分

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    3. >ベラカバンバさん

      お返事ありがとうございます。
       
      昨日図書館に行ったのですが、「コーチ・カーター」も「21 Jump Street」も見つかりませんでした。
      残念。
      貸し出し中ということもあるので、根気良く待ちます。
      「The Blind Side」はDVD持っているので、ちょっと観なおしてみます。

      投稿: yuuki | 2013年8月 3日 (土) 04時29分

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  2. モッチーヌ2024年8月24日 1:35

    日本語と英語のニュアンスの違いで悩むことってよくありますよね
    最近、今更ながら『使える英語』を習得したいと思って、アメリカ人の子どもが話す英語CDを聞いているのですが・・・
    日本語の勧める意味での「どうぞ」が英語の「Please」ではないことに今ごろ気づいて愕然・・・
    こんなかんじですから、怪獣くんの「弱くする」って言いたくなる気持ち、よーくわかります・・・(^^;)

    投稿: モッチーヌ。 | 2013年8月 1日 (木) 10時11分

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    1. >モッチーヌさん

      いつもコメントありがとうございます。
       
       言葉は難しいですよね。
      文法とかもあるけれど、言語は理屈じゃないですからね。
       日本人とアメリカ人のハーフでアメリカで育った子の日本語は、怪獣と同じような感じの子が多いです。
      「~したいですか?」と言う代わりに
      「~することが欲しいですか?」と聞くので、一度英語に直さないと話が通じなかったりします。

      投稿: yuuki | 2013年8月 2日 (金) 03時41分

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  3. Yuukiさんの日本語はブログ見る限り私よりしっかりしていると思いますc(>ω<)ゞ
    最近は日本の方が日本語が怪しい状態・・・かという私も例外ではないんですけどね
    (*´v゚*)ゞ

    投稿: Takumi | 2013年8月 1日 (木) 23時40分

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    1. >takumiさん

      コメントどうもです~

       私の漢字力は、携帯電話やPCの普及のお陰で、日本にいた頃から怪しかったし。
       最近は日本語が出てこなくて、英和辞典で日本語を調べて記事を書くこともあります。
      (子どもたちの祖父母も近況報告の代わりに読んでいるので、横文字は極力使わないようにしているんですよ。)
       

      投稿: yuuki | 2013年8月 2日 (金) 03時57分

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  4. こんばんは!
    9年ですか〜!
    忘れちゃいますよね。
    息子さんは忘れちゃうではなく覚えなきゃ!ですね。
    でも、海外にいる時のほうが日本のことを意識してる気がします。
    私の方が忘れてること多いかも…ははは!

    投稿: ミナゾウ | 2013年8月 2日 (金) 00時40分

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    1. >ミナゾウさん

      訪問&コメントありがとう~

       今年で9年目に入るので、まだ満8年にもなっていないんですけれどね。
       再来年になると、息子は日本で暮らしていた期間よりもアメリカで暮らしていた期間の方が長くなります。
       大人になったら「小さい頃は日本で住んでいたんだけれど…」って話すようになるのかなぁ~

      投稿: yuuki | 2013年8月 2日 (金) 04時03

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