Silver Linings Playbookは2012年のアメリカ映画。
ジャンルはロマンティックコメディ・ドラマ。
邦題は「世界にひとつのプレイブック」で、日本では2013年2月に公開されています。
この映画は、双極性障害のパット(主人公)を中心に、それを取り巻く家族や、周囲の状況を描いた作品。
精神疾患の患者を描いた作品ということで、注目された。
原題の中にある"Silver Lining"は、「逆境の中の希望の光、明るい見通し」という意味で、映画の中でも繰り返し使われています。
パット(ブラッドリー・クーパー)は、妻のニッキー(ブレア・ビー)の浮気の現場を見て逆上し、浮気相手を半殺しの目にあわせて、逮捕される。
(パットはその一週間前にも、妻と浮気相手が共謀して横領しようとしていると警察に通報し、それがパットの幻覚だったトラブルを起こしていた。)
逮捕後、双極障害と診断される。
パットは精神病施設で8ヶ月過ごして、投薬治療と医師のカウンセリングを続けて受けることを条件に退院し、父パット・シニア(ロバート・デニーロ)と母ドロレス(ジャッキー・ウィーヴァー)の住む家に帰ってくる。
(←上:パットの父と母
中:パット
下:パットの担当医Dr.パテル)
実家に戻ったパットは、自分の住んでいた家は売られ、妻のニッキーは引っ越してしまったことを知らされる。
双極障害を克服して妻と復縁したいパットは、連絡したりあわせてくれるように父母に頼むが、ニッキーへの接近禁止の命令がでていて、連絡先すら教えてもらえない。
妻を説得して接近禁止を解いてもらおうと焦るパットだが、説得どころか、薬を勝手にやめてしまったり、ちょっとしたことでノイローゼになってパニックを起こし、近所の人に警察を呼ばれてしまったりする。
(←上:ロニーとベロニカ
下:ベロニカの妹ティファニー)
そんなある日、パットは友人のロニー(ジョン・オーティス)の家にディナーに呼ばれる。
ロニーの妻ベロニカ(ジュリア・スタイルズ)はニッキーの友人。
ディナーにはベロニカの妹ティファニー(ジェニファー・ローレンス)も招かれていて、パットはティファニーに会う。
ティファニーは最近夫を亡くして、おまけに失業もしてノイローゼになっていて、精神科を受診している。
パットとティファニーはノイローゼを患うもの同士ということで、奇妙な友情が生まれる。
パットはティファニーに、ティファニーの姉を通して自分の書いた手紙を渡してくれるように頼む。
ティファニーは、ダンスの競技会に出るためパートナーを探しているので、ダンスのパートナーとして一緒に練習をすることを条件に、ニッキーへ手紙を渡すことを引き受ける。
パットはダンスのパートナーになることは嫌だったが、ニッキーへのコンタクトの方法が他にはなかったので、ティファニーの条件を飲んで競技会のための練習をすることに…
この作品は、2013年に開かれた85回アカデミーで、ジェニファー・ローレンスが主演女優賞を受賞した作品。
ジェニファーはこの作品の中では老けて見えるけれど、撮影時はわずか21歳なのに、ノイローゼ患者のティファニーをリアルに演じているところがすごいと思いました。
こんばんは
返信削除これ、借りたので早く観たいです
ジョニファーのファミレスでブちぎれる演技に期待
クリス・タッカーとか久しぶりにみました
投稿: ほぼ毎 | 2013年10月11日 (金) 22時41分
精神疾患患者を演じるのは ほかのどんな役より難しいでしょうね
返信削除息子の友人のお母さんも幻覚などで入院したりしたけど 家族は本当に大変です
世間的にまだまだ理解されていない現状のためにも こういう映画をもっと作ってほしい!
投稿: ★おきらく龍★ | 2013年10月12日 (土) 20時13分
>コメントくださったみなさん
返信削除コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません。
>ほぼ毎日さん
映画どうでしたか?
ジェニファーの演技すごかったですよね~
クリス・タッカーはぽっちゃりしていてはじめは気が付きませんでした。
>おきらく龍さん
ジェニファーとブラッドリーの演技良かったです。
DVDの特典映像で監督やプロデューサーが、
「精神障害についてもっと多くの人に知ってほしいと思って作った。」
と、コメントしていました。
投稿: yuuki | 2013年10月23日 (水) 15時21分