昨日の記事からの続き…
レイオフ通告以来、通常通り会社に出勤して業務をこなし、会社の規則で企業内の転職活動をし、(会社には内緒で)外部への転職活動を進めるという、多忙な日々を送っていた夫。
件のパワハラ上司は、夫の追い出しが確実になったと安心したのか、あからさまなパワハラの手を少し緩めてきた。
夫に外部機関へ通報されたり弁護士を立てて訴えられるのを恐れたのか、転職活動に協力するポーズをとり始めた。
協力はポーズだけで、実際は何もしないばかりか、下請けの企業の新卒レベル(給料半減)の求人の話を持ってきて、コンタクトを取るようにしつこく勧めて、企業内での転職活動をする時間を減らすなど、親切を装った妨害をしてくるようになった。
レイオフの原因がわかった時点で、その企業に未練なんて微塵もなくなっていた夫は、パワハラ上司の勧めに従うふりをしながら、ひたすら企業外の転職活動に力を入れていた。
ネットでの転職活動の他に、G.Tさんに紹介してもらった、求職ワークショップやカウンセリングをやっているS.Sさんに連絡をとって、直近のセミナーの予約もとった。
ネットでの求職活動はレジメを送ったりなど、面接に至るまでのいわゆる書類選考の活動しか出来ないが、S.Sさんの働いている機関の求職ワークショップでは、主に人対人での就職活動のノウハウに重点を置いたセミナーを開催していた。
夫がS.Sさんに連絡をとった時は、丁度11月のセミナーが終わったばかりで、次のセミナーは12月の頭にしかなかった。
S.Sさんに事情を話して、セミナーの前に面接になる可能性が非常に高いので、面接に備えてやっておいた方がいいことがあるかどうかを聞いたら、連絡した翌日に自宅まで来てくれることになった。
S.Sさんの話によると、企業の面接で一番最初に訊ねられる質問は、
「あなたについて話してください」
とか
「自分をどう思いますか?」
といった、類のものが最も多いそうで、
その質問に、2分くらいで短く自分を売り込むことができたら、面接官の印象がぐっと上がるということだった。
S.Sさんは、面接に備えて2分間の自分を売り込むCMを作るように夫にアドバイスして、もしも、セミナーの前に面接の予定が入ったら、(S.Sさんに)連絡するようにと言ってくれた。
結局、アメリカの人材会社(人買いさん)の紹介してくれた企業の面接は、セミナーの翌日だったので、面接にギリギリ間に合った。
求職セミナーは、5~6人の小グループで、一人一人が面接の模擬をやって、それを見ていた他の人が、感想を述べたり改善点をアドバイスしたり、近くの会社に突撃訪問して面接の予約を取ってくる活動をしたり、電話での話し方のアドバイスや、面接の時の服装、統計資料を使った求職の進め方(傾向と対策?)など、役立つ活動が沢山あったらしい。
夫が求職セミナーに参加して驚いたのは、夫以外のセミナーに来た人全員が、勤続年数が3年以下だったこと。
夫が「7年勤続している」と言ったら、アメリカ人は「長いね~」と、驚いていたみたい。
統計でも、アメリカ人は平均2~3年で転職を繰り返していると言うデータがあるそうです。
さて、求職セミナーの翌日は、ドキドキのアメリカで初めての面接。
面接の結果は…次回に続く…
2分で自己アピール・・・
返信削除日本人って苦手そう
就活って大変
投稿: Lino | 2013年11月29日 (金) 09時07分
>Linoさん
削除コメントありがとうございます。
お返事遅れてすみません。
アメリカ人でも、2分で自己アピールをするのは難しいと思います。
だから、ワークショップの人も事前に準備しておくように、勧めているのだと思います。
投稿: yuuki | 2013年12月 2日 (月) 23時20分
2,3年で転職を繰り返すアメリカ人てスゴイですね~
返信削除派遣だったら普通だけど、社員ですよね?
企業側も、経験者とはいえ教育にお金も時間もかかるのに
それでも社員を採るというのがスゴイ
もし私が面接官だったら、勤続7年の旦那さまが
最有力候補ですね~
投稿: モッチーヌ。 | 2013年11月30日 (土) 10時44分
>モッチーヌさん
削除コメントありがとう~
レスが遅くなってごめんなさい。
アメリカの企業は社員教育をしないんですよ。
教育しなくても仕事の出来る人を採用する。
だから、大学生も学生の間はコンビニのバイトではなくて、将来つきたい仕事に関連のある分野でインターンシップをして、経験を積むようにしています。
終身雇用制ではないし、勤続年数と昇給は全く関係がないので、現在働いている会社よりも、いい条件が見つかったら次々と転職することが多いので、勤続年数の短いことは日本ほど問題にされません。
投稿: yuuki | 2013年12月 2日 (月) 23時30分