2014年6月25日水曜日

リモデリング75
キッチン掃き出し窓の交換4
-開口部の処理-


 窓やドアの交換する時に、最も時間のかかるのが窓を取り付ける前の開口部の処理の作業です。

(←コーキングを剥がしているところ)

今回、新しい窓を取り付ける前にやっておかなければならないことは、

①開口部の掃除
②窓敷居が乗る土台部分を水平になるように調整する
③②の土台の防水処理
です。

一つ一つ順番に作業していると時間がかかるので、今回は①の掃除(コーキングを剥がす作業)は怪獣に任せて、②の窓敷居の土台部分をと私で進めることになりました。

 
 今回交換した窓の乗る土台は、外側(エクステリア)の部分がコンクリート製の板で、内側(インテリア)の窓敷居を固定する部分が2×4材でできていました。
(左の写真
写真の文字は窓敷居と書かれていますが、正確には窓敷居ののる土台です。)

 以前に交換したドアや窓の土台と同じように、防水処理がされていなかったため、木製の土台の一部が腐っていました。

 また、設置する新しい窓は、取り外した古い窓と比べると奥行きが深いので、深くなった分、床のタイルを削って調整する必要がありました。

(↑左:タイルを切り取る線をマーカーで引いているところ
右:切れ目から外側のタイルを剥がしていることろ)

②-1:奥行きに必要な幅を測って、タイルに印をつける。
広くしたい奥行き幅を墨つぼで印をつけ、(アメリカの墨つぼは墨の代わりにチョークを使っているのですぐ消えてしまうため)印の上をマーカー(マジック)で線を引く。)

②-2:つけた印のところでタイルをカットして余分なタイルを剥がす。
タイル用の刃をつけたグラインダーでタイルをカットして、切れ目から外側のタイルを剥がす。

 普通タイルの下は床の下地(ベースフロア)になっているはずなのですが、タイルを剥がしたら下からビニールタイルの床が出てきました。
(左の写真上)

 どうやら元々はビニールタイルだった床の上に、瀬戸物のタイルを貼ってリフォームしたらしいことがわかりました。
(道理で可動窓が外れなかったわけだ。)

 オリジナルのビニールタイルの床のままでは、まだ窓敷居の土台と段差があったので、ビニールタイルのついた古い床を剥がして段差をなくす作業をしました。

また、窓敷居の土台の板が一部腐っていたので、

②-3:土台の板の腐った部分を切り取って、新しい板と交換しました。

まず、最初に外側(エクステリア側)のコンクリート製の板を外します。

次に、腐った部分の2×4材を切り取って、新しい板と交換します。

交換した板とタイルを剥がした床の部分が、元々の土台のフレーム(2×4)と段差がなくなるように(水平になるように、レベル(水平器)で水平を確認しながらサンダーで削っていきます。
削りすぎに注意!

削る作業が終わったら螺子で新しく交換した土台板を固定します。

固定した後も水平が取れているか確認して、必要ならばサンダーをかけて調整します。

②-4:土台の隙間をモルタルで埋めて、コンクリート製の窓敷居の土台板を乗せる。
モルタル作業を終えて、コンクリート製の窓敷居の土台を乗せたら、レベルを使ってコンクリート製の板が水平になっているか、内側の土台の2×4との段差はないかどうかを確認します。

③窓敷居の土台板に防水テープを貼る。
窓敷居が乗る部分と左右のフレームの下から15㎝位の高さまで、連続して防水テープを貼ります。

防水テープを貼ったら、
「いよいよ窓の取り付けだ~ヾ(=^▽^=)ノ」
と、意気込んで窓をつけようとしたら、
怪獣が、
「糊を忘れているよ~ヾ(・・ )ォィォィ」
と、突っ込んでくれた。
「Σ(゚o゚;) ハッ!そうだ、糊(コーキング)がまだジャン!」
と、慌ててコーキングをぬることになった。

(←慌ててコーキングをぬっているところ)

③-2:防水テープの上にコーキングを塗る。

 今まで何度も窓やドアの交換を手伝ってきた怪獣、ただ言われるままに働いていると思っていたけど、ちゃんと手順を覚えていたことに感心した。

 

 

 

4 件のコメント:

  1. 怪獣君 GOOD JOB

    それにしても窓の交換だけでも大変なのねえ

    投稿: Lino | 2014年6月25日 (水) 08時30分

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    1. >Linoさん
       訪問&コメントどうもです~
       今回の交換は床が2重になっていたので、結構手間がかかりました。
       あとは、古い窓の土台がちゃんと防水されていたら、ここまで手間がかかることはなかったんですけれどね…

      投稿: yuuki | 2014年6月26日 (木) 07時31分

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  2. アールグレイ2024年9月21日 10:36

    いや~、手順をこうして説明してもらうと、なんてややこしい^^;
    ・・・いや、じぶんらも、家一軒建ててますけどね?けどやはり
     
    それにしても、アメリカのおうちは貸家でもどんどんリフォームしてよいのですね。
    漏れ聞くに、リフォームしてきれいにした方が高く売れるからとか・・・は、ほんとなんですね(@o@)

    投稿: アールグレイ | 2014年6月25日 (水) 08時53分

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    1. >アールグレイさん
       訪問&コメントありがとうございます。
       アールグレイさんはお家を建てた経験があるのですね。
      凄いですね~お風呂とかの左官の仕事はどうされたんですか?
       日本では建てたらそのままで、30年くらいたったら大規模リフォームをするか、建て替えしちゃうけれど、アメリカは定期的に設備をアップデートしたりリモデリングして住むのが主流です。
       ちゃんとリモデリングしてあると、買った値段+リフォーム代よりも高くで売れることもあります。

      投稿: yuuki | 2014年6月26日 (木) 07時31分

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