2014年8月25日月曜日

キッチンの掃き出し窓の修理


 2か月前に交換したキッチンの掃き出し窓に問題が発生。

(←交換直後の窓)

 外に向かって右側が固定窓、左側が可動窓なのだけれど、可動窓の開け閉めが非常に重いし、開け閉めする度に外側へ脱線する。
 可動窓についている滑車の高さが合っていないのだろうと思って、滑車を調整するのだけれど問題は解決しない。

 窓をよく調べてみたら、窓敷居の位置が外側に7㎜くらいずれていた。

(↑上:問題のある窓。
窓敷居が白い矢印側にずれて取り付けられている。
水色の矢印の先が固定窓と窓敷居のズレている部分。
下:同じタイプで、通常で問題のない窓。
固定窓と窓敷居の間のずれがない。)

 機械で組み立てている製品じゃなくて、簡易オーダーメイドなのに不良品。
出荷前に検品しろよ~
┐(´д`)┌

さすが、アメリカン・クォリティー

 こちらの取り付けのミスではなくて、完全な不良品なので、購入した店にクレームを入れに行った。

 購入した店は、
「メーカーのもんだいなので、メーカーに電話して」
と、メーカーの電話番号を渡してくれただけだった。

 メーカーに電話すると、翌週の土曜日(8月2日)に行くとの返事だったが、約束の日には現れなかった。
 メーカーの電話は月曜から金曜までの9時~4時までの間しか受け付けていなかったので、月曜日まで待って連絡を入れたら、その週の土曜日(8月9日)に行くとの返事。
 今度はいつくるのか、時間も聞いておいた。

┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
さすが、アメリカン・カスタマーサービス

 2回目の約束の日には、ちゃんと時間どおり修理の人がやってきた。

(←窓敷居を取り外したところ)

 以前、冷蔵庫の修理に来てもらった時に、予め電話でモデルナンバーとエラーコードを伝えておいたにも関わらず、冷蔵庫のエラーコードのみを確認して帰って行くということがあった。

(←窓敷居を付け直しているところ)

 どうせ今回も、どこが悪いのかだけを調べに来て、修理は後日になるのだろうと思っていたので、あまり期待はしていなかった。

 ところが、状況を説明して問題の窓を見せたら、暫く窓を動かしたりして調べた後に、
「窓敷居の位置がおかしいから修理をします。」
と、言って修理を始めました。

(←固定窓の窓枠の一部にシーラーを塗っているところ。)

まず、可動窓と網戸を外して、

固定窓の窓枠の一部を外して、

窓敷居をはずし、

窓敷居と窓枠の一部についていた古いコーキングをはずし、

(←窓枠の一部を隠し釘でとめているところ。)

窓枠についていた隠し釘を外し、

窓敷居にコーキングを塗って、正常な位置に取り付け直し、

窓枠の一部にコーキングを塗って固定窓の窓枠に接着したあと、隠し釘で固定。

可動窓と網戸を元に戻して作業終了。

「コーキングが完全に乾くまでの24時間は、窓敷居を踏まないでね~」と、注意を残して去って行きました。

修理に来てから、完了するまで20分弱。
手際の良さに感動しました。

(´c_` )ホー
アメリカにも熟練工はいるのね。

(←修理の終わった窓。
窓敷居と窓枠にずれがない。)

 修理の終わった窓は動きもスムーズ。
レールから脱線することもなくなりました。

 

 

 

 

8 件のコメント:

  1. よかったよかった

    その職人さんはメーカーさんの方なのかしら?
    フリーならいつでもお願いしたいですね

    投稿: Lino | 2014年8月25日 (月) 08時43分

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    1. >Linoさん
       訪問&コメントありがとう~
       来てくれた職人さんはメーカーの(多分修理専門の)人だと思います。
      長いことそのメーカーで同じ仕事をしていると話していました。

      投稿: yuuki | 2014年8月27日 (水) 07時00分

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  2. 鶴岡八幡宮2024年9月25日 12:03

    無事に修理されて良かったです!

    …何というか、この記事を読んで、「メーカーの対応能力や対応スピードに大きな差があるのは、個人の人格を尊重するアメリカ教育の故ではないか?」と感じました。

    画一的な人間を(多分、未だに)作ろうと教育する日本との違いが、いい意味でも悪い意味でも表れている象徴の一つかな?と。

    ”他民族+個人を尊重する教育=ふり幅の大きい企業サービス”

    だと感じた私は、ちょっと知恵が浅いですかね。

    投稿: 鶴岡八幡宮 | 2014年8月26日 (火) 10時09分

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    1. >鶴岡八幡宮さん
       訪問&コメントありがとうございます。
       サービスのばらつきは、会社によるのかな…と思います。
       長く勤められる会社だと、熟練した職人さんが多いようですが、待遇が良くない会社だったり、新しい会社だったりすると若い人や職務経験のない人が多いみたいです。

      投稿: yuuki | 2014年8月27日 (水) 07時00分

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  3. 好きです、アメリカンクオリティ!(笑)
    欧米のノリはユルくていいですね。
    逆に日本は職人の世界ですので、妥協が全くないし効率が悪いですね。(私のこと)
    そもそも仕事の意味が違うので比べたくないけど、きっと一生真似できないです。

    投稿: 松G | 2014年8月26日 (火) 13時19分

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    1. >松Gさん
       訪問&コメントありがとうございます。
       日本と比べると他の国は緻密ではないですよね。
       日本は元々技術力が高かったところへ、品質管理も徹底しているので、量産品の品質のバラツキが少ないので、安心して買い物ができます。
       こちらでは返品も頻繁ですが、返す手間や交換の手間などを考えると、日本式の方が効率がいいように思います。

      投稿: yuuki | 2014年8月27日 (水) 07時00分

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  4. 日本の常識は世界には通用しませんよね。私個人としては、日本レベルが世界標準になればとも思いますが、無い物ねだりです。オーストラリアに暮らす娘にも「豪」に行っては「豪」に従え、と言ってあります。

    投稿: ペリカン | 2014年8月26日 (火) 20時36分

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    1. >ペリカンさん
       訪問&コメントありがとうございます。
       アハハ…「郷に入れば…じゃなくて、『豪』に入れば…なんですね。」
       日本の品質管理やサービスが世界のスタンダードになる日は遠そうですね…

      投稿: yuuki | 2014年8月27日 (水) 07時00分

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