(↑Haunted Forestの入り口)
Tawas Point Lighthouseの帰りに、Frankenmuth(フランケンムス)に寄りました。
今回フランケンムスに寄った目的はこれ↓
Haunted House(お化け屋敷)ならぬ、Haunted Forest(お化けの森?)。
フランケンムスのダウンタウンから少し外れた所に、アドベンチャー・パークという。木登りとアスレチックが一緒になったようなレクレーションの楽しめる屋外の施設があるのですが、その森の一部にコースを作って、10月の毎週金曜日と土曜日(ハロウィンの日は除く)夕方6時から9時まで、お化けが出て脅かしてくれると言うもの。
(←木登りのコース
木登りのコースはライトアップされて夜12時まで営業していた)
Haunted Forestの料金は1人9ドル。
年齢制限が10才以上でした。
コースは、木登りのコースの外側を取り巻くように設けられていて、森の中の道の所々に、黒いついたてのようなコーナーがあって、そこでお化けに扮したアクター(俳優)たちが待機している。
コース自体の長さは短くて、速足で回れば5分くらいで回り切れてしまう。
(それに9ドルも払うのか…と言う疑問はないこともないが…)
(←コースにぶら下がっていた偽物の蝙蝠)
コースや黒いついたてのある場所の付近は特に念入りに、スプラッタや骸骨やミイラなどの恐怖系のアイテムで飾りつけがされていて、恐怖系のデコレーションには薄暗い赤や紫などの色付きの照明やフラッシュする照明でライトアップされて、暗い中でもお化けやホラーな飾りつけ見えるようになっていた。
お化けたちのメイクアップもかなりリアルだったし、黒いついたてのある場所付近は、不気味な音楽や音や悲鳴のようなものが流れていて、ホラームードは満点だった。
私たちが回った時間は6時を5分くらい過ぎたところで、まだ日没前で明かりが残っていて、コースもよく見えたし、お化けの出る場所(黒いついたてのある場所)もみてわかる状態だった。
にもかかわらず…
(←待機しているお化け)
黒いついたてや構造物の場所でお化けが出るのだと分かっていても、どんなお化けが出るのかはついたてを通り過ぎるまではわからない。
五月蠅いだけで、あまり怖くないものもいたし、動かないので飾りだろうと思って通り過ぎたら追っかけてくるお化けもいたりして、結構ドキドキした。
これが日没ご少し経った時間で、ついたての場所も分かりにくいくらい暗くなったら、コースを歩いていたら突然お化けが出て来るように見えてもっと怖かったのではないかと思う。
(←中でお化けが待機しているであろう構造物の入り口)
お化けの森アトラクション自体は満足の行くものだったのだけれど、アトラクションを回っている間に、怪獣と夫との間でトラブルが発生してしまった。
怪獣は小さい時からかなりの怖がりなのに、夫はわざと怪獣を一番先に行かせて、驚く怪獣を見て笑い飛ばすと言う意地悪をやったため、怒った怪獣に翌々日まで口をきいて貰えないという、親子断絶の危機に瀕してしまった。
怪獣はずっと、私に夫の文句を言ってくるし、かなり頭にきているよう。
ところが、心の理論に欠ける夫は、どうして怪獣が怒っているのかが全く理解できず、
「暫くすれば(怪獣の)機嫌も直るだろう。
放っとけばいいんだよ。」
なんて、見当違いの行動をとろうとしている。
(←コースを歩く夫と怪獣)
夫の態度がこんなんじゃ、永遠に怪獣との関係は良くならないだろう…
と、感じた私は、
「男の子にとって弱虫と思われるのはプライドが傷つく上に、それを更にからかって笑い飛ばされたら嫌だと思うよ。
怪獣はかなり怒っているから、謝って『もう二度とこんなこと(からかったり笑い飛ばしたり)はしない』って言った方がいいよ。」
と、勧めた。
ところが、変なところでプライドの高い夫は、自分に全く落ち度がないと思っているうえに、目上の立場の親が目下の子どもにどうして謝らなければいけないのか納得が行かないようだったので、
私は、
「謝りたくなければ謝らなくてもいいけれど、『次から同じ事はしない』事は言った方がいいよ。」
と、だけアドバイスした。
その後、夫は怪獣に次からやらないことを話しに行ったようで、怪獣の怒りも静まって元に戻った。
(←墓場とゾンビ
ゾンビはフェンスの向こう側に横になっていて、写真では首だけが見える。)
今回、夫の謝罪なしで事が収まったのは、相手が怪獣だったからである。
普通の人(定型発達の人)なら、このような謝罪なしで「二度と同じ事はしない」と言うだけでは、表面的に和解してもわだかまりが残るケースなのだと思う。
しかし、怪獣は謝罪という(人間関係を円滑にするシステムの)観念を上手く理解できていない。
怪獣(のような発達障害の人)は、心のこもった謝罪よりも「二度と同じ事はしない」という言葉の方に反応してしまう。
同じ事が起こらないならそれで十分だと感じるのだと思う。
定型発達の人なら、「二度と…」の言葉の信憑性を謝罪の有無やその時の態度などから判断するのだが、怪獣のようなタイプは、文字通りの言葉を鵜呑みにしてしまって、その言葉が信じるに値するかどうかの確認が苦手。
(というか、確認すると言う概念もあるのかどうか疑わしい…)
彼らにとって、言葉は文字通りの意味しかなく、裏や表がなく(建前と本音がなく)いつも真実なのである。
言葉に言外の意味も含めて使っている定型発達の人とは、たとえ同じ言語を使っていてもどうしてもコミュニケーションにズレが出てくる。
トラブルが起こるのは、定型発達の人も発達障害の人もどちらもその言語の使い方のズレに気が付いていないからなのだと思う。
謝罪やズレについて私の感じている事を説明すると長くなりそうなので、今日はこの辺で…
おまけ:
(←左:BBQソースと右:チーズスプレッド)
Haunted Forestを体験するために、フランケンムスまで行ったので、いつもフランケンムスに行くと買う定番の食べ物を買ってかえりました。
最初に行った時には、いろんなお店を回って商品を見たり味見したりしたのですが、2度目以降はどのお店に欲しい商品が売っているのかわかっているので、買い物に時間がかからなくなりました。
(←左:プレッツエルとデニッシュ)
言葉は言葉通りの意味しか持たない
返信削除ある意味わかりやすいし
その分傷つくこともあるんだろうなと
感じました
誰にでも言えるのは
人が嫌がることをしてはいけませんってことですね(;^ω^)
それにしてもそのイベント
私絶対参加できません
怖すぎます!!ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
投稿: Lino | 2015年10月27日 (火) 09時13分
>Linoさん
削除訪問&コメントありがとう~
(´∀`)ノ
うちの子は言葉の通りしかうけとらないので、曖昧な指示は実行されないし、冗談が通じないです。
冗談を言ったら、「これは冗談」と言っておかないと、その時に何も反応がなくても後でえらいことになります。
お化けの森は、日本のお化け屋敷とはまた雰囲気が違って怖かったですよ~
日本では、肝試しや怪談は夏の風物詩ですが、アメリカではハロウィンのシーズンなんですよね。
投稿: yuuki | 2015年10月29日 (木) 23時59分
長男が小さい頃から、家族みんながからかっては
返信削除「なんでからかうの?」の返事として
「あんたがかわいいからねぇ」
ということを繰り返したせいなのでしょう・・・次男や末坊をからかうことがやまない長男。
負けず嫌いな末坊は、すねて怒って、長男から距離をとるようになりました。・・・orz
これは、教育(?)の失敗例ですわ(;´д`)トホホ…
言葉を大事にする・額面どおりに受けとるということに気をつけると、けっこうスムーズにコミュニケーション取れるし、やって欲しい事も伝わるんですけどね。
それが難しいのも、発達障害の一面でもありますか。
親子(兄弟)断絶は、後を引くので手入れが必要ですね~
投稿: アールグレイ | 2015年10月27日 (火) 09時22分
>アールグレイさん
削除訪問&コメントどうもありがとう~
( ^ω^ )ノ
発達障害の子は言葉は文字通りにしか受け取らないし、一度インプットされてしまったプログラム(教育)は、自分なりの決まりに拘る性質があるので、なかなか訂正(変更)がきかないから大変ですよね。
アールグレイさんの長男君は、からかう事が愛情表現だと思っているのでしょうね。
うちの夫もそうなので、困っちゃいます。
投稿: yuuki | 2015年10月29日 (木) 23時59分