『A Street Cat Named Bob』は2016年のイギリスの伝記ドラマ映画。
ジェームズ・ブラウンの同名の本を元に作られた映画で、本は著者の薬物依存から抜けだした経験を元に書かれた作品。
邦題は『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』で2017年8月26日公開らしい。(この記事を書いている時点では未公開)
ジェームズ・ブラウン(ルーク・トレッダウェイ)はヘロイン依存症でホームレス。
ロンドンの路上でギターと歌のパフォーマンスで投げ銭をもらって生活しているが、収入はほぼ0でゴミ箱を漁って食料を手に入れるしかないこともある底辺の生活をしている。
ジェームズには父親がいるが、父は再婚して小さな子どももいて、再婚相手はジェームスを嫌っており、父もジェームズを煙たがっている。
ジェームズはある日ドラッグ仲間と一緒に打った薬物が原因で死にかけて、病院に搬送される。
病院で目が覚めたジェームズは彼の担当になるサポートワーカーのヴァル(ジョアン・フロガット)に、1回きりの過ちだったと告げて病院を出ようとするが、薬物依存であることを見抜かれ、ヴァルの監視下に置かれることになる。
ヴァルはジェームズは薬物依存から抜けることができれば、更生できると考え住む場所提供できるように奔走し、ヘロインの解毒のためのメサドンを処方して、定期的にヴァルとのカウンセリングを受けるようにジェームズに約束させる。
ジェームズが提供されたボロアパートに入った初日に、1匹の猫が迷いこみ、翌日アパートを回って飼い主を探すも見つからず屋外に放すが、夜には怪我をしてジェームズのアパートに戻ってきてうずくまっているのを見つける。
見かねたジェームズは、猫の飼い主探しの時に知りあった同じアパートに住むベティ(Ruta Gedmintas ルタ・ゲドミンタス)に相談すると、ベティはその猫にボブという名前をつけ、彼女がボランティアしている診察費が無料の獣医を教えてもらってそこへ連れていく。
ジェームズはその後獣医に勧められるままボブに去勢手術をした後、野良に戻そうとするがボブはジェームズにくっついてはなれず、仕方なくストリートのパフォーマンスに連れていくことになる…
この作品はタイトルにCatとついていたので、興味をそそられて図書館から借りてきました。
タイトルにCatとついているだけに、どのシーンも猫のボブの映像がいっぱいで、猫好きにはたまらない作品なのではないかと…
猫と映画が好きなら、お勧めの作品です。
もちろん、猫好きじゃない人でも楽しめる作品で、本を出版した時のサイン会でジェームズが
「友達のベティがいっていたのだけれど、『誰にもセカンドチャンスは与えられるけれど、そのセカンドチャンスを掴める人は少ない。』…」と、話すセリフがいいなぁ…と思いました。
(←著者のジェームズ・ブラウンと猫のボブ)
映画の中でボブを演じている猫はかなりカメラ慣れしてるなぁ…と思ったら、ボブ本人(本猫?)だそうで、本の著者のジェームズ・ブラウン本人も映画の最後の方で端役で出演しています。
これは面白そうだ!!^^
返信削除投稿: ファー民 ケイタ | 2017年8月27日 (日) 23時21分
>ファー民ケイタさん
削除こんにちは~
訪問&コメントありがとうございます。
ハリウッド映画みたいな特撮やアクションはないのですが、実話をもとにした作品で私は個人的にはいい作品だと思いました。
投稿: yuuki | 2017年8月30日 (水) 00時08分