2019年5月30日木曜日

デビルズ・タワー&ワイオミング州

(↑画像中央:遠くに見えているデビルズ・タワー)

 Urgent Care(緊急外来)は緊急とは言え、初診になるので、保険の確認などの手続きがあったり、元々の予約の合間に診てもらうため、結構時間が取られてしまいました。

(↑だんだん近づいてきた)

 デビルズ・タワーとマウント・ラシュモアは車で2時間くらいの距離なのだけれど、Urgent Careに寄ったのでデビルズ・タワーについたのは午後5時を回っていました。

(↑デビルズ・タワー・ナショナルパークの入り口)

 デビルズ・タワーはワイオミング州の北東にある岩山でナショナルパークになっています。
私たちが行った時間には入り口のお土産屋さんもしまっていて、車の通りも少なくも耳が痛くて観光どころではなかったので、入り口から写真を撮るだけで、ナショナルパークの中には入らなかったです。
 デビルズ・タワー・ナショナルパークの入場料は車1台25ドルで7日間有効(2019年5月現在)
クリスマスなどの特別な休園日以外はパークは24時間入場できます。
詳しい情報はデビルズ・タワー・ナショナルパークのサイト(英語)で確認してください。

 デビルズ・タワーは映画『未知との遭遇』でUFOが降りてくる場所に使われたことで有名です。
観光ができなかったのはとても残念でした。

 デビルズ・タワーに行った後、ワイオミング州を更に西へ進んでワイオミング州のキャスパーという町で宿泊しました。
ワイオミング州はアメリカで最も人口の少ない州です。
 主な産業は観光(イエローストーンやグランド・ティトンやデビルズ・タワーなどのナショナルパーク)と鉱業と畜産業。
私たちがハイウエイを走っていた時も、牛の放牧場と原油の油田と天然ガスのガス井があるだけで、人家は殆ど見られませんでした。

(↑原油を採油している油井)

(↑↓トイレ休憩で寄った、スウィート・ウォータ―郡のグリーンリバー)

 

2019年5月24日金曜日

マウント・ラシュモア&Urgent Care訪問顛末記

 フィールド・オブ・ドリームスのロケ地(アイオワ州)を訪れた後は、サウス・ダコタ州にあるマウント・ラシュモア(4人の大統領の顔が山に彫られた場所)に行くことにしました。

(↑アベニュー・オブ・フラッグズ)

アイオワ州の北西の角はサウス・ダコタ州に接しているのだけれど、お隣同士とは言えフィールド・オブ・ドリームスののロケ地はアイオワ州の南東でマウント・ラシュモアはサウス・ダコタ州の西側にあるので、750マイルくらい、移動に11時間くらいかかります。
 ノンストップの11時間なので、給油やトイレや食事などの時間も考えると12時間くらい。
移動だけで丸1日かかってしまうので、その日のうちに観光までは無理だろうという事で近くのラピッド・シティーに1泊して翌日マウント・ラシュモアに行くことにしました。

 マウント・ラシュモアはラピッド・シティから南西に車で30分くらいの場所にあります。
入場料金は無料でしたが、駐車料金に10ドルかかりました。
(詳しい情報はナショナル・パークのサイト(英語)を参照してください。)

(↑↓グランドビュー・テラスの下にあるビジターセンター)

 エントランスを入ると通路を進むとインフォメーションセンターとトイレ、次にギフトショップとカフェ(カフェでは名物のトーマス・ジェファーソンのアイスクリームを売っています)、アベニュー・オブ・フラッグズ(アメリカ50州の州の旗がかかげられている)、グランドビュー・テラス(テラスの真下がビジター・センター)、テラスの奥の下にひな壇式の屋外劇場があります。

(↑施設のマップ
マウント・ラシュモア・ナショナルパークのサイトより引用)

(↑マウント・ラシュモアのポケモンGOのジム)

 私たちが訪れた日は、前日と当日と翌日に雪が降ったりやんだりの風の強い日でかなり寒かったので、名物のアイスクリームは食べませんでした。
 もう少しゆっくり見て回りたかったのだけれど、旅行以前から耳が痛いと言っていたが旅行中に更に痛みが悪化して観光どころではなくなって、近くのUrgent Care(緊急外来?)に行くことにした。

 

Urgent Care (緊急外来?):


(←診察室)

 旅行の10日くらい前から、耳が痛いと言っていた
「旅行ではロッキー山脈越えもあるし、帰りは飛行機で戻って来るから旅行の前に耳鼻科に予約を取って診てもらったら?」
と、何度も勧めていたのだけれど、聞く耳持たずに出発の日を迎えてしまった。

 アメリカの診察は基本的に予約制。
日本のように飛び込みで外来診療を受けることは基本的にできない。
Urgent Careは飛び込みの外来を受け付けているクリニックだけれど、そこも自分が掛けている健康保険会社と提携していないと100%自費になる。

 だから、旅行の前に診察受けろって何度も言ったのに…
旅行が始まってすぐからずっと「痛い、痛い」と言っていて、痛いなら何か手を打つかと思っていたのだけれど、何もしない。

 マウント・ラシュモアに行く前日に泊ったラピッド・シティで、Urgent Careに行こうと言ったけれど行きたがらず、ホテルで「痛い痛い」と言って寝ているだけなので、怪獣が夜遅くに近くの24時間営業のスーパーまで行ってで痛み止め(アスピリンとイブプロフェン)やアイスパックを買って来た。
 翌朝もUrgent Careに行ってからマウント・ラシュモアに行こうと言ったけれど頑なに行こうとしない。

 マウント・ラシュモアは少し標高が高いところにあるので、行った後に更に痛みが増してしまったようで、運転もできないくらい酷くなってしまった。
 マウント・ラシュモアから次の目的地のデビルズ・タワーに向かう途中の町でUrgent Careを見つけたので、(私が)事情を話して診察を受けられることになった。

 Urgent Careの医師によると、耳管狭窄症ではないかということで、市販の耳垢掃除用の薬と点鼻薬とイブプロフェン(痛み止め)を買って使って、1日20回耳抜きをするように指示された。
 その後、ドラッグストアで指示された物を買う時も私まかせだし…

ε-(`Д´ #)ハァ‐

 忠告は一切聞かず、自分のことなのに何もせずに、誰かが動いてくれるのをひたすら待っているに、ほとほと呆れるとともに怒りすら沸いてきた。
 私が色々手配しても当然と思っているのか、文句は言っても感謝の言葉は一切ない。
次からは自業自得で放って置こうかと…

 

 

2019年5月21日火曜日

映画『Field of Dreams』ロケ地2

(↑室内ツアーの入り口になっているキッチン側の出入り口お勝手口?)

 室内のツアーはキッチン側の入り口からスタートします。
入り口で靴を脱ぐか、靴カバーを着けて室内に入ります。

(↑お勝手口から入ってキッチンとの間にある洗面台)

(↑主人公のレイが畑で声を聞いて戻って来たシーン。
キッチン側からお勝手口にかけてのショット)

 映画の中で主人公のレイが畑で声を聞いた後、家に戻ってくるシーンで↑の洗面台を使っているのですが、映画ではキッチンからのショットで洗面台が写っておらず、ツアーに訪れた多くの人が、「ここに本当に手洗い場があったんだ」(映画では写っていないので手を洗う演技をしているのかと思っていた人も…)とコメントするそうです。

(↑キッチン)

(↑映画のシーンの中のキッチン)

(↑ダイニング。
キャビネットやダイニングセットやラグが映画の撮影当時とは違っているがほぼ忠実に保存されている。)

(↑映画の中でのダイニングのシーン)

(↑リビングからダイニングをみたところ
勝手口からダイニングの入り口のところ(画像の左より)にガイドさんが写っている)

 ツアーのガイドさんは映画のゴーストプレーヤーが着ていたのと同じデザインの野球のユニフォームを着て案内してくれる。
私たちがツアーに参加した時のガイドさんは地元ダイアーズビルの出身で、映画が公開された1989年にはまだ生まれていなかったのに、映画やロケについては良く知っていて、ツアー客の質問などにもよく答えていたのには感心しました。

(↑2階に続く階段)

(↑ボストンに行くかどうかで口論になった階段でのシーン)

 ツアーは1階のみで、2階部分は現在事務所になっているので見ることはできませんでした。

(↑リビングの出窓からみた球場)

(↑リビングの出窓のシーン)

(↑ポーチのブランコ
映画撮影時に比べると植木などが大きく育っている)

(↑映画の中のポーチのシーン)

(↑ダイニングに飾られていたゴーストプレーヤーの写真とサイン。
ゴーストプレーヤーたちは皆ダイアーズビル出身で、元野球選手だった方たちだそうです。)

(↑リビングのソファーとテレビ)

 ツアーは30分くらいの長さで、ガイドさんによると訪れる外国人は日本とオーストラリアからの観光客が多いらしい。
ツアーのお値段は大人一人20ドルと高めだけれど、映画撮影時のトリビアやロケ地その後の話などがきけるので、参加する価値はあると思います。
 特にフィールド・オブ・ドリームスの映画のファンなら、ガイドさんに質問も色々できるので、ぜひツアーに参加するのをお勧めします。
私たちも、「あのシーンはこのアングルで撮影されたのか」とか、「あの窓はあのシーンに使われていたなぁ…」「ダイニングの窓は球場とは反対側を向いていたんだ…」とか、映画のシーンを思い浮かべながら回りました。
旅行から自宅に戻った後、もう一度DVDを見直して、リビングとダイニングはどう繋がっていたのかとか、キッチンとダイニングの位置関係とか、撮影時には冷蔵庫のマグネットや子どもの絵などもっと沢山の小道具が置いてあったとか、キッチンのキャビネットの中がシンクを挟んで右と左で逆になっていたとか、色々細かいことなども確認しながら観られて面白かったです。

 今年は映画が公開されて30周年記念という事で、6月、7月、8月、9月にかけて特別イベントが開催されるそうです。
詳しい情報はフィールド・オブ・ドリームス・ムービーサイト(英語)で見ることができます。

 

おまけ

(↑フィールド・オブ・ドリームスのロケ地にあったポケストップとケイコウオのAR画像)

フィールド・オブ・ドリームスのロケ地にもポケストップはあった。
けれど、私の使っているキャリアの基地局が近くにないからか、殆ど圏外でかろうじてお土産を売っているスタンドの周囲で電波が取れるくらいだった。

 

 

2019年5月18日土曜日

映画『Field of Dreams』ロケ地


 4月の最後の土曜日に、の卒業式に参加するために車での住んでいる州に出発しました。
車で行くことにした理由は、普段私が使っていたSUVをに卒業祝いとして譲渡するためです。
 車でいくのだから、途中いくつか観光地に寄って行くことにしました。

 最初に寄ったのがアイオワ州にある、映画『フィールド・オブ・ドリームス』のロケ地でした。
フィールド・オブ・ドリームスのロケ地はアイオワ州のダビューク・カウンティのダイアーズビルに保存されていて、野球場は入場料無料で通年解放されていて、お土産を売るスタンドは私たちが言った時は9時~18時の間営業していました(営業時間は季節によって変わるらしいです)。

↑こんな感じの道を走っていくと、Field of Dreams Wayの案内版が見えてきて曲がると中央線のない細めの道路へ…

↑しばらく走るとField of Dreamsの看板が見えてくるので左折

看板のところを左折して舗装されていない道路を走るとロケに使われた建物と野球場が見えてくる。

小さな川にかかった橋を渡って遂に到着~

ロケが行われた野球場

野球場から見たスタンドとロケが行われた家

(↑映画のロケの時にはなかったけれど、後で建てられたお土産などを売るスタンド。)

 家の中は1日数回の有料ツアーで見ることができ、お土産品などを売るスタンドで料金を支払って参加できる。
ツアーはフィールド・オブ・ドリームスのムービー・サイトのウェブページで、24時間以上前に予約することが勧められています。
 料金は、大人20ドル、シニア18ドル、軍人と退役軍人15ドル、子ども(18歳以下)12ドル、2歳以下無料。(2019年5月現在)

 私たちは24時間以上前に予約できなかったので家の中をみるのは諦めていたけれど、売店のおばさん(店員さん)が「今日はそんなにこんでいないから、今からでもツアーに参加できるわよ」と教えてくれたので、料金を払って参加する事にしました。

 長くなったので、家の中のツアーの様子は次回の記事に…

2019年5月15日水曜日

Mindset マインドセット「やればできる!」の研究
& 4月中の出来事など


  先学期に履修していたPsychology of Adjustmentのクラスで、self-improvement(自己啓発)を実践してレポートを書くという課題がでました。

 クラスメイトは『PTSDを克服してBBQパーティーをする』とか『学業成績を上げる』とか『煙草をやめる』とか『怒りをコントロールする』などの課題を決めて取り組んでいました。
 私の課題は『新年の抱負を継続する』で、毎朝朝食前にラジオ体操をすることと、毎日本を読むとことを5週間(課題を始めた日からレポート提出まで)続けてペーパー(レポート)を書くことでした。

 毎日本を読むというタスクで、キャロル・S・ドゥエック著の"Mindset -The New Psychology of Success "(邦題:『マインドセット「やればできる!」の研究』)を読んだのですが、面白かったのでリビューを書くことにしました。

(←日本語訳の本
楽天ブックより画像を引用) 

 著者のドゥエックは若い研究者だった頃、『人はどのように失敗に対処するのか』に興味を持って研究調査を始めます。
 ドゥエックは、難しい課題に生徒がどのように取り組むかを調べるために小学校へ行って、子どもたちにいくつかパズルを与えて解かせる実験をすることにしました。
 子どもたちに与えたパズルは最初のものは年齢相応に易しいもの、次のパズルは難しいもので、著者は子どもたちが難しいパズルを解くのにどのように振る舞うのか感情はどうなのかを観察していました。
 その時の様子を観察していて、子どもの多くは難しいパズルを与えられると、やる気を失って、唸ったり、汗をかいたり、苦労しながらなんとか失敗しないようにしようとしていましたが、中には、難しいパズルを与えると「僕、挑戦が好きなんだ!」とやる気満々だったり、嬉しそうに著者を見上げながら「ねえ、これって(新しい知識を提供するもので)私にとってためになるんだと思うんだけれど…」という失敗を恐れない子どもたちがいることに気が付きました。

 著者は、これらの失敗を恐れない子どもたちについて、実験をしたり他の研究者の論文を読んだりして研究して、人の思考には才能や能力は固定していて努力では変えることができないと考えるfixed mindset「硬直マインドセット」と人間の資質は努力によって伸ばすことができてその成長の過程に喜びを見出すgrowth mindset「しなやかマインドセット」の2つに大雑把に分かれていて、人はどちらかひとつに属しているのではなくて「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」の混合で場面や状態によってどちらかが強くでるのだという結論に至ります。

 この本では著者は「しなやかマインドセット」のパラダイムを持つことに肯定的で、それを「しなやかマインドセット」と「硬直マインドセット」の実例を挙げることで示しています。

 この本を読んでみて、以前に記事にした"kids are worth it!"(邦題:『子どもに変化を起こす簡単な習慣』)の親のタイプを「レンガ壁(支配や秩序に重きを置いた規則に厳しい)」「クラゲ(無秩序、ネグレクト、不安定)」「背骨(親が手本を見せて子供を励ます)」の3つに分けた考え方と似ているなぁ…と感じました。
(「レンガ壁」が「硬直マインドセット」で「背骨」が「しなやかマインドセット」にあたる)
 また、これも以前の記事にした"Nasty People"(邦題:『どこにでもいる「イヤな奴」とのつきあいかた』)の「イヤな奴(他人を卑しめることで自分の優越感を得る、自分の非は絶対に認めない)」と「生来の人(間違うことを恐れない、間違った時は直す)」の考え方にも似ているなぁ…
 その他にも、『七つの習慣』の著者が書いた『第3の案』の考え方と共通する部分もあり、いろんな意味で興味深い本でした。

 

 

4月中の出来事など:

 4月中は試験期間ということもあって、行事や食事会などはしませんでした。
唯一した食事というと、イースターの時(21日)にバイク仲間のIさんご夫婦を誘って簡単なイースターの食事をしました。

(↑イースターの食事に使ったテーブルデコレーション)

 イースターの3日後はファイナル(期末テスト)の予定だったので、特別にお客様を呼んでの食事会は予定していなかったのですが、イースターの前日にバイク仲間に声をかけたら、Iさんご夫婦が予定がないとのことで来てくださって5人での食事会になりました。

(↑イースターの食事)

メニューは、
・オムライス
・ハムのオレンジソース添え
・シーザー・サラダ
・ロールパン
・レモン・チーズ・パウンドケーキ(デザート)
を準備し、Iさんがおかずをもう1品持ち寄ってくれました。

 

SUV譲渡:


(←に譲渡したSUV
車全体が写った画像が見つからなかったので、以前の記事にUPした画像を使いました。)

 去年の夏、大学を卒業したの卒業式が5月の頭にあるという事で、家族で参加するために以前住んでいた州に行くことになりました。
 旅行に行く時に、我が家で使っている唯一のAT車のSUVに乗っていって、に卒業祝いとして譲渡して、帰りは飛行機で帰って来ることにしました。

 折角車でいくのだから、ついでに観光もしながら行こうという事で、行く途中に3か所観光スポットに寄ることにしました。

 次回からの記事では、ドライブ旅行の様子を書いていこうと思います。