2021年1月21日木曜日

バイデン新大統領就任式

 今日はバイデン新大統領の就任式でした。
6日の上下両院合同会議で死者5人まで出して騒ぎになったためか、今回は州兵や他州から兵士を招集して24万人態勢の中での就任式でした。
聴衆も(コロナの影響もあって)入場が制限されていて、中継の画面を見た感じでは警備のための兵士の方が多かったです。

 普通は前任の大統領も就任式に出席して政権を引き継ぐのですが、未だに負けを認めないトランプは出席を拒否。
152年ぶりの前任の大統領不在の就任式だったようです。
トランプは出席していなかったけれど、ペンス前副大統領は出席していました。

 メディアでは、カマラ・ハリスが史上初の女性・アフリカ系・アジア系の副大統領になったと盛んに宣伝していました。

 バイデン大統領の演説は、典型的な(トランプ以外の)歴代大統領の演説のようなそつのない演説でした。
(自分が)大統領の就任式に臨めたのは『民主主義の勝利だ』と述べて、演説の中で『団結(Unite)』『分断』が繰り返し使われていたことが印象に残りました。
 感情的なトランプの就任演説とは違って、お行儀のいい感じの演説で、教会で牧師(神父)の説教を聞いている気分になりました。
内容的には(しきりに6日の国会議事堂乱入事件に触れながら)テロと戦い民主主義を守る、国民一丸となって危機を乗り切るでした。
大統領になって最初の仕事は、コロナで犠牲になった人や患者の為に国民みんなで祈りましょう、と、呼びかけたことでした。

 あれだけ兵隊を投入して警備をさせた割には、平和にあっけなく終わってしまいました。
 4年前にトランプが大統領に就任した時も、過激なデモが起こるのではないかと心配されていましたが、その時も過激なデモはなく、今回も何もなく終わりました。

 

2 件のコメント:

  1. こんばんは!
    さて、お手並み拝見ですね。
    中国の100年マラソンのゴールは2049年です。
    中国は臥薪嘗胆で屈辱に耐え、下手に出て欧米や日本からあらゆる先進技術を盗み、自分の物にしてきました。
    アメリカと対等に渡り合えるまであと一歩と思っているでしょうね。
    中国は今年中に3隻目の航空母艦を進水させ、2025年には就役させるそうです。
    そうなると、中国も空母3隻体制が完成します。
    尖閣問題と言い、南シナ海問題と言い、オバマの対中融和路線が招いた結果です。
    日本としては、当時副大統領だったバイデンに責任を取ってもらい、今のうちに中国の帝国主義を叩き潰してもらいたいところですね。

    投稿: FUJIKAZE | 2021年1月22日 (金) 22時48分

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    1. >FUJKAZEさん

      こんばんは~
      訪問&コメントありがとうございます。

      バイデン大統領、就任したとたんにトランプのやったことを覆す大統領令にサインしまくっています。
      『メキシコとの国境に壁を作る』などの愚策を覆すのはいいのですが、『イスラム教の国からの入国禁止』など、国防に関わるものまで廃止にしています。
      フロリダのパイプラインの工事も中止しちゃったし、トランプに対して良い感情を持っていないのはわかるのですが、まともな政策もも中止するのはねぇ…
      (トランプの政策の多くは共和党の議員の発案したもので、まともな政策も結構ある。)

      アメリカは単独で中国を潰す力はないです。
      もしできていたらトランプ政権の間にできていたと思います。
      ヨーロッパと協力するという民主党の考えはある意味現実的だと思うのですが…
      日本などのアジアの国と協力する気があるのか、(今のところ)はっきりしないです。

      尖閣などの国境で有事があった場合、トランプは『劇場版ドラえもん』のジャイアンみたいに、条件反射で飛んできて対応するでしょうけれど、バイデンはトランプほど素早く動かないでしょう。
      援軍が来るまで、日本は自力で持ちこたえるだけの防衛力を持っておかないと危ない気がします。
       

      投稿: yuuki | 2021年1月25日 (月) 12時03分

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