2009年6月18日木曜日

じゃじゃ馬馴らし


ウィリアム・シェークスピア原作の喜劇をもとにした映画。
原題は"The Taming of the Shrew"
エリザベス・テーラーとリチャード・バートン主演、フランコ・ゼフィレッリ監督(ロミオとジュリエット1968年作と同じ監督)1967年劇場公開作品です。

これも、ヒューマニティーのクラスで課題になっていたので観ました。

小学校の頃、シェークスピアにはまっていたので、シェークスピアのほとんどの劇は日本語で読んで内容がわかっていたので、台詞の多くがシェークスピア時代の古い英語だったけれど、結構楽しめました。

私にとって「じゃじゃ馬馴らし」は、シェークスピア喜劇の中で2番目に好きな作品(1番好きなのは「十二夜」)だったので、どういう風に映画化されているのか興味がありました。

 映画は決められた時間内でストーリーを収めなければならないので、所々ストーリーは省略されていましたが、内容や配役はほとんど原作に忠実でした。

この映画アクションと言うか、物を多量に破壊するシーンが沢山あって、怪獣には見せたくない映画だと思いました。
ストーリーは短気で乱暴、誰の言う事も聞かないヒロインのキャサリン(エリザベス・テーラー)がヒーロー?のペトルーキオとほとんど無理やり結婚させられて、彼との生活で従順な淑女に変わっていくと言うストーリー。

原作で読んだ時はあまり感じなかったのですが、最後のシーンでかつて強情だったキャサリンが妹たちに従順さの大切さを説くのですが、これが何とも古臭くて現代の男女平等の習慣とはかけ離れていて違和感がありました。

2 件のコメント:

  1. 私も「十二夜」が好きです(^-^)
    学生時代に英語実習の教授がシェイクスピアが好きで「夏休み中にシェイクスピアの作品を1つ選んで日本語と英語で読んでレポートを書く」という宿題が出ました。
    私は「十二夜」を読んで原文と日本語訳で生じる微妙なニュアンスの違いを書きました(「十二夜」は短いし面白いから熱中できそうだからから)。
    皆さん「リア王」「ロミオとジュリエット」「真夏の夜の夢」などの真面目な作品をキッチリ分析して論じている中で「十二夜」で微妙な違いなんか書いていてもムリだ(:_;)
    と思って凹んでたら 教授が「十二夜を選んだ梓さんの感覚と繊細な感受性がいい…」とべた誉めだった(恥)

    後で知った話だけど 教授は十二夜がシェイクスピアの作品の中では一番好きらしい。
    私の評定は優でした(^-^)

    2009年6月19日 (金) 00時39分

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    1. >梓さん
       
      >私も「十二夜」が好きです(^-^)
       
      おぉ!
      お仲間だぁ~
      この作品と「お気に召すまま」は、日本人にあまり馴染みのない作品らしくて、話をしてもわかってもらえないことが多いです。
      双子の兄妹の話で、面白いのにね。
       
      私的にはシェークスピアは悲劇よりも喜劇の方が好き。
      「空騒ぎ」が映画化されているようだから、今度DVDを見つけたら観てみたいです。

      2009年6月19日 (金) 11時53分

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