アメリカの国内線は遅延は日常茶飯事で、多少フライトが遅れても理由は説明されない事が普通です。
(←映画「Cool Running クール・ランニング」より)
日本のように「天候不良のため」、「機体の整備に問題があったため」、「病人が出たため」
などのアナウンスもないし、発着時刻の掲示板にも「遅れ」などの表示はなく、便名と予定発着時刻と実際の発着時刻が表示されているだけだったりします。
遅延といえば…今回の一時帰国での出来事ではないのですが、3年前に一時帰国した時に「いかにもアメリカ(って言ったら、アメリカ人は怒るかも)、日本ではまず起こらないだろう」と、いう感じのフライト遅延の経験があります。
アメリカで小都市やローカルの空港は直行便ではなくて、経由便の経由地になることが多いです。
例えば、LA(ロサンゼルス)→メンフィス(テネシー)→シカゴ、など
私たちの最寄の空港も田舎なので、経由地の事が多くて3年前のその時も最終目的地ではなくて経由地でした。
その日は出発地を出発予定時刻どおりに出発。
ところが、経由地到着時刻を過ぎても、高度を下げて着陸態勢に入る気配が全くない。
5分過ぎ、10分過ぎ…
「普通に飛んでいて10分も遅れることなんてあるのかなぁ?」
と、不思議に思っていたら、機長からアナウンスが…
機長:「おっと!ゴメン。経由地に寄るのを忘れちゃった。いったん最終目的地まで行って帰りの便で経由地に寄ってもいいかな?」
--乗客全員:シーン--
--2,3秒間があって--
機長:「冗談だよ。今から経由地に引き返すから。」
--乗客:ため息と爆笑--
どうにか経由地の空港に着いたときは、予定の到着時刻より40分遅れていました。
「40分遅れたのに誰も文句を言う人はいないし、フライトの遅れをジョークにしてしまえるなんて、いかにもアメリカらしい出来事だなぁ。
これが電車が数分遅れただけでアナウンスのはいる日本だったら、なんとアナウンスするんだろう?
まさか『機長がうっかり経由地に寄るのを忘れたので引き返した』なんて言えないよなぁ~」
と、思いながら空港を後にしました。
それ以来、フライト遅延の理由には「病人が出たため」とか「前のフライトが遅れたから」等の避けられない表向き理由の他に、「機長のうっかりミス」なども含まれているのかもしれないと思うようになりました。
以前 グランドホステスをバイトでやってたケド 日本の航空会社では遅延理由と 遅れるおおよその時間は アナウンスしますね(^-^;
返信削除理由は「機材調整」がほとんどデス(本当の理由は違っていても)。
天候状況で欠航や遅延になった場合 賠償扱いにならないため 「到着地上空の磁場状態の不良」を理由にした事もありました(^-^;
投稿: 2009年9月15日 (火) 23時06分
>梓さん
削除やっぱり日本では「機長のうっかりミスで・・・」なんてアナウンスしないですよね。
アメリカ人に
「日本の鉄道のダイヤは秒刻みで、電車が事故などで遅れて仕事や学校に間に合わなかった場合は、鉄道会社が列車の遅延の証明書を発行してくれる。」
と、言ったら驚いていました。
日本ほど乗り物が時間通りに運行されている国も珍しいのではないかと思います。
投稿: 2009年9月16日 (水) 05時13分
一度だけ 機長のうっかりミスを公表した事がありました(^-^;
削除キャプテンが管制を無視して滑走路に入ってしまったんです(^-^;
小さいセスナが着陸するのが先だったので キャプテンは管制に叱られて 戻りました。
マーシャラー(駐機地点へ誘導する オレンジの団扇のようなモノを両手に持ってる人)のストップ指示を無視して更に前進したキャプテンは過去に何度か居るのですが(マーシャラーは猛ダッシュで避難)…管制を無視するのはあり得ない事なので 滑走路に行こうとするシップを見て 私たち地上スタッフも ビックリ!しました。
お客様はもっとビックリ!したらしく「飛行機自体に問題があるのか?」と騒いだ外国人がいたようデス(^-^;
投稿: 2009年9月18日 (金) 23時56分
>梓さん
削除管制官を無視して滑走路に進入なんて…
それはもう「うっかりミス」ではなくて、「もう少しで大惨事」ではないかと・・・
投稿: 2009年9月20日 (日) 08時34分