元々粗忽な性格のせいか、海外旅行での失敗(というかトラブル)は結構経験しています。
ブログネタ: 海外旅行の失敗談、教えて!
下手したら生命にかかわるような冷や汗ものの経験から、うっかりミスに至るまで色々なのですが、一番海外旅行らしい失敗と言えば、まだ私が独身で家族と一緒に台湾旅行に行ったときの経験です。
台湾では主に中国語(マンダリン)が話されているのですが、我が家の家族に中国語を喋れる者はいなかったけれど、「漢字の意味はほぼ一緒なんだから、いざと言う時は筆談すれば良いんじゃないか?」と気楽に旅行に出かけました。
私が風邪気味だったので、薬(多分葛根湯かなんか)を飲もうと思って、食事をしに入ったレストランで、日本語でお湯をくれるように頼んだのですが、当然通じるはずもなく…
「こんな時にこそ筆談だよね」
と、言う事で、
ナプキンにボールペンで「湯」と書いてウェイトレスさんに渡したら、分かったと言う顔をして奥へ行きました。
暫くして、ウェイトレスさんが戻ってきたのだけれど、お湯の入っているカップとは思えないほど大きなラーメンボウルのようなものを持ってくるので、なんだろうと思って運んできたものを見たら、具が沢山入った中華スープでした。
「どうやら、中国語で『湯』は熱い飲み物かなんかを指すらしいぞ。なんて書けば、日本語の『湯』が出てくるんだろうか?」
と、家族で相談した挙句、
「『白湯(さゆ)』って書けば、スープじゃなくてただのお湯が出てくるかもしれない。」
と、言う事になって今度は、「白湯」と書いて渡すと、出てきたのはナント!
コンソメスープのような具の入っていないスープだった。(;;;´Д`)
どうやったらお湯がもらえるのか考えたけれど、
もう、家族全員お手上げ状態で、┐(´-`)┌ダメダコリャ~
あきらめてテーブルの上にあった水で薬を飲みました。
「同じ漢字を使っていても、中国語ってやっぱり外国語だったのね。」
と、思い知らされた経験でした。
この話を、ESLのクラスメイトの台湾人にしたら、涙が出るほど大笑いされました。
彼女にどう書けばお湯がもらえたのか聞くと、そのへんにあった紙に
「熱水」
と、書いて見せてくれました。
「熱水って…Hot Water?」
もしかして、筆談するより英語で話した方が通じた?
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