去年(2011年)の8月は医者に行くことが多い月だった。
怪獣のキャンプの健康診断、永住ビザ申請のための健康診断と胸部レントゲン、娘の耳鼻科等、一月に6回も病院や医者にいった。
(←移民申請用のワクチン一覧早見表、2011年8月現在。
画像をクリックで拡大します。)
(2011年)8月現在は私と子どもたちのL2ビザの延長を申請中だったので、永住ビザの申請はL2ビザの延長ができてからになるのですが、娘が大学に通うために別の州に住んでいるので、娘がいる夏休みの間に必要な書類へのサインや健康診断を終えるようにと、2011年の7月の上旬に(移民)弁護士から書類が送られてきました。
書類を受け取ってまずした事は、移民の健康診断をしてくれる指定の医者のリストに連絡を取って料金を確認することでした。
移民申請の健康診断は自費で保険が使えないということと、アメリカでは医師によって診察や料金がちがうので、事前の確認が必要です。
最初は現在住んでいる市内にあるクリニックに電話で問い合わせたのですが、
「健診の料金は1人300ドル。
予防接種も(英語の)接種記録があっても関係なしに、必要なワクチン全部を接種(ワクチンにかかる料金は別料金)。」
と言うことだったので、
他の医者にいくつか電話で問い合わせをして、対応が親切そうな隣の市(夫の職場の近く)のクリニック(健診の料金95ドル、予防接種の記録は日本語でもOK、予防接種は必要な物のみ)に行くことにしました。
健診の内容は…
・ツベルクリン検査(2歳以上)
・血液検査(15歳以上)
・身長と体重と血圧(大人のみ)
・聴診や視診や触診などの簡単な検査
でした。
私と子どもたちは6年前の渡米時にツベルクリン検査を受けていて、胸部レントゲンも所見なしの記録を持っていたのですが、古い記録だったので(ツベルクリンで陽性になるのは確実なので)ツベルクリン検査は省いて胸部レントゲンのみ撮りなおし、夫はツベルクリン検査から受けることになりました。
(夫も陽性だったので、家族全員でレントゲン検査(別料金)を受けることになりました)
予防接種は、
子供たちはアメリカの学校に通うために必要な予防接種を受けていて、水疱瘡(Varicella)も日本で罹患していたので、移民ビザ申請のための新たな予防接種は必要なかったです。
大人のほうは、アメリカでの予防接種の記録はなし。
日本の記録も持っていなかったので、Td(破傷風・ジフテリア)とMMR(麻疹・おたふく風邪・風疹)の接種を受けました。
それぞれ、95ドルでした。
(水疱瘡は罹患歴があって受けないで済んだ。)
私はおたふく風邪にかかったことがなくて、抗体も持っていないことがわかっていたので、この機会にMMRが受けられたのは良かったです。
参考までに…
上の表のワクチン名と日本語訳
上から
DTP/DTaP:ジフテリア・破傷風・百日咳 (三種混合)
Td:ジフテリア・破傷風 (二種混合)
Hib:小児髄膜炎
IPV:不活性ポリオワクチン
MMR:麻疹・おたふく風邪・風疹
HepatitisA:A型肝炎
HeBatitisB:B型肝炎
Varicella:水痘
Pneumococcal:肺炎球菌結合ワクチン
Influenza:インフルエンザ
Rotavirus:ロタウィルス
Meningococcal:髄膜炎菌
年齢によって受けるワクチンの種類が決められているので、表に載っているワクチンを全部接種することはないけれど、1歳台の子どもは接種が義務付けられているワクチンの数が最も多くてインフルエンザの季節には10種類ワクチンを接種していないと移民申請ができない。
大人で良かった。
余談:
私たちが健診に行ったクリニックは、働いているスタッフが移民して来た人が多くてインターナショナルな感じでした。
私が大学でソーシャル・ワークを勉強していることを知ると、丁度ソーシャル・ワーカーを探していたらしく、興味を持っていろいろ質問をしてきましたが、
暫くは休学中で、卒業までにまだ時間がかかりそうなことがわかるとがっかりしたようでした。
何だか大変そうですね( ̄Д ̄;;
返信削除1歳台の子供だと10種類近くもワクチン接種しないといけないんですか!!
1度にそんなにたくさん大丈夫?って少し心配になってしまいますね。
投稿: 2012年5月20日 (日) 10時04分
>takumiさん
削除日本の子どもなら、1歳までには大体の子がポリオも3種混合もMMRも(人によっては水疱瘡も)受けているだろうから、残りを受ければいいのだろうけれど、それでも多いですよね
アメリカでは年齢に応じた予防接種のスケジュールが組まれていて、予防接種を受けないと学校へ行けなかったりするので、日本からアメリカの学校に転校する時は一度に複数の接種されることもあります。
と、いうか一度に複数接種が普通みたいです。
投稿: 2012年5月21日 (月) 00時41分